カンタス航空ビジネスクラス(ビジネススイート)搭乗記(QF35 メルボルン→シンガポール 2015.12.29)

2015年12月29日 日本への一時帰国に際してメルボルン→シンガポール→羽田のルートを選択。メルボルン→シンガポールをカンタス航空QF35便に搭乗しました。

この便はJALのコードシェア便、JL7890便にもなっています。今回はJAL便としてチケットを購入したので、マイル積算はビジネスクラス搭乗マイル+JGCプレミアボーナスマイルとしてフライトマイルの105%が積算されます。

今回のフライトの目玉は何といってもビジネススイートが体験できること。前回搭乗時(2015年4月17日)には、機材変更で旧型のビジネスクラスシートになりがっくり。。。なので、今回初体験のビジネススイートに期待が高まりました。

なお、同便の2017年最新記事はこちらをご覧ください。

チェックイン

まずはいつも通り搭乗手続き。国際線ターミナル2のAカウンターがカンタスのカウンター。
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クリスマス休暇のシーズンということでエコノミーは長蛇の列。
一方で上級ステータス者のレーンは空いていてスムーズ。
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前回搭乗時は、シンガポール→羽田のチケットはシンガポールで受け取って、と言われ、シンガポールまでのチケットしかもらえなかったのですが、今回は羽田までのすべてのチケットを発券してもらえました。なぜ?

荷物はもちろんスルーで手続き完了です。

チェックイン時に受付してくれた担当者の方(女性)は、数日前まで休暇で日本に行っていたとかで、話が非常に盛り上がりました。
オーストラリアでチェックインをすると、ほとんどいつも世間話に花が咲きます。オージースタイルなのでしょうか(笑)。

ラウンジへ

チェックインを完了したら、出国審査を受けてラウンジへ。
ちなみに、出国審査は自動ゲートと対面式の両方がありましたが、ガラガラだったので、対面式に誘導されました。

ラウンジの詳細はすでにご紹介した通りなので割愛します(こちら)。

ビジネススイートとご対面

このQF35便、前回は機材準備の遅れで大幅出発遅れになったことから、ひょっとして今回も?と思っていたのですが、この日は定時出発の案内でした。

まあシンガポールで約5時間の待ち合わせがあるので、2時間程度の遅れでも何でもないのですが…

こちらがお世話になったA333-300。
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ラウンジを出て20番ゲートに向かうと、ちょうど優先搭乗が始まるところでした。そのまま優先搭乗を使って搭乗。

そして…いよいよビジネススイートとご対面!
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1-2-1のアブレストで、スタッガードタイプのシートになっています(写真は飛行中にビジネスクラスの後ろから撮影したものです)。
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両端の列で、完全に窓側の席を確保するためには、偶数番号の列を指定する必要があります。今回はJAL便で予約したため、ウェブ上でで座席指定ができませんでした。そのため、予約センターに電話をして指定をしてもらいました。
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座席周りをチェックします。こちらはサイドの小物入れ。容量が大きくたいていのものは入ります。コーナーにミネラルウオーターがセットされていました。その他、ヘッドフォン用のフックやLEDライトが備わっています。
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こちらがモニター。タッチ画面になっていました。もちろんコントローラーからも操作可能。
でも、さほど大きな画面ではなかったです。
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映画のメニューを見てみたら、日本の映画もありました。
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こちらがモニターのコントローラー。上部カバーの裏側に鏡がついていました。女性にはうれしい装備?
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座席のリクライニングコントローラー。このビジネススイートの売りは、離発着時もリクライニング可能なシート、なのですが、右端の上から2番目のボタンがそれ。

これを押すと座席が若干前に出て、軽くリクライニングすることができます。オットマンは使えませんが、これまでの直角座席に近いような状態よりははるかに楽に過ごすことができました(着陸時にやってみました。CAさんからもおとがめなし)。

ちなみに、離発着時のみシートベルトは車と同じ3点式で締める必要があります。
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テーブルもチェック。ちょうど横にスライドする形でセットできます。
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ウェルカムドリンク

座席周りいろいろチェックしていると、ウェルカムドリンクを勧められ、スパークリングワインをいただきました。ここでもCAさんがご挨拶。男性の方でしたが日本語を話せるとのことで、メインは英語、ちょっとだけ日本語で会話をして、、、チェックイン時同様盛り上がってしまいました。本当にオージーはフレンドリーです。
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カンタス航空では、英語以外の国の言葉が話せるCAさんは、その話せる国の国旗を名札の横につけているので、わかりやすいです。この日はビジネスクラスで2名、日本語が話せるCAさんがいました。JALとのコードシェアになっているせいもあるかもしれません。

なかなかおいしいカンタス航空の機内食

準備も整い、定時で出発。

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上空に行き、シートベルトサインが消灯してサービス開始。

まずは昼食をいただきます。まずスモールプレートでタパスをチョイス。他にはスイートコーンとバジルのスープ、トマトとバジルのカルツォーネのいずれかから選べました。お味はまずまず。ワインはシラーズをいただきました。
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続いてメイン。ローストポークカツレツをチョイス。これが非常においしかった。ポークの柔らかさと、上にかかったポレンタ(トウモロコシのお粥)のマッチングが非常に良かったです。ほかには、うどんがついたローストパンプキン、ラム、牛肉がありました。
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最後にMaggie Beer Ice Creamをいただいて終了。このアイスが甘くなくて、ちょっと癖になる味でおいしかったです(会社の同僚おすすめだけあってよかったです)
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実は食事中、PCで日本のTV番組のDVDを見たのですが(ブラタモリ…(笑))、サイドテーブルが広いため、PCをサイドテーブル上に置くことができて非常に便利でした。
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フルフラットシートで熟睡

食事がすんだら一休み。オーバーコンソールにマットレスが入っているので、これを取り出し、座席をフルフラットにしてセット。マットレスがあると座席の段差が気にならないので快適です。これで3時間ほどぐっすり寝ました。
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フルーツサービス・軽食に閉口

起きてからしばらくするとフルーツのサービス。といってもプラム1個を丸ごと渡されてそのまま食べろと、、、きちんと切ってお皿に盛って出してもらえないのです。これにはちょっとびっくり。

その後着陸前の軽食。これは前回非常においしいやきそばをいただいていたので期待していたのですが、残念ながら今回はいまいち。チャーハンとタンドリーチキンのセットをいただきました。
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シンガポールにはほぼ定時で到着しました。

快適なビジネススイート

このカンタスビジネススイート、ANAのスタッガードやJALのスカイスイートよりもいいかもしれません(かもしれない、というのは乗ったことがないから)。1月8日に成田→シドニーでSS7(スカイスイートビジネス)に搭乗する予定なので、比較してみたいと思います。

シートの幅も外人向けに広く作ってあり、また、窓3つ分を使ったスペースは非常にゆったりしていて快適でした。

このスカイスイートは、成田⇔ブリスベンに就航しているA330にも採用されています。特に成田発の便は夜行便なので、フルフラットの快適さも含めて大きなアドバンテージかと思います。

また、メインの食事も非常においしかったですし、CAさんの対応もフレンドリーで、お願いしたこともきちんと的確に、かつタイムリーに対応していただけました。

ただ1つ、丸ごとフルーツと着陸前の軽食がいまいちでしたが…

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