2017年10月17日、約10日余りにわたるヨーロッパ出張の全日程を無事に終え、ヘルシンキから成田経由でメルボルンまで、JAL便を乗り継いで帰途に着きます。
■搭乗
16:50の優先搭乗開始を前に、ちょっと早めに搭乗口へ。ビジネスクラスの列の先頭に並びます。写真の男性、前回のチェックイン時に書いた、例のプレエコ団体ツアーの方なのですが、インボラでも無理やり要求してるのかな?と思うくらい、とにかく係の方とごちゃごちゃやってもめていましたね。
ダイヤモンド・プレミア会員は、ビジネスクラスのお客様の中でも先に搭乗案内があったのですが、突然のことで、ちょっと混乱していました。案内表示があればいいのに…。こういった搭乗口でのハンドリングのまずさは、特に海外の空港で多い気がします。
優先搭乗1番乗りで搭乗。搭乗機を写そうと思ったのですが、良い場所がなく断念…。ちなみにシップナンバーはJA867J、今年デビューBrand NewのB787-9。
シートは9A。ビジネスクラス最後尾の窓側です。夕日は北側のほうがきれいに見ることができるかな、ということで、A席をチョイス。オーロラもちょっと期待したのですが、航路から無理でした。また、この席は後ろがプレエコとの仕切り壁になるので、後ろの席の人の目線を気にすることなく後方のトレイが使えるのが便利。
ウェルカムドリンクが出ました。メルボルン線ではなくなっちゃったようで…?久しぶりです。出発までのひととき、くつろげます。
■離陸
だんだん日が暮れて、きれいな空のグラデーションを見ることができます。これが見たくて北向きのA席をチョイスしました。
窓から入る夕日で、機内もちょっと幻想的な雰囲気に。こういった非日常の景色を楽しむことができるのも、飛行機に乗る楽しみの一つです。
■ディナー
離陸1時間ほどでディナーサービス開始。ヘルシンキ時間で夜7時前、ディナーには最適な時間です。
いつもお酒、食事のメニューをすぐ見てしまうのですが、たまには表書きも読みましょうか。「飛行機の中に生まれた、世界で一番贅沢なレストラン」「BEDに続くDの文字にはDine、Delicious、Dreamの意味を込めました」…空の旅を一層楽しくしてくれるのが機内食。空が演出してくれる機窓の景色と一緒に楽しむのも、飛行機に乗る楽しみの一つです。
この日は洋食(牛肉)を事前予約済み。このフライトから乗り継ぐ成田からのメルボルン行773便は、日本発なので和食がいいなと。となると自然と洋食をチョイスということに。
◇アミューズ・ブーシュ
- カリフラワーパンナコッタ 茸のマリネ添え
- スモークサーモンのリエット セロリとケイバーベリー添え
- 白ワイン:Domaine Trouillet Pouilly-Fuisse(フランス)
スモークサーモンのリエットがおいしかったかな。白ワインとうまく合ったな、って記憶があります。
◇オードブル
- ローストビーフ 野菜のマリネ添え
- 山葵クリームと照焼き風味のヴィンコットソース
- 赤ワイン:Kleine Zaize Vineyard Selection Pinotage 2015(南アフリカ)
オードブルがローストビーフ、そのままビーフのメイン、というのはどうかな?とも思ったのですが…メインがこってり系だったので、あまりしつこくないローストビーフでよかったです。ワインはオセアニア線でも楽しめる南アフリカ クライン・ザルゼ・ヴィンヤードのピノタージュ。しっかりとした味のこのワイン、個人的に好きで毎回飲んでいます。
◇メイン
- 牛フィレステーキ ポートワインソース
- ごはん(オプション)
- 赤ワイン:ココ・ファーム・ワイナリー 農民ロッソ
結構こってりとしたソースでした。フィレステーキ、ちょっと固かったのが残念。やはりご飯が食べたくなってしまい…と思っていたら、「ごはんもいかがですか」と、声をかけていただき…Good Timingでお願いしました。
ワインは、オセアニア線では積まれていない日本のワイン。ココ・ファーム・ワイナリーといえば、ファーストクラスの「風のエチュード」。農民ロッソもすっきりとおいしく頂くことができましたが、オードブルに農民ロッソ、メインがピノタージュの方がベターかも。
赤ワインをサーブしていただいたチーフのCAさんは、社内では試飲できないので、栃木県にあるこの「ココ・ファーム・ワイナリー」にご自分で出かけて試飲されたと。お客様に味のイメージを伝えるためとのことですが、その職業魂に脱帽です。
この後チーズプレートをいただきます。相変わらず各チーズの解説なし。素人には簡単でいいので解説が欲しいです。
◇デザート
- コケモモのキャラメルムース
- コーヒー
ムース、ゼリー系が好きな私にはぴったりなデザートでした。コケモモというのはちょっとピンときませんでしたが、、、もう少し小さいデザートでもよかったかな。
この後、ギャレー脇のカウンターへ。ピノタージュがなくなってしまったのでこちらをどうぞ、とCAさんに勧められた1本、ボルドーの「シャトー ペイラボン」。
香りが非常に良く、程よいタンニンはバランスがいいかと。このワインでフィレステーキをいただければなおよかったなーと思いました(わがままです)。
その他、ワイン、おつまみの品々。実は「旅の手帳」を書こうと探していたのですが、この便ではキャプテンの方での準備がなかったとのこと、ちょっと残念。このあと3時間ほど熟睡。
■朝食
日本時間の朝6時前、夜が明けます。今度は東の空が明るくなるグラデーション。オレンジのラインがとても冴えます。
どうしても食べたかったのが「フィンラン丼~ポークと野菜の小どんぶり 生姜だれ~」。ヨーロッパ発便限定のご当地どんぶりシリーズです。実は相互リンク先である「気ままな飛行機人プログ」のタヌキ猫さんの記事を見て、これは試さなければ!と思っていて、タイミング的にはこの朝食のタイミングしかないと。
なので、就寝前に事前にCAさんに取り置きをお願いしました。アラカルトは数に限りがあるので、後から食べる場合は取り置きをお願いしておくのがいいでしょう。
ダジャレもいい加減にしたら?というくらいのネーミングですが、詳細はJAL HPにてレシピ付きで公開されています。
フィンランドの森を思い描いてお楽しみください…とありますが、味付けは極めて日本チックです(笑)。味噌汁いただけるか聞けばよかったと反省。
RWY 32Lに着陸のようです。それにしても天気が良くて見晴らしがいいです。
■搭乗を終えて
ヘルシンキ線は、2013年、当時としてはアジアで初のヘルシンキ乗り入れとなった路線です。ヨーロッパ各地からの乗り継ぎもよく、フィンエアーのコードシェア便とあわせると、JAL便としては1日2~3便飛んでいることになります。
非常に便利なのですが、日本行きは、唯一時差ボケだけがきつい、これが難点です(航空会社は全く関係ないですが…(笑))
往路はフィンエアー、復路はJALでしたが、それぞれに個性があって素晴らしいサービスでした。復路のサービスは、気の利いたサービスだったと印象に残っています。
JALは顧客満足度No.1と言われますが、さらに上を目指していってほしいところです。
この後、2時間の乗り継ぎでメルボルン行773便に乗り継ぎます。
コメント
ぱぴるすさん、こんにちは。
リンクありがとうございます!!
ノートが無かったのは残念でしたね…。
タヌキ猫はこの時のフライトは
すごくCAさんに恵まれたなぁ~
というのは記憶していますね。
たまにはチーズを頂きながらの
ワインもいいなぁ~なんて写真を
見ながら感じましたね(笑)
タヌキ猫でした。
ぱぴるすさん こんにちは~。
優先チェックインカウンターが利用できる=優先搭乗が出来ると
勘違いしている方々も多いと思います(私もなのですが・笑)。
特に、プレエコツアーだと、
「一般のお客様に先立ち優先搭乗が利用できます云々」
が謳い文句だから、
はっきり現場でアナウンスしないと分からないかも。
この間のメル→成田線の優先搭乗時も、
長蛇の列から多くの方々が受付で断られておりました。
やっぱり、お客さんに恥をかかせたらダメね(笑)。
最近、飛行機に乗ると眠り癖がついちゃったようなので、
ぱぴるすさんの素晴らしい搭乗記などを拝見しながら、
飛行機に乗った気分を味わっています。
引き続き楽しみにしています♪
タヌキ猫さん、コメントありがとうございます。
旅の手帳は、どうも企画が終わってしまったようで…
なんだかとても残念です。こういう企画は続けてナンボのところがあると思うのですが。
タヌキ猫さんが搭乗された時のCAさんのサービスは非常に良かったようですね。
今回、私の時もとてもよかったです。こういういいサービスを受けると旅も印象深くなります。
チーズ+赤ワイン、お勧めですよ。
デザートの前に頼んでもいいと思います。もしくはすべて食べてからのんびりと映画でも見ながら。
記事にも書きましたが、チーズの種類について、解説があるといいな、と毎回思います。
あとは、クラッカーが若干足りなくなるので、最初から多めにいただいておくといいですよ。
ぜひお楽しみください。
gingerさん、こんにちは。
そうなんですよね、「優先チェックインカウンター」が使えても「優先搭乗」は使えないことくらいはちゃんと宣伝しておいてほしいところ。
ましてや、ツアーの謳い文句は、一歩間違えば詐欺?
そんな感じすらします。
記事にも書きましたが、搭乗方法については海外の空港はまちまちです。
もちろん、その空港ごとに事情はあるのでしょうが、同じオーストラリアでも、メルとシドニーで違うとほんと面くらいます。なんとか統一してほしいところ。
飛行機に乗って眠くなるのは、気圧が下がる分、疲れていたりするとあっさりダウンですよね。
搭乗記、楽しんでいただけて何よりです。これから年末年始に実は8フライトもあるんですよ。それらの搭乗記も年始にはアップしたいと思います。
あ、ニュージーランド旅行記もあるんだった…だんだん切羽詰まってきています(汗)。
私の場合「事前改札」で
いつも乗っちゃってます。
4月に行ったフランス旅行では、
JAL – プライオリティ・ゲストサポート
入国・出国手続きも優先して
空港の係員の人に案内してもらいました。
こたつ猫さん
こたつ猫さんはそれが許される方でしたね。
Physical Disabilityの方々に対する航空会社の対応も、かつていろいろと問題になったことを覚えています。
JALはしっかり対応できているようですね。