Great Alpine Roadの旅2日目。ここまで、前置きが随分と長くなってしまいましたが、いよいよ旅の目的であるGreat Alpine Roadのドライブです。
地図上ではWangaratta(ワンガラッタ)からBairnsdale(バーンズデール)まで300km余り、どこにも立ち寄らずに走って約4時間20分の旅と表示されますが、実際はストップ&ゴーの、各駅停車のような旅。実際には朝8時過ぎにWangarattaを出て、Bairnsdaleに着いたのは夕方5時、約9時間の旅でした。
これはWangarattaのGreat Alpine Roadの起点にある距離案内表示。B500というハイウェイがGreat Alpine Roadで、この道を300kmドライブしました。今回はWangarattaから表示にあるBright(ブライト)までの旅を紹介します。
Gapsted(ギャップステッド)
まずはMyrtleford(マートルフォード)という街の手前にあるGapstedを目指します。
WangarattaはGreat Alpine Road起点の街。こんな看板を目にしました。さあ行こう、という気にさせてくれる看板です。
Gapstedまでの最初の道は、前日にKing Valleyを訪問した時と同じようなのどかな牧草地帯を走り抜けます。この日は非常に天気が良く、気持ちのいいドライブを頼むことができました。
Gapstedはとても小さな集落でした。そこに「Gapsted Wines」という大きなワイナリーを発見。まだ営業前ということで、ワインの購入は見送り。でも、雰囲気のいいワイナリーだったので、車を止めてしばし撮影会となりました。
こちらは正門。ガイドブックによれば、この地域はVictorian Alps(ビクトリアンアルプス)という地域で、いくつかのワイナリーが点在していることが分かりました。
秋の紅葉も少しずつ始まっていて、ワイナリー脇にあるトレイルでは、色づき始めた木々を見ながら散歩ができるとてもいい感じの場所でした。ジョギングやサイクリングを楽しんでいる人も見かけました。
Myrtlefold(マートルフォールド)
GapstedからMyrtlefordまでは10km程度。この間は低い山々に囲まれた場所を走ります。MyrtlefoldはWangarattaから40km、スーパーなどがある大きな街で、最初の休憩地としてはいい街です。その街の真ん中にまたしてもワイナリーを発見。
「Michelini Wines(ミシェリニワインズ)」というワイナリー。イタリア国旗が掲げられていることから、ここでもイタリア系のワインが楽しめそうと、車を止めてワイナリーを訪ねてみることに。
ちょうど開店したタイミングで、他にお客さんはおらず、ゆっくり試飲させていただくことができました。
1997年にオープンしたワイナリー。イタリア国旗が掲げられていた通り、イタリア品種のブドウを主体としたワインを作っているとのこと。許可をいただいて店内の様子も撮影させていただきました。
このワイナリーの創始者「Emo Michelini」さん。1949年この地に移住した当時は、たばこ農家でスタートしたそうです。
この日購入したワイン。それぞれ異なる赤ワイン4本を購入しました。どれもほかの地域ではあまり手に入らない品種ばかりです。
ワイナリーを後にして、Myrtlefoldの街を散策した時に見つけたフェニックスの木の根。なんでも倒木したものをオブジェにしたとか。なかなかの迫力でした。
Bright(ブライト)
ワイナリーに立ち寄ったり、Myrtlefoldの街を散策したりしていたら、あっという間に時間は過ぎ…このペースではBairnsdaleに到着するのがいつになるやら…ということで、急ぎ車を進めます。
次の街のBrightまでは、写真のような感じの景色を楽しみながらドライブができます。
Brightはビクトリア州でも数少ない紅葉で有名な街です。写真のような落葉樹が多く、4月末から5月上旬が見ごろとのこと。この時期にはAutumn Festivalも開催されて、非常ににぎわい、宿の
確保が難しいとのこと。
だったらせっかくの機会なので、Brightの街で車を止めて写真を撮ろうとしたのですが、イースター休暇ということで車の大渋滞。とても車を止めるどころの話ではなかったので、立ち寄るのをあきらめました。このBrightには、ぜひ一泊して紅葉の写真を収めてみたいと思いました。
このBrightを過ぎると、いよいよ山岳地帯に入ります。この続きは次回に。
<関連HP>
Gapsted Wines
Michelini Wines
コメント