栃木県足利市に「ココ・ファーム・ワイナリー」というワイナリーがあります。ワイナリーのすぐ隣にある「こころみ学園」という知的な障害を持つ人たちが育てたブドウをすべて買い取り、醸造しているワイナリー。その品質は非常に高く、JALファーストクラスや洞爺湖サミットでも採用された実績を持ちます。2020年ワイナリーアワードでは4つ星ワイナリーにも選ばれています。
2020年8月30日、まさに今日ですが、そのワイナリーを訪れました。
足利市街地から車で少し山に入ったところにワイナリーはあります。ショップのほか、カフェも併設されているので、ワインとともに食事をいただくのも◎。ただ自家用車で行った場合、当然ですが、運転手は飲めません…。
斜度38度の急斜面に広がるブドウ畑が広がります。こんな急斜面でブドウが栽培されているのは初めて。日常の手入れから収穫まで、重労働かと。
ショップの中に入ってみましょう。
店内の撮影は、他のお客様を写さなければOKとのこと。こちらがJALファーストクラスでも提供されたことがある白ワイン「風のエチュード」。シャルドネが主体の辛口白ワイン。奥には洞爺湖サミットで提供された、ツヴァイゲルト種のブドウから作られた赤ワイン「風のルージュ」。いずれも飲んでみたい1本です。
収穫祭記念ワイン。お手頃価格で手に入ります。
店の奥にはセラーがあり、自由に出入りできます。
31年前にこころみ学園の農夫たちがカリフォルニアにブドウの苗木を植え、ココ・ファームが監修し、醸造を委託して完成したカリフォルニアワイン。これも試してみたい1本です。
カフェのオープンテラスには、天井から実ったブドウがたくさん下がっています。この日の気温は38℃。もう少し涼しければ気持ちよくワインをいただきながら食事が楽しめそうです。
結局、「風のエチュード」、「風のルージュ」のほか、北海道余市産のピノグリを使った「ぴのぐり」と蔵出しワインの「こころみノートン」の4本を購入。
「風のエチュード」と「ぴのぐり」はいずれもJALファーストクラスで提供された白ワイン。自宅に保管してあったワインリストから、いずれも2017年に成田⇔シドニー線のファーストクラスにて提供されていたことがわかりました。
以前、JALファーストクラスで提供された日本酒「磯自慢」の蔵元を訪問したことがあります。この時は、そのあとオーストラリアに向かう機内で、そのお酒をいただきました。
さすがに今回は、海外へ向かう機内で、というわけにはいかず、ちょっと残念。でも、ココ・ファーム・ワイナリーのワインは国際線ファーストクラスのほか、ビジネスクラスでも提供されることがあるので、その際は、今日訪れたワイナリーの雰囲気を思い出して味わうことができれば、また違った楽しみ方ができそうです。
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