オーストラリアから日本帰国時のワインの送付方法

オーストラリアの滞在も、残すところ1か月となりました。引っ越しの準備も少しずつ始まっています。

引っ越し荷物は、元々家具・家電を前任者から引き継いだこともあり、さほど多くはありません。それよりも、日本では通常手に入らない「ワイン」を何本までどう運ぶか、こちらのほうが課題でした(そんなのでいいのか??(笑))

今回、ワインの輸送に関して、運送会社さんといろいろとやり取りをしました。ようやくまとまったので、参考までに備忘録的に記載しておきます。

なお、内容は2018年10月現在、メルボルンからの輸送という条件で記載しています。
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■日本へのワインの輸送方法

一般的に、社命による異動での帰国の場合、荷物は航空便と船便の2つの方法で送ります。

メルボルンからだと、到着までの日数は、航空便は10~14日、船便は1.5~2か月といったところでしょうか。なので、帰国後すぐに必要なものは航空便、家具や急ぎでないものは船便になります。

私の会社の場合、航空便、船便とも家族構成により航空便は重量、船便は容積の制限があります。ワインは、それぞれの制限範囲であれば、いずれの方法でも送ることができますが、次の点に注意が必要です。

<航空便>
・重量制限があるので、本数制限が出る。

<船便>
・赤道を越えるので、品質が変わってしまう可能性がある。

ワインにこだわりがないのであれば、いずれの方法でもよいのですが、私のように好みのワインを、中にはちょっと高価なものも織り交ぜてたくさん送りたい、という場合には、いずれの方法もいまひとつで、うーんとちょっと首をかしげてしまいます。
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■私費にて別送品として送付

引っ越し担当の方の話では、赤ワイン、白ワイン、いずれも温度管理ができた状態で送るのが良いのだが、白ワインは船便でも概ね大丈夫とのこと。白ワインと赤のデイリーワインは船便に積むことにします。

一方、ちょっとこだわりを持って集めた赤ワインは、航空便で送りたいところですが、本数が60~70本もあるため、会社の指定枠ではとても収まりません。
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■ワインジェットパック

そこで見つけたのが、日本通運オーストラリアに引っ越し別送品として、航空便にてワインを送付することができる「ワインジェットパック」。これを利用して一部私費にて送付ことにしました。

この場合、送付する(輸入する)ワインはすべて個人の飲用に限定され、本数は最大60本まで、かつ海外市価の合計が30万円を超えないものとするとあります。確認したところ、市価についてはAUDではなく、日本円とのこと。円高だと高額ワインも多く送付できることになります。

料金はHPに記載の通りですが、1ダース$170、3ダース$360、上限の5ダースは$510。いずれも成田空港到着での価格とのこと。

<注意点>
・成田空港税関では、同伴家族の人数に関わらず1回の輸入(=手荷物+ジェットパック+船便の合計)が52.5L(=750mlx70本)までの制限がある。この本数を越える場合は別途「確認願」の届け出が必要。

確認届がどういうものかは分かりませんが、基本的にトータル70本までとのことです。
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ところが、この本数制限、到着する(=扱う)税関が異なると、対応が異なるとのこと。私の場合は赴任地の都合で成田ではない他の空港税関扱いとなるため、航空便でワイン60本、船便で上限50万円分までとの連絡がありました。

最終的に、赤ワイン60本をジェットパックで、残りの白ワイン+赤のデイリーワインを船便で最大50万円分まで送ることができそうです。

まあそうは言っても船便3ダース程度で、合計約100本くらいを送ることになりそうです。

■まとめ

引っ越しの際、オーストラリアから日本に送ることができるワインの本数は、次のようになります。

・航空便の場合は60本まで。

・航空便が成田空港到着の場合、船便は10本まで(合計70本)。

・航空便の到着空港が成田空港以外の場合は規定が異なる。

なお、船便のみの場合は海外市価50万円まで詰めるとのことでしたが、これも着地によって異なる場合がありそうなので、要確認です。

最後に、ワインを送った場合、総量に対して3本までが非課税、残りは関税の対象になります(750mlのワイン1本あたり150円くらい)。

また、帰国時、別送品申告書2通を作成して、必要な手続きを取る必要があります。

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コメント

  1. タヌキ猫 より:

    ぱぴるすさん、こんにちは!!

    すみません、てっきり来年10月までかと
    思ったら、来月というか今月だったんですね!!

    そりゃ~忙しいですよね~失礼しました。
    てっきり、来年10月だったら、

    再びのメルボルンでなんて思っていたのですが…。
    ワインの輸送方法については
    以前、お話をされていて、備えておいて
    良かったですよね。

    送られるのはワインのみでしょうか?
    有楽町のビックカメラには、
    随分と立派なワインセラーが並んでいますので

    これをおっしゃった数分、収納できるもの
    となると…相当するんだろうなぁ~
    なんて、いつもビックカメラに行くたんびに
    思っています(笑)

    となると、しばらくはブログ更新どころでは
    ないかもしれませんね…。

    カンタスのA380 メルボルンでしたか。
    それなら、なおさら、カンタスでって
    タヌキ猫なんかは、こんな時だからこそ
    なんて思っちゃいますが(笑)

    そりゃ~直行便がいいに決まっているのですが
    比較してみたいと思ったらねぇ~

    この辺も飛行機好きというか
    旅行ブロガーといいましょうか…。

    タヌキ猫でした。

  2. ぱぴるす より:

    タヌキ猫さん

    はい、そうなんです。今月末に帰国です。

    セラーですが、オーストラリアでは、日本からもって来た6本入り1つを使っているだけで、あとはウォークインクローゼットに常温で保存していました。結構冷涼なのでそれで十分かと。

    さすがに日本に戻ってからは常温とはいかないので、セラーを買うと思います。いつもビックカメラでご覧になっている中から1つ。まだこれ!と決めたものはないですけどね。冷却方式で値段が異なるので、どうするか、ちょっと考えますが、ブームも手伝って以前よりは安くなりましたね。

    やっぱりA380かなぁ、、、ブログ的にもそうだよなぁと決めかけたのですが…はい、続きは明日の記事にて。

    タヌキ猫さんがタスマニアに来られる途中で時間があれば…なんて思っていたのですが、実現できず残念です。というか、今はシアトルに傾いているかもしれませんが…また、日本でオフ会で来たら幸いです。

  3. こたつ猫 より:

    ぱぴるすさん今晩は
    >日本でオフ会で来たら幸いです。
    関東地方で開かれるなら、まぜて欲しいにゃ
    「同じ釜の飯を食う 」
    同じJAL国際線ファーストクラス席の料理を食べた
    と言う事で(^0^)

  4. ぱぴるす より:

    こたつ猫さん

    次の勤務地が東京ではないので、なかなか難しいかもしれませんが、機会がありましたらぜひに。