2019年4月30日、リニューアルされたファーストクラスラウンジでYからCへ夫婦そろってインボラ。平成から令和へ時代が変わる瞬間を、JAL68便シアトル行きビジネスクラスで過ごします。
■搭乗
搭乗開始時刻ちょっと前の17:40、成田空港第2ターミナル72番ゲートにやってきました。
ダイヤモンド・プレミア会員専用レーンから搭乗します。先週、ファーストでニューヨークに飛んでいますが、やっぱりワクワクしちゃいます。
機材はB787-8。E12という、3月31日のシアトル線再開にあわせて改修を受け、E11からプレエコがなくなったCとYクラスだけの機材です。この機材、もちろん初めての搭乗。
座席はビジネスクラス最後尾の8G通路側。E11だとこの後ろはPYですが、この機材はY。インボラでフルフラットにゆっくり寝て行けるのは本当に助かります。
メニューにスリッパ、アメニティ。あらかじめ食事メニューが置いてあると、出発までのひととき、何を食べようか考えられてありがたいです。特に今回のように、インボラのためエコノミークラスの予習しかしていなかったときは重宝します。実は、インボラ決まってラウンジで何を食べるか慌ててWebを見ていたのですが、完全に予習不足でして…。
ウェルカムドリンクをいただきます。まだプラのグラスなんですね…。重量にこだわってのこととは思いますが、やっぱりグラスでほしいところ。
バジネットが設置できる席なんですね。
■夕食
18:05、定刻でドアクローズ。18:42離陸。窓側じゃないので離陸の画はありません。19:00すぎ、シートベルト着用サインが消えて夕食のサービス開始。まずおしぼりをいただきます。
CAさんが、最初の飲みものと食事のオーダーを取りに来ます。エコノミークラスに乗る気満々でラウンジで食べ過ぎていたので和食で、とも思ったのですが、やっぱり赤ワインが飲みたくて洋食・牛肉料理をオーダーしてしまいます。
◇アミューズ・ブーシュ
・胡麻豆腐 山葵のせ
・モリーユ茸のフラン そら豆添え
・白ワイン:ステップ ピノ・ブラン 2018
もはやビジネスクラスのアミューズ・ブーシュの定番ともなった「胡麻豆腐 山葵のせ」。キリリと効く山葵+胡麻豆腐の組み合わせだと日本酒が欲しくなります。モリーユ茸のフラン、実はあんまり印象に残っていなくて…。
ワインはドイツのピノ・ブラン。ドイツワイン=甘いという固定観念がどうしても抜けない素人なのですが、辛口だけどバランスが取れた1本をいただくと、もっと勉強しなければ、と思ってしまいます。ワインの勉強はやっぱり現地に行ってみないと=飛行機に乗らなきゃ=Status Runという、結局は飛行機に乗りたいだけの理由探しを始めてしまうあたりは、すっかり飛行機にイカれている証拠。
◇オードブル
・アジのエスカベッシュ
・アスパラマスタード
・穴子とラタトゥイユ
・桜海老のポテトサラダ
・鴨ごぼう
・白ワイン:ステップ ピノ・ブラン 2008
ひと口サイズの料理が5品楽しめるオードブル。桜海老のポテトサラダ、鴨ごぼうがGoodでした。ワインは白ワインのステップをそのままで。先週はニューヨーク、今週はシアトルですー、なんて話でちょっと話に花が咲きます。
◇メゾンカイザー特製ブレッド
・プチナチュール
・抹茶のエルメック
パンの種類はあまり詳しくないですが、いつもおいしいメゾンカイザーのパン。1つをオードブルと、もう1つをメインと一緒にいただきます。
◇メインディッシュ
・牛サーロインステーキとポルト酒のソース 山椒バター添え
・赤ワイン:フェリーノ・マルベック・メンドーサ 2017
日本発の便で牛肉料理をいただくのは久しぶりです。山椒が練り込まれたバターをステーキに軽く塗り、ポルト酒(=ポートワイン)のソースにディップしていただくと、肉の旨みとうまくからんで美味しく頂けます。牛肉はミディアムレア。火の入れ加減もGoodでした。
ワインはアルゼンチンのワイン。マルベックはアルゼンチンで最も有名なブドウなんだそうです。しっかりとした味のフルボディは牛肉にぴったり。国産でこのくらいしっかりした赤ワインがあれば飲んでみたいですね。
担当のCAさんシアトルは初めてとのこと。ワインがとてもお好きとのことで、私が10数年前にシアトルに住んでいた経験からおすすめワインをぜひ、ということで、あとでメモにしてお渡ししました(Chateau Ste. Michelleの上級グレード)。
◇デザート
・苺とよもぎのパンナコッタ
・コーヒー
苺が表に強く出ていて、よもぎの味はあまりよく分かりませんでした。それにしても、最近のビジネスクラスのデザートは上品で美味しくなったなぁと思います。何より甘すぎないのが私にはぴったりです。
■平成から令和へ
ラウンジからずっと飲み食いしていたので、すっかり酔っぱらってしまい、夕食後はそのまま横になって寝てしまいました。
途中、日本時間の深夜12時ちょっと前に妻に起こされて…平成から令和へ時代が変わった瞬間をスマホの時計で確認。スクショを撮っておきました。でも周りはお休み中。時代の節目、飛行機のエンジン音だけがいつも通り響いていました。
■朝食
時代が令和に移り変わって1時間ほどして起床。到着まで2時間を切ったところで朝食をいただきます。
◇アラカルト
・サーモンベーグルサンド(シアトル線限定)
・フレッシュフルーツ
・オレンジジュース
朝食と言えばフミコの和食/洋食が定番のようですが、日本時間の深夜1時半過ぎ、さすがにそこまでいただく気にもなれず、サーモンベーグルんどをいただきました。これが思っていた以上においしい!サーモンだけでなくシュリンプも入っていて◎でした。フレッシュフルーツ&オレンジジュースは機内で起きた時の私の定番です。特に食事をいただく前に飲む一口のオレンジジュースはとても美味しく感じます。
飛行機もアメリカ西海岸へだいぶ近づいてきました。
外は晴天、陸地も見えていますね。
■機内販売で森伊蔵をゲット
インボラでビジネスクラスにアップグレードとなったことで、森伊蔵を買うチャンスをゲット。アメリカの入国基準でお酒はひとり1リットルまでが非課税。ということで、夫婦で1本ずつ購入。先週のニューヨーク線往復で4本、トータル6本の在庫となりました。1本約3,000円で買えるのは本当に魅力的です。なお、シアトル線ではこの日(4月30日)で販売終了とのこと。ということは、復路でアップグレードとなっても買えないわけですね(←って、インボラされるつもりになっていますが…)。
■旅の手帳&到着
今回のフライトでは、久しぶりに旅の手帳が置いてありました(写真左下)。ぜひ一言、ということで記念のメッセージを残しました。
そうこうしているうちに、飛行機は目的地シアトルに向けて降下を開始。天気が良かったみたいで、窓側だったらオリンピック半島の山々やレオニア山をカメラに収めることができたのですが…残念。
現地時間4月30日 11:15 無事到着です。
1週間前にファーストクラスに搭乗したため、どうしてもファーストクラスのサービスと比べてしまいますが、負けず劣らずのサービスには好感が持てました。Five Star Airlineとして合格だと思います。
平成から令和へ。記念すべき時代の変わり目を、大好きなJAL機のビジネスクラスで楽しく過ごすことができました。
■Flight Data
・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL68
・Aircraft: B787-8 (JA836J), Age/ 4 years
・Depature: Narita (NRT)
・Destination: Seattle (SEA)
・Cabin: Business Class (upgraded)
・Mileage: TPM 4,775mile (10,267mile accumulated)
・FOP: 5,176FOP
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コメント
ぱぴるすさん
こんにちは~。
平成から令和の幕開けは、JAL機上でという、
素敵なカウントダウンを迎えられてよかった
ですね(おまけにインボラ!そして、
ご夫婦揃って!!)!!!
流石のぱぴるすさんでも、今回の搭乗記は、
記念に残る搭乗記ベスト3 or 5?ぐらいに
入るのではないでしょうか?
シアトルは未訪問なので、引き続き、
ブログの更新楽しみにしています。
前回の記事でのコメント、
BUS→PUSでした。
失礼いたしました。
gingerさん
このフライトを予約した時は、平成→令和に時代が変わる節目のフライト、って全く意識していなかったんですよ。インボラも同様で。
なので、とても印象深いフライトになりました。おっしゃる通り、Best 3本のフライトに入りますね。
シアトルの訪問記、若干マニアックですがお楽しみください。
あ、BUSはPUSでしたか。だったら合点です。BUSってどこだっけ?で結構悩んでしまいました(笑)。
結局は飛行機に乗りたいだけの理由探し
を始めてしまうあたりは、
すっかり飛行機にイカれている証拠
この一文にビクッとしてしまった
タヌキ猫です(大笑)
確かに、その通りだなと深く噛みしめながら
ビジネスクラスを楽しませていただきました。
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん
お互い、飛行機に乗りたいだけの理由を探す毎日は、それはそれで楽しいかと(笑)。
時代が変わる節目のフライトでビジネスクラスにアップグレードされたのは本当にラッキーでした。やっぱりビジネスクラスは楽でいいですね。