2018年10月25日 オーストラリアから、シドニー発日本航空JL772便で日本へ帰国します。オーストラリア発の最終フライトは、アクシデントで通常とは異なる飛行ルートとなり、その分フライトそのものをちょっぴり長く楽しむことができました。
■搭乗
出発30分前、搭乗口にやってきました。間もなく搭乗開始ということで、ダイヤモンド・プレミア会員用の優先搭乗レーンに並びます。
搭乗機、B787-9。ここのところB787ばかりに乗っているので、B777がちょっと懐かしい…。
優先搭乗で搭乗します。誰もいなかったので、ビジネスクラスセカンドキャビンの様子を1枚。
座席は窓側7K。SKY SUITEもいろいろな座席に乗りましたが、やはり窓側が落ち着きます(単に写真を撮りたいだけというブロガーの性ってところもありますが…)。そういえば、777-300ERの中央席だけは経験ないか。まあよほどじゃないと選ばないと思いますが。
アメニティ、スリッパのほかにメニューも置いてあります。搭乗時にメニューが置いてあると出発までの時間にゆっくり見ることができるので◎。
京都龍村美術織物のアメニティポーチ、今回はグレーです。これで、赤、白、青、グレーの4色がそろいました。
ウェルカムドリンク。朝からシャンパンをいただきます。プラスチックの容器は毎回がっかりですが、一方でシャンパンを飲むたびにファーストクラスに乗りたいなーと思ったり。
■Good bye Australia
係員のお見送り。いつも見る「バイバイ」ですが、今回ばかりは本当に「バイバイ」。
9:42離陸。Good bye Australia! 本当にありがとう!
■飛行ルート変更
シニアCAの方とご挨拶。このときにバタフライアイランドが見えるときに声をかけてほしいとお願いをしてみたのですが…。
「グアムにかかっている台風を大きく避けて飛行するので、おそらくバタフライアイランドはは見えないと思います…」
一応機長に確認してみるとのことで、しばし待ち。
「やはり本日は台風を避けて通常と飛行ルートを変えるので、残念ながらバタフライアイランドはご覧になれません。申し訳ありません」
最後のフライトでバタフライアイランドをもう1度見ておきたかったのですが…仕方ないですね。そうそううまくはいきません。
伺うと迂回することで通常よりも1時間ほど余計に時間がかかるとのこと。んー、成田到着後、札幌行きJL3849便に1時間半で乗り継ぐのですが…。
「地上と連絡を取って後ほどご案内いたします」とのこと。さてどうなるでしょうか。
■ランチサービス
1回目の食事、ランチサービスを前にして、メニューを見てみます。BEDDの由来などが書いてある表書き。このフライトの後はしばらく食べられそうないないので、しっかり楽しみむことにします。
食事を選びます。Webで予習をしていて「ローストチキン」決めているのですが、一応確認まで。なお、ローストチキンの場合は事前予約はできません。
アラカルトも確認。しらす丼は、着陸前にいただきたいので取り置きをお願いします。
おしぼりが配られまして、そのあとメインのローストチキンをオーダー。シドニー線ではメインがビーフとチキンのいずれか、という組み合わせになることが結構あります。オーストラリアのチキンは、日本のそれとは異なり、旨みがあっておススメです。
ワインは「クライン・サルゼヴィンヤード」のシャルドネをオーダー。
◇アミューズ・ブーシュ
・メロンムースとプロシュート
・ブロッコリーとブドウ ブルーチーズドレッシング
・白ワイン「クライン・サルゼヴィンヤード・セレクション・シャルドネ」
アミューズ・ブーシュと一緒にワインもグラスに注がれた状態でサーブされたのですが、なんとワイングラスが新しくなっています。
伺うと、10月からグラスが新しくなったとのこと。脚のないグラスなので、安定性は以前のものより良くなっています。
グラスの底に鶴丸。お土産に欲しい、なんて言う人もいるかもしれませんね。
◇オードブル
・鴨のミートローフ
・ズッキーニのフリッタータ
・サーモンチーズロールのピンチョス
・ブレッド
・白ワイン「クライン・サルゼヴィンヤード・セレクション・シャルドネ」
オードブルに鴨、メインにチキン、私の好みで完璧な組み合わせ。鴨のミートローフとても美味しく頂きました。ワインは引き続きシャルドネで。
◇メイン
・ローストチキン マッシュルームベーコンソース
・白ワイン「クライン・サルゼヴィンヤード・セレクション・シャルドネ」
お待ちかねのローストチキン、やっぱりオーストラリア産のチキンは旨みがあっておいしいです。マッシュルームベーコンソースの味がちょっと濃かったのが残念。ワインは白ワインのヴィオニエがあれば、って思っていたのですが、残念ながら10月からワインが変わったため、そのままシャルドネで。
◇アラカルト
・チーズプレート
・赤ワイン「ヴィラ・ヴォルフ ピノノワール グヴァリテーツワイン・トロッケン2015」
デザートに行く前に、赤ワインをチーズプレートとともに楽しみます。オーストラリア産のチーズ、濃厚でおいしいです。アーノッツのクラッカー、もう1セットつけてほしいところ。最初からお願いすればいいか…。
ここで現在地をチェック。かなり西に回り込んでいて、行き先がシンガポール?って勘違いしてしまいそう。これじゃあバタフライアイランドは見ることができません。
◇デザート
・パイナップルマンゴーケーキ
・コーヒー
このパイナップルマンゴーケーキが予想に反しておいしかった。かなり甘いのでは?と思っていたのですが、むしろちょっぴり酸味が効いたさっぱり系でした。最近のJALのデザート、はずれがあまりないですね。
■機内にて
このあとは映画を観ながら過ごします。映画というよりTVドラマを見ていることの方が多いのですが。
出発から5時間、飛行機はようやく北東へ向きを変えて東京を目指しますが、まだ赤道を越えていない…。このあたりでCAさんから連絡を受けます。
「成田の到着は17:30頃になるので、到着後は地上係員にお声がけください」とのこと。乗り継ぎ時間ぎりぎりで、ひとまず何とかなりそうです。
バーカウンターに行ってみましょうか。チョコレートとワインをいただきます。
■夕食サービス
出発から8時間、到着2時間前に夕食をオーダー。和食メニューに取り置きをお願いしておいたしらす丼をつけていただきます。
◇アラカルト
日本帰国便お馴染みの「どんぶり」シリーズ。今回の772便ではしらす丼でした。以前はしらす高菜丼だったっけ。どっちでもいいのですが、しらすが本当に久しぶりで、おいしくいただきました。
豚の角煮はもう少し味が濃くても良かったかな。さっぱり系です。
太陽が西側に移動したので、東向きの空の青さが際立った欲しいところなのですが、ちょっと雲が多い…
到着1時間前のラストオーダー。フルーツでリフレッシュ。乾燥した機内でこのフルーツを食べると生き返った感じがします。特に寝起きは効果絶大。
■到着
随分と迂回してきました。遅れは40分ほどとのこと。その分、いつもよりちょっと長くフライトを楽しむことができました。
夕方の東の空。ほんのり赤く染まるこの景色は飛行機に乗ったからこそ楽しめる景色。着陸20分前となり、シートベルト着用サインが点灯します。
長旅も間もなく終了。楽しい旅でした。次はいつ乗れるでしょうか。
このあとは乗り継ぎのため、ちょい早足で入国審査場へ向かいます。その途中に係の方が乗り継ぎの方の名前を掲げて立っていたので声をかけると、Express Connectionのカードをくれたのですが、使い方の説明などはなし。多分税関が混んでいる時に優先して通してもらえるもの?と思ったのですが、ダイヤモンド会員なので荷物は一番出でてきて、かつ税関も空いていたので、用なしでした。
今回は引っ越し荷物=同送品があるので、税関では税関申告書2通を提出、1枚は税関控え、もう1枚は通関用として受け取り、別途運送会社の事務所へ提出します。
日通の場合はJAL ABCのカウンターへ日通から受け取った申請書類とともに提出。駐在開始時の出国印と帰国時の入国印、更にはVISAのコピーも提出する必要があります。海外滞在中にパスポートを更新した時は、更新前のものも必要。書類はすべて事前記入しておいたので、実際は書類の提出とパスポートのコピーを取って終わりでした。
いやー、ついに帰ってきました。でも一時帰国と同じような感覚で、これから日本に住むんだーという実感はゼロでした(笑)。
オーストラリアからのラストフライト、ワイングラスが新しくなっていたのにはちょっとびっくり。その他サービスなどは申し分なく、快適な空の旅を楽しむことができました。
次回長距離国際線のビジネスクラスに乗れるのはいつでしょうか。日本に到着してそればかりが気になります(笑)。
■Flight Data
・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL772
・Aircraft: B787-9 (JA866J), Age/ 2years
・Depature: Sydney (SYD)
・Destination: Narita (NRT)
・Cabin: Business Class (SKY SUITE SS9) (upgraded)
・Mileage: TPM 4,863mile (11,185mile accumulated)
・FOP: 7,695FOP
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