2018年3月11日 早くも沖縄タッチ旅行は最終日。
フライトは12:45なので、午前中2~3時間ほど観光に充ててみることに。いろいろ悩んだ結果、城跡が世界遺産に指定されている首里城公園を散策してみることにしました。
公園は8時開場。ホテルを早めにチェックアウトして人の少ない時間に訪れようと思いつつ、何だかんだで8時過ぎにチェックアウト。
ゆいレールでアクセスしようと思ったのですが、ホテルの前に泊まっていたタクシーの運ちゃんの誘惑に負けてタクシーで首里城公園へ。ただ、首里城へ向かう道は思いのほか坂がきつかったため、結果的にはこの選択は正解でした。8:50公園前に到着。運賃1000円ちょっとくらい。
ガイドをいただきます。その他お土産物屋さんなどがありました。スタンプラリーもあるんですね。
首里城跡は2000年「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」として世界文化遺産に登録されています。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)。園比屋武御嶽の礼拝所として1519年に建立されたもの。現在は世界遺産に指定されています。
瑞泉門とそのそばにある龍樋。龍樋の水は、この首里城のある山の石灰岩から湧き出る水。ブラタモリでも紹介されていましたね。この石彫刻は1523年に中国からもたらされたもので、首里城にある唯一当時の彫刻なんだそうです。
最初、浮道から正殿を撮っていると、どうもまっすぐ写らず。よく見ると、正殿に向かう浮道が斜めになっていました。そばにいたボランティアと思われるガイドさんに伺ったところ、
「風水の関係から建物の方角を変えた」
「悪がまっすぐ入ってこないように曲げた」
「王が、毎年正月に参列した家来たち全員の顔を見ることができるように斜めにした」
など諸説あるのですが、定説はないと。ただ風水の説が割と有力なんだそうです。
南殿・番所から建物の中に入ります。書院、鎖之間庭園からのながめ。書院は王の執務室だったところで、外の景色も落ち着きがあります。
奥書院。王が執務中に休憩をした場所。実際に畳の上に上がることができます。正座をして外の景色を見ると、ちょっと落ち着いた気持ちに。和がうまく融合しています。
正殿の王座のあるフロアからの眺め。当時の王も、こうして外の景色を見たに違いありません。もちろん、屋根の向こうに見える景色は全く違ったと思いますが。
正殿を出た後は北殿へ。北殿は当時、評定所でしたが、今は展示コーナー、売店などが入っています。そこにあった模型。当時をしのぶことができます。正殿の奥に王が座っているのがわかります。
北殿を出た後は、元来た道を戻ります。トータル約1時間強の見学時間だったでしょうか。中国と日本の文化が混合した琉球王国の姿を肌で感じることができました。朝早かったため、人も少なくのんびり回ることできてよかったかと。帰る頃には修学旅行のバスが次々と入ってきて、園内はにぎやかに。周辺道路も混雑していました。
公園入口からは徒歩でゆいレールの駅へ。坂を下り儀保の駅まで15分ほど。下り坂オンリーの帰り道は楽でした。
このあとは、那覇空港に向かい、チェックインのあとに2月末にできたファーストラウンジに行ってみます。
(注)
この記事を移転先のサイトにアップした2020/5/22現在、首里城は前年10/31の火災でその多くを焼失、このサイトにある姿を見ることはできません。1日も早い復興を願ってやみません。
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