4月19日より、オーストラリアの就労ビザ、Subclass 457 Visaを廃止し、適切に不足している人材を海外から誘致する形の新しい形のビザに順次切り替えを実施、2018年3月から完全に移行することが発表されました。
私が持っているのは、このサブクラス457ビザ。技術的なスキルを持った人が取得できるビザなのですが、実は今年の9月で有効期限が切れます。
今のところ、日本の本社から帰任命令が出ないので、夏前くらいから更新申請をしようと思っていたのですが、この大幅改定により、これまでとは様子が変わってくるようなので、少し早めの更新を始めようと思っています。
実際の作業は、現地のエージェントを通じて行うことになるかと思うのですが、せっかくの機会なので、更新申請からビザ取得までを可能な限りこのブログでも紹介できればと思っています。
※2017年6月9日 無事VISAが更新されました。詳細は、こちらの記事をご覧ください。
この改定、適用となる職種が一気に減ったが特徴です。背景には、一つは人材が不足している職種をより適切に把握、絞ることでオーストラリア人に雇用の機会を増やすこと、もう一つは、このビザ取得を通じて安易に永住権を取得できないようにすることとと言われています。
このサブクラス457ビザは、これまでは、2年たてば永住権の申請が可能で、永住権を取得しやすいビザと言われていました。
今回の改定で、職種を限定、さらに永住権取得の条件も厳しくなっています。
私は永住権を申請するつもりは初めからなかったので、特に関係ないのですが、永住権取得を目的に申請を考えていた人にはかなりのダメージかと思います。
アメリカもアメリカ第一を掲げ、一部の就労ビザの取得をより厳しくする措置を取りましたが、今回のオーストラリアの措置も同じような方向かと。
確かに自国の雇用を推進することは大事なのですが、一方でスキルを持った外国人がいてこそ自国が発展してきたという経緯もあります。
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