日本航空JL42便 ロンドン→羽田 ビジネスクラス(SKY SUITE・SS8)搭乗記(2018.6.6)

2018年6月6日 日本航空JL42便でロンドン→羽田へ飛び、成田に移動した後、更にメルボルンまで飛びます。

使用機材はB787-8。メルボルン線とあわせてロンドンからメルボルンまで合計11,305マイルを、オールB787-8でフライトします。
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■搭乗&出発

この羽田行き42便は往路の41便とともに2017年10月29日から増便された便で、スケジュールは次の通り(2018年6月搭乗時)。

41便 羽田 1:55→ロンドン 6:25
42便 ロンドン 9:30→羽田 5:15(+1)

搭乗する42便の羽田までの所要時間は11時間45分。ロンドン現地時刻で見れば、朝乗って夜着くというデイフライトになります。なので、ずーっと起きていることも可能ですが、時差の関係で、到着した羽田は翌日早朝。完全に時差ボケになるパターンです。

というわけで、搭乗口19番にやってきました。時刻は午前9時過ぎ。搭乗券をスキャンしてもらって待合室に入ります。
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ほどなくして搭乗開始。すでに搭乗券のチェックは終わっているので、優先搭乗のコールで対象者がすすーっと搭乗。この搭乗方法だと搭乗前に列を作る必要もないですし、搭乗にかかる時間も短くなってよいかと。
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座席は9H。ビジネスクラス最後列の通路側。クラス最後列のため、通路側でも人の往来はミニマム。静かに過ごすことができそうです。席は翼の上ですが、B787ともなるとエンジン音の侵入もかなり静かで気になりません。
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SS8、ビジネスクラスのアブレストは2-2-2ですが、窓側よりの通路側のC、Hの席と中央の通路側D、G席は小物入れ等のシート周りがちょっと異なります。個人的には通路側なら写真のシート左、物置き場があるC、H席の方が使いやすいと思います。ちなみにG席の搭乗記はこちら

ちなみにSS8のビジネスクラスのセカンドキャビンは、中央列のみ1列多い、変則的なコンフィグ。
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(JAL HPより)

さっそくウェルカムドリンクをいただきます。毎回書きますが、このプラスチックグラスが残念なんですよねー。
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離陸前にフライト情報を確認。11時間余の飛行時間です。タキシング後、9:54離陸。
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■1回目のお食事

離陸からほどなくしてシートベルト着用サインが消灯。ロンドン時間の10時15分頃、おしぼりが配られます。
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その後メニューが配られます。1回目の食事は、HPを参考にして、海外からの帰りは和食が食べたくなるだろうと予想して事前に「和食」をオーダー。和食は、「日本料理アカデミーUK」の林大介シェフ監修による、英国、欧州の厳選された食材を活かしてつくられた献立とあれば食べてみたくなります。

◇先付

・メキシコ風海老のカクテル アボガドサルサ添え
・ボッコンチーニとフルーツのカクテル
・白ワイン「北海道ケルナー2016」

先付は洋食メニューのアミューズ・ブーシュと同じ献立。海老のカクテルが思いのほか美味しかったです。
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ワインは和食に合わせて往路同様北海道ケルナーをチョイス。北海道ケルナーは欧州便でしか飲めないですし。
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◇彩御膳

・出し巻き玉子 焼き鯖サフラン寿司 高野豆腐肉詰め
隠元 人参 南京 ロブスター呂焼き
・鰻と胡瓜の酢の物 サーモン砧巻(きぬたまき)
・和牛タルタル 鶉(うずら)温泉卵 刻みチャイブ
・カボネロと海老団子のさっと煮 オレンジピール
・翡翠茄子、胡麻酢 ラズベリー甘酢漬
・白ワイン「北海道ケルナー2016」

非常に多彩な料理。日本発便の和食も顔負けです。彩御膳と名が付くように、見た目にも彩鮮やか。どの味もとてもよかったです。ワインは先付と同じ北海道ケルナーをいただきます。後でちょっと思ったのは、ここまで素晴らしい料理なら、日本酒でもよかったかな。
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和牛タルタル、鶉温泉卵、刻みチャイブ…混ぜていただくのが◎。
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◇台の物

・鶏と夏野菜の鋤焼き
・刻みチャイブ 粉山椒
・サーモン バジル味噌田楽 丸十
・白ワイン「クライン ヴィオニエ ノース・コースト2016」

◇炊きたてのご飯、味噌汁、香の物

鶏の鋤焼き。個人的に鶏肉が好きなのでおいしく頂きました。サーモンの上に乗っかっていたバジルの味噌田楽、美味しかったけど、やっぱり普通の味噌田楽の方がいいかな。ワインは今年に入ってからすっかりはまっているヴィオニエです。
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鶏と夏野菜の鋤焼き
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サーモン+バジル味噌田楽
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◇アラカルト

・チーズ盛り合わせ
・赤ワイン「シルバーラベル2015」

デザートの前にチーズ盛り合わせ+赤ワインの定番組み合わせで、のんびり映画を観ながらくつろぎます。欧州発便のチーズはおいしいですねー。毎回思うのですが、どこの何というチーズかが分かる解説があればなおいいのですが…。
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◇甘味

・グリーンティケーキ
・コーヒー

最後の締めは和風のグリーンティケーキ。思ったより上品な味にびっくりしました。この甘味が出てきたのがロンドン時間で12:20頃。食事が始まってすでに1時間40分が経過していました。彩御膳をゆっくり味わいすぎて、時間がかかってしまいました。
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食事が終わった後はしばし横になります。ロンドン基準で昼間便とは言え、お酒が入るとやはり眠くなります。アラカルトの取り置きをお願いして、このまま3時間ほどお昼寝。

■ANYTIME YOU WISH

1回目の食事の後は、到着1時間半前まで、ANYTIME YOU WISHのメニューから好きなものをいただくことができます。席数が少ないB787-8、B777-300ERよりオーダーできる品数が少ないのは仕方ありません。

到着3時間前、飛行機は間もなく日本海に出ようとしています。
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事前に取り置きをお願いしていた食事をオーダー。
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お目当てはご当地丼「ロン丼」。サーモン、鮪、烏賊、いくらの海鮮丼です。ロンドンのご当地丼がなぜこの海鮮丼なのか、ちょっと不思議ですが、日本の海鮮丼と基本的には変わりません。これで、パリ線で「パリ丼」をいただけば、「フィンラン丼」「フランクフルトン丼」「ロン丼」とあわせて欧州ご当地丼コンプリートです(笑)。
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いっしょにいただいたサラダ盛り合わせ ベジヌードルとソイミート添え。このソイミートがメチャクチャ美味しく、ハマってしまいました。ソイヌードルと絡めていただくとなおGoodです。
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他に和食/洋食のセットもあったのですが、最近はすっかりアラカルトからいただいています。

■その他あれこれ

アメニティキットは龍村美術織物とのコラボ。以前は青をいただきましたが、今回は赤。ポーチ表面の刺繍とJALをイメージする赤のバランスがいいです。中身は毎度ほぼ同じなので割愛します。
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機内の様子。ビジネスクラスは満席でした。
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毎年3, 4月限定、さらにファースト・ビジネスクラス搭乗者限定の森伊蔵もゲット。時はすでに6月上旬、残りわずかということでした。

■到着

房総半島を回り込むルートで、間もなく着陸。
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早朝なので、騒音対策からでしょうか房総半島を横切らず、東京湾から旋回して羽田にアプローチ。
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5:05着陸。ほぼ予定通りのフライトでした。往路はフラッグシップである777-300ER、復路は新鋭787-8でのフライトでしたが、豪華さ、アラカルトの品数なら777-300ER、静かさなら787-8といったところ。

いずれにしても、1日2往復になり、ロンドンでの都合や、日本からの乗り継ぎを考えながらフライトを選べるようになったのは◎です。

また、ビジネスクラス最後列の9Hは、通路側でも人の往来もなく、とても快適に過ごせました。翼の上でしたが、B787-8なら従来機よりも静粛性が高く、騒音もほとんど気になりませんでした。このあと成田に移動して、JL773便メルボルン行に乗り継ぎます。
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■Flight Data

・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL42
・Aircraft: B787-8 (JA842J), Age/ 3years
・Depature: London (LHR)
・Destination: Haneda (HND)
・Cabin: Business Class (SKY SUITE SS8)
・Mileage: TPM 6,214mile (17,866mile accumulated)
・FOP: 8,168FOP

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コメント

  1. こたつ猫 より:

    ぱぴるすさん今晩は、
    >パリ線で「パリ丼」をいただけば、
    凄い!!
    少し前にヨーロッパには、行った事ない。と言われてたのに、、、
    こんなに頻繁に行かれるなんて凄い!!
    次は、モンサンミッシェル島ですね。
    オムレツですが値段が高いけど島内のレストランのオムレツは、美味しいです。
    なを2度目に行った時は、
    島外のレストランのオムレツを食べたけど不味いです。残しました。

  2. ぱぴるす より:

    こたつ猫さん

    そうですね、昨年の今頃はまだヨーロッパ、一度も訪れたことがなかったです。

    以来、イギリス×2、スイス、フィンランド、アイスランド。アイスランド以外は仕事ですが、ここまでヨーロッパに行くとは思いませんでした。しかもこんな南半球から(笑)。

    モンサンミッシェル島、行くなら泊った方がいいとどこかの記事で読みました。島内のオムレツがいいとも記載がありましたね。

    フランスにいくことがあるかどうか、、、オムレツ、機会に恵まれたら島内でいただいてみようと思います。

  3. こたつ猫 より:

    ぱぴるすさん今日は
    モンサンミッシェル島の夜景
    http://nikond850.muragon.com/entry/32.html

    モンサンミッシェル島で泊ったホテルは、
    AUBERGE SAINT PIERRE
    オーベルジュ・サン・ピエール(島内)
    ここのすぐ近くのレストランで
    オムレツの昼食
    このホテルとレストランは、なかなか予約が取れない
    さすが「JALパック」だと思います。
    あと定番ですが
    ついでにドイツの
    ノイシュヴァンシュタイン城(白鳥城)もおすすめ

    あとフランスのお城だと
    フランス、ロワールの「シャンポール城」
    http://nikond850.muragon.com/entry/30.html

    行くとしたら春なら4月以降秋なら10月まで
    冬は、寒いですよ。

  4. こたつ猫 より:

    ぱぴるすさん今日は
    モンサンミッシェル島内のホテルは、
    エレベーターが無いです。階段です。
    荷物は、係の人に預けると
    ポーターが部屋のドアの前まで運んでくれます。
    ホテルの部屋に入ってしばらくすると
    ゴトっと音がしてドアの前に荷物が置いて有ります。
    帰りも朝、期限の時間前にドアの前に置くと
    ポーターがバスまで運んでくれます。
    団体ツアーは、こう言う事は、便利です。

  5. ぱぴるす より:

    こたつ猫さん

    写真拝見しました。雰囲気がありますねー。宿泊した人だけの特典、ってところでしょうか。

    航空会社のツアーは旅行代理店のツアーよりも充実していたり、確実だったりするのでは?と思うことが良くあります。

    過去に、シンガポールへANAのツアーで行ったことがあるのですが、日本語解説付きのナイトサファリ、席数超限定だったにも関わらず、HIS等の代理店を抑えて席が確保されていました。

    以来、航空会社のツアーにもできるだけ注目するようにしています。ま、個人旅行は多いですが…汗

    その他、おススメもご紹介いただきありがとうございます。お城巡りはできるかどうか…もし機会があったら訪れてみたいですね。

  6. こたつ猫 より:

    ぱぴるすさん今晩は、
    補足です。
    モンサンミッシェル島で泊ったホテルは、
    AUBERGE SAINT PIERRE
    オーベルジュ・サン・ピエール(島内)
    ここのすぐ近くのレストランで
    オムレツの昼食
    これは、JALパックなんですが

    ブログの写真は、JTBの団体ツアーで行った時
    添乗員さんが案内してくれて撮った写真です。
    シャトルバスで街まで行ってそこから少し歩いて
    橋の上から撮りました。
    カレンダなんかでよく撮られるポイント(地点)だそうです。
    フランス、ロワールの「シャンポール城」
    もJTBの団体ツアーです。

  7. ぱぴるす より:

    こたつ猫さん

    写真はカレンダーを撮るくらいの有名なところだったんですか。これもツアーならでは、ですね。

    ツアーはこうした穴場を教えてくれるのでいいのですが、一方で、時間をかけてゆっくりできないという面もあり…状況に応じてうまく使い分けることがいいなと思います。