ヒースコート地区には約60軒ほどのワイナリーがありますが、そのすべてが常時Cellar Doorをオープンしていて試飲ができたり、ワインを購入できたりするわけではありません。
週末だけのCellar Door Openだったり、あるいはアポイントメントがないと開けてくれないワイナリーもあります。
私がヒースコートを訪れるのはおおむね週末なので、週末だけあいているワイナリーは特に問題がないのですが、アポイントメントがないとダメというワイナリーは、非常に訪問しにくいのが実情です。
そんなときは「Heathcote Wine Hub(ヒースコートワインハブ)を訪れます。
ここは、ヒースコートで生産されるワインを数多く(180種類ほど)扱っており、実際にワイナリーに行かなくても、ここに行けばかなりのワインを手に入れることができます。
昨日、ヒースコートを訪れた際、ひさしぶりにこのワインハブに立ち寄りました。今日はこのワインハブを紹介します。
お目当てのワイナリーがクローズ!
昨日は、まず以前にも紹介したSanguine Estate(サングイーン・エステート)を訪問したのですが、なんと、「Open by Appointment」の表示が…
あとでほかのワイナリーで聞いたのですが、近郊でミュージックフェスティバルが開催され、そこに出店していて留守だったからだそうです。
せっかく遠いところヒースコートまで来たのに、最もお気に入りのワイナリーのワインが買えない…
Wine Hub(ワインハブ)に行ってみる
そんなときは、市内にあるワインハブに行ってみます。以前、サングイーンのお目当てのワインを置いていたことがあるのを思い出し、覗いてみることにしました。
中に入ってみると…ありましたありました。お目当てのPROGENY Shirazのニューリリース2014年もの。通常は1本25ドルなのですが、6本買ったら1本20ドルにおまけしてくれるとのこと。これはずいぶん大盤振る舞いです。
試飲を勧められ…
店員の方に梱包をお願いすると、ほかにも試飲できるけど飲むか?と言われ「Absolutely(もちろん) 」と返事。試飲させていただきました。
ここでは、24種類のワインの試飲が可能で、赤が8種類、白ほかが16種類試飲できます。もちろん、赤の試飲を希望。写真のような感じで試飲できるワインが並んでいて、店員さんにお願いするとグラスに少しついでくれます。店内にはカフェもあるので、お金を払うとグラスワインとしても提供をしてくれます。
結局、今年初リリースとなったワイナリーのワインがなかなか安くておいしかったので、1本追加で購入。試飲を勧めた店員さんの目論見通りになりました(笑)。って毎回こうなのですけどね。
こちらは白ワインの試飲コーナー。シャルドネ、ヴィオニエ、ソヴィニョーンブランなどの試飲が可能でした(すでに白とロゼをあわせて6本購入していたので試飲しませんでした)
何かと便利なワインハブ
ワインハブの建物はかなり古いのですが、またその古さがいい雰囲気を醸し出していて好きです。
このワインハブは、いわばアンテナショップのような存在で、お目当てのワイナリーがクローズしていたり、ワイナリーをめぐる時間が十分に取れないときは、非常に便利です。また、異なるワイナリーのワインが同時に試飲できるので、新たなワイナリー探しにも重宝します。
ワイナリーで作り手さんとフェイストゥーフェイスで語り合えないのがちょっと残念ですが、1か所でいろいろなワインが楽しめるのも、また楽しみだと思います。
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