メルボルンのシティからちょっと離れた海岸に、「Brighton Beach(ブライトンビーチ)」というビーチ(=海水浴場)があります。
ここの面白いところは、ビーチにユニークなデザインが施された小屋が並ぶ風景。青空をバックにした小屋の写真は有名ですが、早朝の絵を写してみたくなり、ちょうどメルボルンに泊まる機会があったので出かけてみました(2017年3月18日撮影)。
ブライトンビーチは、メルボルンCBDからSandringham(サンドリングハム)線の電車で約20分ほど南に行ったところにあります。
朝5時過ぎ、Flinders Street(フリンダースストリート)駅にやってきました。Sandringham行の始発電車に乗ります。
電車、トラムに乗るときに便利なMykiカード。Suicaみたいなもんです。これを改札でかざして乗り降りしますが、面白いのは距離と時間が併用になっていること。一定時間以内なら、何回乗っても最初に払った料金で乗り降りできる、日本人にはあまりなじみのないシステムです。
一晩中メルボルンで遊んでいた(飲んでいた)と思われる若者がチラホラ乗っているだけで基本ガラガラの車内。日本の始発電車と同じ風景に苦笑。
降りるときはドアを手で引いて開ける旧型の電車。新型はボタンで開け閉めします。いずれも日本のように黙って立っていれば自動で開くことはありません。それを知らないで扉の前に立っていると、変な顔されます(笑)。閉まるのは自動です。
こうしてBrighton Beach駅に到着。と、ここで電車にスマホをケースごと置き忘れてしまうという大失態発覚。駅員さんに聞いたら、隣の終着駅(Sandringham)の駅員室に届いていると。なんとやさしいオージーの方!拾って届けてくれてありがとうございます。次の電車で取りに行って戻ってきました。
Brighton Beach駅の駅舎。レンガ造りの歴史感あふれる駅舎です。
駅前の右に曲がり、しばし歩くと…駐車場があり、その下に小屋が見えます。
日の出は7時過ぎ(夏時間です)。薄明るい空をバックに撮影開始です。
思い思いのデザイン。見ていて楽しいです。これらは1860年代からあったとか。電気も水もない、海水浴場の更衣室として利用されています。もちろん普段はオーナーによって施錠されているので中の様子をうかがうことはできません。オーナーになるだけでン千万するとか…
早朝に行ったのですが、小屋の周りには深夜まで宴会をしていた残骸がたくさんあり、それを車で回収するおじさんがいて…観光資源を守ろうとする取り組みが行われていました。
Brighton Beachからは遠くメルボルンCBDを望むことができました。
夏のハイシーズンの昼間は、海水浴客と観光客でかなりの賑わいになります。少し静かなブライトンビーチを楽しむのであれば、冬や早朝がお勧めです。
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