ヘルシンキ国際空港はフィンエアーのハブ空港ですが、ここのノンシェンゲンエリアにあるプレミアムラウンジではフィンランドサウナを利用することができます。
世界広しと言えども、空港のラウンジにサウナがあるのは、ここヘルシンキ国際空港だけでしょう。
今回のヨーロッパ出張では、2回プレミアムラウンジを使う機会がありました。このうちの1回、サウナを体験。もう1回の利用とあわせて、その様子をご紹介します。
■1回目の利用(2017年10月7日)
成田発のAY72便から、マンチェスター行きAY937に乗り換えます。シェンゲン協定非加盟国への乗り継ぎなので、保安検査のみ。難なく通過して、AY937便の出発ゲートを確認します。
AY937の搭乗まで約2時間半あったので、フィンエアーのラウンジを訪れてみようと案内板を探したのですが見当たらず。
仕方なく、近くにいた空港案内の女性の方に場所を聞きました。ラウンジは搭乗ゲート34へ向かい、左折して搭乗ゲート50~60の方向へ進んだところとのこと。乗り換え保安検査場付近にラウンジの案内が欲しいところです(単に見つけられなかっただけかもしれませんが)。
カウンターで搭乗券とJALダイヤモンド会員の会員証を提示します。OWエメラルド会員なので左のプレミアムラウンジへ進みます。
入口のそばにフードコーナーがあります。壁の飾られたワインの瓶がオシャレ。
フードを見てみます。ピンチョスなど。器はiittalaのガラス製。
ショットグラスに入っているのはフィンランドのジュースだったかと思うのですが、名前を思い出せず…
フィンエアーの機内でいいだけ食べたので、赤ワイン(メルロー)だけをいただきます。
天井の照明や壁のカーテンの演出に凝っていて、照明は時間とともに色が変わります。また、カーテンも映し出される模様が変わる仕組みになっています。
この日はサウナは体験せず、ワインだけで時間を過ごしました。なお、ヘルシンキ国際空港は、16:00以降出発便が重なるため、ラウンジも激混みに。特に、成田、関西、名古屋、福岡と日本行きの便が重なるため、ラウンジは日本人だらけでした。
■2回目の利用(2017年10月17日)…サウナを体験
2回目は仕事を終え、オーストラリアに帰国するためのJAL414便搭乗前に利用。前日ヘルシンキ市内に宿泊、チェックインを終えてサウナに入る気満々で訪れました。
1回目同様、入口で搭乗券を見せて入場。サウナへはプレミアムラウンジの入口手前を右折するとアクセスできます。
なお、サウナはシャワー室とともにフィンエアーラウンジ、プレミアムラウンジ両利用者が利用可能です。
ロッカーは施錠できるようになっています。荷物、服から貴重品まですべてロッカーにいれます。
ここで注意しなければならないのは、サウナはUnisex=混浴であること。なので、男女とも水着を着用、もしくは備え付けのバスタオルを巻く必要があります。
素っ裸はNG。なお、水着はカウンターで有料でレンタル可能と聞きました(私はバスタオルを巻いて入りました)。
入ってすぐ左にあるシートを1枚取ります。これをお尻に敷いて座るのがフィンランドのサウナの入り方。
左の扉を開けると中がサウナになっています。左側がストーブ。
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- 入った左の柱にあるボタンを押して、ストーブの上部扉を開けます。
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- 写真にあるバケツに水を汲みます(外に蛇口あり)。
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- 柄杓で水を汲み、ストーブの上部にぶっかけます。
- すると水蒸気が上がり、部屋の温度が一気に上がって暑くなります。
上段に座った方が暑くなるのが早いです。水を一気にかけすぎると暑くなりすぎるのでご注意を。
日本のドライサウナとは異なり、ウエットサウナなので、皮膚が焼けるように熱くなったり、息苦しくなったりすることもなく、快適に入れるのがフィンランド式サウナのいいところ。
たっぷり汗をかいたら、サウナ室にあるシャワーもしくは更衣室にあるシャワーで汗を流します。
(サウナ室のシャワー)
シャワーを浴びてもややしばらく汗が収まらなかったので、備え付けのスリッパをはいて、廊下で水分を取りながら椅子に座ってしばし休憩。うちわか扇子を持参するといいかも。
帰国前にサウナでさっぱりした後は、おいしくシャンパンをいただきました。そのときの様子はまた後日。
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