ポートキャンベル(Port Campbell)から12使徒へ向かう途中に、「ロックアード・ゴージ」という入り江があります。
この入り江は、1878年、イギリスの帆船「ロックアード」号がメルボルンを目の前に深い霧の中、巨大な岩にぶつかり沈没、助かったトムとエバの2人がこの入り江にたどり着いたという伝説の場所。実際にビーチまで足を運ぶことができるをこの場所を訪れました。
宿泊したポートキャンベル(Port Campbell)からメルボルン方向へ車を走らせます。北海道の釧路から根室へ向かう海岸沿いの道を思わせる見通しの良い開けた道です。
10分ほどで「ロックアード・ゴージ(Rock Ard Gorge)」の看板があるので左折。駐車場に車を止めて、まずは船が難破した場所を見渡せる岬に向かいます。
この日も風が強く、激しい波が崖に打ち付けていました。よく見ると、ここにもアーチの岩があります。
いったん駐車場に戻ります。駐車場で見つけた、難破した「ロックアード号」の航跡と遭難が書かれた説明。52人の尊き命が奪われたそうです。
今度は入り江に降りてみます。降りる階段を撮影しておけばよかった…
入り江はまるでプライベートビーチのよう。そして巨大な崖の高さに驚かされます。
入り江を撮った写真を白黒にしてみました。雲が多い天気だったので、逆に白黒の方が昔をしのばせる雰囲気でいい感じ。
今は階段があるので、この入り江には簡単にアクセスできるのですが、190年前、この入り江にたどり着いた二人はどうやって崖の上を登ったのでしょう?入り江に立つと、この巨大な崖に囲まれた入り江を作った自然の力のすさまじさを感じることができます。
この入り江、映画「紅の豚」の主人公「ポルコ」のアジトのモデルでは?という説があるそうです。今度DVDでそれっぽいかどうか確認にしてみようかと…
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