長野県箕輪町に「もみじ湖」の愛称で親しまれている、1992年に完成した箕輪ダムでせき止められたダム湖があります。
もみじ湖の名の通り、ダム湖周辺には約1万本のモミジの木が植えられており、この時期の紅葉は見事で、じゃらんの「全国紅葉ランキング」では2020年、2021年と2年連続で1位に輝いています。
長野県にそんなところがあったんだー、ということで2021年11月6日に実際に見に行ってきました。
東京から中央道に乗り、岡谷JCTを過ぎ伊北ICで高速を降りてから約20分ほどでもみじ湖に着きます。所要時間約3時間ちょっとといったところでしょうか。
訪れた時はちょうど紅葉の見ごろを迎えていることあり、日中は混雑も予想されたことから、東京を早朝に出発、朝8時半頃に到着。
もみじ湖からもみじのトンネルの先まで、数カ所に分けて駐車場があります。係員の誘導に従い、もみじのトンネルを抜けた先の高台にある駐車場(末広広場)に車を停めます。
途中、もみじ湖周辺にも紅葉の見どころが数カ所あるのですが、やはり見どころはもみじ湖の奥にある「もみじのトンネル」周辺でしょう。
末広広場から歩いて少し下ると遊歩道があるので、これを進みます。ちょうど南斜面になっているので、色づいたもみじの葉が太陽の光に照らされ、色鮮やかに輝きます。
遊歩道では多くの人が思い思いの場所でカメラのシャッターを切っています。SNS全盛期の今、インスタ映えを狙ってポーズを作ったり、ペットの写真を撮る人も多かったです。
遊歩道から県道に出たところに、「もみじ湖マルシェ」が開催されていました。主に地元食材を使った郷土料理などを提供する飲食店が中心ですが、開店して間もない時間帯だったこともあり、人はまばら。まだオープンしていない店もあり、チラ見して退散。
もみじのトンネルも見事ですが、もみじ湖マルシェの脇にある坂道もいい感じのトンネルになっていました。人も少なくて、撮影にはいいかも。夜はもみじのトンネル同様ライトアップされます。
もともとはダムが完成した際に人が植えた木々ゆえ、妙に整った感じがあったり、紅葉した木々の下を流れる川の護岸がコンクリートで固められていたりして、もともとの自然で自生するもみじの紅葉が織りなす景色とは少し違った感覚を受けます。
それでも、約1万本のもみじが紅葉している風景は、日本ではここくらいしかないのかも。じゃらんで1位を獲得するのもうなずけます。天気のいい日、思いっきり秋を感じるにはいいところでしょう。
なお、もみじ湖につながる県道は道幅が狭い場所がところどころあります。そのため、帰り道ではもみじ湖へ上ってくる車とすれ違いがしにくく、上りは渋滞が発生、長い車の列ができていました。
上りの先頭に車の運転に不安のある方がいたこともあり、行けるところも行ってくれない状況で、それが渋滞に拍車をかけていました。お出かけの際は、早い時間に訪れるのがおススメです。
また、夜はライトアップも行われているので、昼間と違った景色を楽しむのもよさそうです。
もみじ湖の案内:箕輪町HP
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