前回1月26日のフライトから約半年が経ちました。この間、新型コロナウイルス、いわゆる「Covid-19」の影響で、緊急事態宣言が発出、都道府県をまたぐ移動が大幅に制限されたのは記憶に新しいところです。
5月25日に緊急事態宣言は解除。更に7月22日からはGO TO トラベルキャンペーンも始まり、ようやく人も経済も動き始めるかと思いきや、感染者が急増、一部の都道府県ではいくつかの自粛要請も出始めており、本格的な旅を楽しむのはまだまだ先といった感があります。
さて、そのGO TO トラベルキャンペーンが始まる約2週間ほど前の7月10~11日にかけて、所用で札幌へ行きました。
往路はHND→CTSの直行、戻りはCTS→FUK→HNDで久しぶりのフライトを満喫。その様子を、「コロナ禍のフライト」と題して搭乗記にしてみます。
■半年ぶりの羽田空港
2020年7月10日朝6時半過ぎ、半年ぶりに羽田空港第1ターミナルにやってきました。駐車場の関係で南ウイングからターミナルビルへ。平日の早朝ですが、出張に行くサラリーマンの姿は少なく、キャリーケースを引いた旅行者が目立ちます。
JGC専用カウンターがリニューアルされ、ちょっと雰囲気が変わりました。ファーストクラスカウンターとともに列ができています。「修行」のせいでしょうか、JGC持っている人、かなり増えたんだなぁと。
今日は「札幌」へ行くので北ウイングへ。こちらも人は少ないですね。
2月から始まったJAL Smart AirportのSelf Baggage Drop。ANAではすでに行われているサービスですが、ようやくJALも、といったところでしょうか。
係員の方がサポート。慣れるまではちょっと時間がかかりそうです。
北ウイングのJGC専用チェックインカウンター入口。南ウイングとは異なり、こちらは空いています。
電光掲示板には多くの「欠航」の文字。通常の半分程度のフライトとのこと。これだけ欠航があれば、人が少ないのもうなずけます。
保安検査場の入口にゲートができています。半年間のブランクを感じる瞬間(笑)。待ち時間もなくスムーズです。
床に貼られた「ソーシャルディスタンス」を保つための立ち位置マーク。コロナ禍の象徴がここにも。テープ内に並べる人数も大きく減ります。人が増えたらテープの外まで人があふれて密になってしまいそう。
体の不自由な方など、サポートを必要とされる方向けの「Special Assistance」のカウンターもわかりやすくなりました。福岡空港で以前見たものとほぼ同じデザイン。
■コロナ禍のダイヤモンド・プレミアラウンジ
それでは、ファーストクラスチェックインカウンターを通って保安検査場~ダイヤモンド・プレミア(DP)ラウンジに向かうことにしましょう。
ラウンジ入口のカウンターにて。新型コロナウイルス感染症予防策として、1つのものを多くの人が触ることがないよう、一部のサービスが中止となっています。
さすがに、DPラウンジの象徴である入口の「松」までは変わっていません。
ラウンジ内の数カ所に、こうして消毒用アルコールが置いてあります。折り鶴が添えてあるのを見ると、ちょっとホッとします。ボトルだけよりはずっといいかと。
平日の早朝となると、ラウンジ内は朝食を食べる人たちでいっぱいなのですが、やはりいつもよりかなり少なく、とても静か。
それでは、朝食をいただくことにしましょう。おにぎりは個包装になっています。特に注意書きはありませんでしたが、感染予防の観点から、一度取ったおにぎりを戻すのはNGですね。
JAL特製カレーパンもトングを使わなくてよいように、1つ1つ皿に置いてあり、さらにラップがけがしてあります。パンの小分けは手間がかかるせいでしょう、メゾンカイザーのパンはサービス中止のようです。
柿の種はスプーンで皿に盛っていただくスタイルでしたが、これも個包装のあられミックスになっています。
ビールはこれまで通りのサービスが継続されていますが、焼酎、ウイスキーはなし。山崎が飲めないのが残念です。
コーヒーもサーバーからいただけます。
こちらが朝ご飯。スープ、味噌汁がないなど、やはりちょっと寂しいです。
それでもこのご時世、ラウンジサービスを提供していただけるだけでもありがたいです。改めてJALのご努力に感謝。
窓の外には搭乗機。フライトが大幅に削減されているため、遠くに多くのJAL機が見えるのが、いつもと大きく違う景色です。海外に自由に行けるようになるには、年単位の時間がかかりそうです。
コメント