Tekapoといえば「星空」。この星空を有名にしたのが「善き羊飼いの教会」を中心に据えた星空の写真。その素晴らしい満点の星空を、11月8日、9日の両日にわたり満喫、カメラに収めてきました。
こちらは11月8日、Lake Tekapoのほとりにある「善き羊飼いの教会」の昼間の風景。とても素朴で、Lake Tekapoの雰囲気に溶け込んだ教会です。
内部の見学もできますが、写真撮影は不可。こうして外から窓越しの写真を撮ることはOKです。窓越しに見えるLake Tekapoとサザンアルプスはとてもきれいでした。
教会の横の湖畔ではルピナスの花を楽しむことができます。このルピナス、もともと外来種で駆除対象なんだとか。
隣にある「バウンダリー犬の像」。開拓時代、柵のない境界線=Boundaryを守った牧羊犬を称えて1968年にできた像。
11月8日の夕方、天気はよく、素晴らしい星空が期待できそうです。
日も沈んだ夜9時、撮影スポット「善き羊飼いの教会」に行ってみると…なんとすごい人だかり。日本人、中国人、韓国人とアジア系の人が殆んどでした。
星空撮影はシャッターを20~30秒開放しておかなければならず、その間に人が入ったり車のヘッドライトや撮影用のペンライトが光ったりすると、それが写り込んでしまいます。
途中で人が教会に近づいたり、ライトが灯ったりと満足が行く撮影ができず、だんだん殺気立ってくるカメラマンたち。でも、教会は公共の財産、近寄るな、と言うこともできず、重苦しい雰囲気が流れます。
そして寒さ。この日は気温5度程度と寒さで2時間くらいが精一杯。そこそこ写真は撮れましたが、寒さに加え、周囲のいら立ちが伝わってくる異様な雰囲気もいやになり、更に月も出て来るということで、夜11時過ぎには撤収。
翌9日。昼間は雲があったのですが、夕方には快晴に。月の出は深夜2時頃だったので、12時頃から撮影開始。
まずは「バウンダリー犬の像」で撮影。こちらは他に誰もおらず、約1時間ほどじっくり撮影できました。
その後、「善き羊飼いの教会」でリベンジ。夜中の12時を過ぎると宿に戻る人も多く、前日とは打って変わって静かな環境で撮影ができました。
写真をよく見ると、天の川のほか、流れ星も写っています。日本と同じように、中国、韓国などでもこの星空が紹介されているようで、カメラマンが多く来ていましたが、12時を過ぎると撤収していきます。月のない、夜12時過ぎから3時ころまでの撮影が一番良さそうです。
でも、やはり自分の目で「見る」のが一番です。天気にも恵まれ、この満点の星空を下手ながらも写真に撮ることができて…本当に行ってよかった。
なお、教会の奥にみえる光は、街明かりではなく、南半球のオーロラ、「Southern Lights」の一部だと、隣にいた方に教えられました。
本当?なんか嘘くさい感じもするのですが、テカポで条件がいいと、もっといろいろな色のオーロラが見えるというのは本当のこと。まあそういうことにしておきましょう。
コメント
これは、実に素晴らしい写真を撮影
そしてご覧になられましたね!!
タヌキ猫の、星空を世界遺産にしようという
テカポへ行ってみたいです[E:#x266A]
ただ、三脚が必要だし
そうなると、撮影する側の
あの殺伐とした雰囲気は
他のところで感じるところでして
いやぁ~どうしたもんかなぁ
と感じました。
やっぱりこだわるととことん
こだわりたくなりますからねぇ
おっしゃったように、遅い時間で
狙う、これもありだなぁ~と
感じましたね[E:#x266A]
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん
コメントありがとうございます。
この写真が撮りたくて重い機材を持っていきました。夜12時までの中国人、韓国人の多さには本当にびっくりするとともに、マナーがなっていない人も多く、雰囲気は最悪です。
やはり深夜の撮影がいいですね。訪れるときは月の出、月の入もチェックしてくださいね。
私の時は2日とも星がきれいに出ましたが、相手は自然、出ないときのことも考えて、時間が許せばテカポでも数日過ごされたほうが良いですよ。