オーストラリアのお金事情・2 1ドルコイン

オーストラリアの1ドルコインは、なぜか2ドルコインよりも大きく、2年半前に初めて手にしたときは、大きい方が2ドルとよく勘違いしたものです。

写真の左が1ドルコイン、右が2ドルコイン。
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この1ドルコイン、銅92%、アルミ6%、ニッケル2%の配合で作られています。

半年ほど前、この1ドルコインの裏のデザインに種類があることに気づきました。
アメリカの25セントコインは、各州のデザインがあり、50州分を集めるというコレクションがあることで有名ですが、そこまではいかないまでも、いくつかのデザインを集めてみました。

調べてみると、発行された年によってデザインが異なることが分かりました。

これが一般的な1ドルコイン、カンガルーのデザイン。最も多く流通しています。
最近では2013~2015年に製造された1ドルコインがこのデザインです。
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集めることができた中で最も古いデザインの1ドルコイン。1993年発行の物で、環境をテーマにしたデザインです。
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オーストラリアで「連邦の父」としてよく知られる「ヘンリー・パークス」のデザイン。首相を5期16年務め、自由主義を信奉し、教育改革に力を注いだ方だそうです。「Father of Federation」の文字が見えます。
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1997年に発行された「チャールズ・キングスフォード・スミス」のデザイン。初のオーストラリア大陸無着陸横断、オーストラリア/ニュージーランド間の初飛行、初のオーストラリアからアメリカ大陸へ横断飛行を成し遂げた飛行士。シドニー国際空港の名前になっていることでも有名です。
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1999年発行、その年の国際高齢者年を記念したデザイン。
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2005年発行、第2次世界大戦終了60周年記念のデザイン。戦勝国ならでは?
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2009年から2011年に世界的に行われたガールガイド、ガールスカウト100年を祝うセレモニーを記念したコイン。2010年発行です。
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2011年、コモンウェルス首脳会議を記念して作られたコイン。
会議はパースで行われました。
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2014, 2015年に発行されたアンザック100年を記念したコイン。アンザックとは、オーストラリアとニュージーランドの合同軍事組織のこと。第一次、第二次世界大戦で活躍しました。毎年アンザックデーという祝日も両国にあります。
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ほかにもいくつかのデザインが施された1ドルコインがあるようです。オーストラリアにいる間にお目にかかれればいいのですが…

1ドルコインの詳細が以下のサイトに記載されています。今回の記事作成にあたっても、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
One Dollar / Royal Australian Mint

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