オーストラリアのワイン好きが絶対に持っているバイブルがあります。
その名も「JAMES HALLIDAY WINE COMPANION」
毎年1回、発売されるワインの評価本なのですが、その中身が半端ない。合計800ページにも及んで、オーストラリアのワイナリーの評価が掲載されています。
さらにこの本がいいのは、各地域ごとの注目ワイナリーや、品種ごとのランク付け一覧があること。これを見ると、初めていった地域でも、どのワイナリーがどう評価されているかがわかり、さらに、そのワイナリーでリリースされているワインがスコアとともに紹介されているので、試飲、はたまた買うときに非常に参考になるのです。
また、Winery of the yearや、Wine of the yearも紹介されています。この本のWine of the yearに選ばれるのは大変名誉なことだとか。今年発売の2016年度版では、ヤラバレーの小さなワイナリの、わずか40ドル程度のワインが受賞。発売当日に、即日完売、FAX、電話がパンクしたそうです。そのくらいのインパクトのある評価本というわけです。
実際はワイナリーの生産者側からワインを評価してもらうために提供しているようです。評価されて高得点を取れば、それはステータスになるのですから。ということは、この本に掲載されていないワイナリーも多くあるということで、実際にHeathcoteなどでワイナリー巡りをしていると、本に未掲載のワイナリーが結構あることに気づきます。
本を使う、使わないはともかく、たとえこの本の評価点が高いからと言って、必ずしも自分の口に合うわけではありません。最後は、自分の好みで選ぶのがやっぱり一番だと思います。
でも、Wine of the yearのワイン、一度は飲んでみたいなぁ。
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