JALビジネスクラス・SKY SUITE(SS7)搭乗記(JL772 シドニー→成田 2016.4.9)

2016年4月9日 JAL772便(JL772)シドニー→成田のビジネスクラスに搭乗しました。SKY SUITE(SS7)のビジネスクラスは、今年の1月8日に続いて2回目、昼行便のシドニー→成田の772便では初めてです(前回1月8日の搭乗記)。

シドニー⇔成田のJAL便(771便、772便)はすでに何度も搭乗していますが、搭乗のたびに出会いがあったり、感動したりと飽きることがありません。それがまた旅の楽しみでもあります。

今回も、チェックインカウンターが変わったり、新たなサービスを体験・感動したりと盛りだくさんでした。そんなフライトをご紹介します(長文ご容赦ください)。

Img_7878_1024x683


チェックイン

前日、カンタス474便(QF474)でシドニー入り。いつも通り、国際線ターミナル前の「Rydges Sydney Airport」に宿泊(このホテルの詳細は「Rydges Sydney Airport」をご覧ください)。
朝8:15の出発なので、6:30にホテルをチェックアウトしました。ターミナルビルまで徒歩1分。いつもながら便利なホテルです。
Img_0350_1024x768

エスカレーターで国際線ターミナル2階に上がり、チェックインカウンターを確認。先月はHカウンターでしたが、Aカウンターに変更になっていました(10月までAカウンターだそうです)。
Img_0351_1024x768

Aカウンターはターミナルの一番北端にあります。端にある分、静かでメインターミナルから離された感じがしました。ちょうど772便のCAさんたちのチェックインと重なったのですが、「以前と場所が変わって、なんだかLCCの扱いみたい…」と会話されているのを耳にしました。確かにそんな感じがします。もちろん、LCCとして扱われてはいませんが。
Img_0352_1024x768

それでも、この日は満席のようで、エコノミークラスは順番待ちの長い列ができていました。
Img_0354_1024x768

JGCプレミアステータスなので、ファーストクラスチェックインカウンターでチェックイン。
Img_0353_1024x768

カンタス航空係員の方によるチェックイン。日本人の方でした。はい、以前にもお会いしたことがあります。
ビジネスクラスのチェックイン時に渡されるのは、搭乗券、ラウンジインビテーション、出国のエクスプレスカードです。
Img_0357_1024x768

出国~カンタス・ファーストラウンジ

出国ゲートに向かって歩いていると、写真のようなマシンを発見。デルタとANA共通の自動発券機でした。バーコードをマシンにかざしてパスポートを入れると発見される仕組みのようで、預ける手荷物がない人向けなのでしょうか。JALに関しては、シドニー空港ではこの手のマシンはなかったかと。通常は預ける手荷物があるので、私にはあまり役に立ちませんが、ビジネスマンにはいいかもしれません。
Img_0358_1024x768

エクスプレスカードを使って出国。今は自動ゲートが普及してほとんど自動ゲートに誘導されます。出国手続き時、前回までは英語のみの案内でしたが、今回はパスポートを入れると日本語で案内がありました。進化しています。

出国後はまっすぐラウンジへ。
途中の免税店は更に工事が進み、その全貌がわかるようになってきました。開放的ないい感じです。
Img_7875_1024x683

ラウンジ入口(いつもと違うショット…)。
Img_0359_1024x768_2

前回のファーストクラス利用時と同様、フルーツとコーヒーを軽く頂いて、時間までくつろぎます。
Img_7874_1024x683


搭乗

この日の搭乗口は10番。ゲートに着いたらビジネスクラスも長い列。ファーストクラスの案内がなく、お客様がちょっと混乱されていました。ほぼ時間通りに搭乗開始。
Img_0360_1024x768

10番ゲートはちょうどファーストラウンジの真下になります。写真はファーストラウンジから撮影した、今日お世話になる機体。先月もそうでしたが、搭乗橋は1本で、全クラス共通でした。そういえば、前回シドニーから搭乗した時も、またシドニーに到着した時も、搭乗橋は1本でした。よく言われるファーストクラスと他クラスの「運命の分かれ道」は、シドニーでは存在しないのかもしれません。
Img_7871_1024x683

今回はファーストクラスのすぐ後ろにある5Kを指定。この席はを含めた5列目は、ビジネスクラスでもファーストクラスと同
じキャビンにあり、また1列しかなく、後ろのビジネスクラスよりもプライベート感があるということで人気の列です。今回は前回同様窓側を確保。昼間便なので、やっぱり窓の光を浴びて、大空を見ながら食事したいので。
Img_7878_1024x683_2

ウェルカムドリンクの復活

優先搭乗の後に、一般搭乗となったのですが、5列目は入口よりも前にある分、通路を通る人もなく、とても静か。ファーストクラスと同じです。

プライベート感たっぷりの座席まわりをチェック。通路側への出口はバルクヘッドだけあって他よりも広そうです。
Img_7882_1024x683

収納スペースには苦慮。窓側なので仕方ないのですが…。後ろの席がない分、他人に迷惑も掛からないので上部の収納スペースを使ってもよかったのですが、やはり使いにくいのでパス。結局モニター下のスペースを使いました。
Img_7891_1024x683

アメニティ。ZEROとのコラボですが、ハードケースに変わりました。中身は一緒。
Img_7883_1024x683

ひととおりのチェックを終えたら、上だけ持ち込んだリラックスウェアに着替えて準備万端(実は前回ファーストクラスでいただいたトレーナーを使わせていただきました…ジャケットに加えてシャツまで預かっていただけました。ありがとうございます)。

と、リラックスしていると、「出発前にオレンジジュース、シャンパンはいかがですか?」とCAさんから声がかかりました。なんと、ウェルカムドリンクの復活です。3月から復活したとのこと。容器はプラスチックで若干チープでしたが、あるだけで十分です。シャンパンいただきました。と、浮かれてしまって銘柄聞くの、忘れてしまった…
Img_7880_1024x683


出発・離陸

8:15ほぼ定刻に出発、離陸。
Img_7902_1024x683

この日は南(海)に向けての離陸だったので、離陸後、ボタニー湾、ベイト湾がきれいに見えました。窓側でよかったよかった。
Img_7906_1024x683

1回目の食事

シートベルト着用サインが消えると、食事のサービスが始まります。

アミューズブーシュ。「ブロッコリーと葡萄クリームブルーチーズソース添え」と「マスクメロンのムース プロシュート添え」。飲み物は定番デュラモットをいただきます。
Img_7917_1024x683

オードブル「鱒のハーブコンフィ」。ワインは西オーストラリア産の「ホワイトラベル リースリング2015」。本当はニュージーランド産のソヴィニヨンブランが飲みたかったのですが、すでに往路便で売り切れてしまったと。。。え、復路便のためにとり置きしないのでしょうか。
Img_7920_1024x683

メインも魚にしました。「メロのフィレ アスパラガスのカルボナーラソース」。歯ごたえがあるとてもおいしいメロでした。メロは日本のアイナメで、オーストラリア近海でもとれるそうです。ワインはシャルドネです。「モントグラス・レゼルヴ・シャルドネ 2015」
Img_7926_1024x683

このあとは、いつも通りデザートを後にしていただき、チーズプレート&赤ワイン。オーストラリア産のチーズはやはりおいしいです。
Img_7932_1024x683

ひととおりいただいてくつろいでいたら、デザートはいかが?と声をかけられていただきます。アップルクラフティケーキとコーヒー。甘すぎないケーキで私好みでした。
Img_7938_1024x683

機内散策

食事後、散歩を兼ねて機内散策。まずは、エコノミークラスから。満席でした。一番後ろのギャレー付近でオーストラリアから日本に遊びに行くというご家族と、東京の桜の名所について歓談。この方とは、あとで成田エクスプレスでもお会いしてお互いビックリでした。
Img_7943_1024x683

プレミアムエコノミークラス。こちらも満席。
Img_7944_1024x683

ビジネスクラス。こちらも満席。こうしてみると、個室感が高いです。さすが、世界一の評価を受けたビジネスクラスシートです。
Img_7945_1024x683

ビジネスクラスにあるギャラリー。日本の四季の写真が楽しめますが、春の写真に入れ替わっていました。ギャラリーでCAさんと歓談したのですが、最近は満席でも6~7割が外国人なのだとか。この日もビジネスクラスは7割が外国人の方だとのこと。日本人はANAの羽田線に流れてしまうそうです。「やっぱり羽田は便利ですもんねぇ」のCAさんの弁。JL772便の昼間便、私は好きですが。
Img_7953_1024x683

そして、ファーストクラスのすぐ後ろにある5列目のビジネスクラス。他ビジネスクラスシートとは異なり、プライベート感があって、私は好きです。カーテンの向こうはファーストクラス。さすがに入れませんが…
Img_7956_1024x683

バタフライアイランド

日本と豪州を結ぶ便で、772便のみでしか見られないのが、雲にかかっていることが多く、なかなか見ることができないことで有名なバタフライアイランド。このバタフライアイランドを見ることができた人は幸せになれると言います。

実は、機内散策前にCAさんにバタフライアイランドが見えたら教えてほしいとお願いをしておいたところ、機長からも見えた時はかならず連絡が入るので、お伝えしますとのこと。

すると、ちょうど機内散策から戻ってきたところで、声がかかり、しっかり見ることができました。初めて見るCAさんも多く、入口ドアの窓はちょっとしたお祭り騒ぎでした(笑)。
前回搭乗時も見ることができたのですが、進行方向左に見えることが多いようです。
Img_7957_1024x691

到着前の食事

バタフライアイランドを楽しんだ後は、機内エンターテイメントを堪能。「救命病棟24時」を見ました。シリーズものでしたが、久しぶりに松嶋菜々子の顔を見たかな。

到着前90分に2度目の食事をオーダー。アラカルトの和食をチョイスして、ご飯をアラカルトメニューにあった「ブリのりゅうきゅう」に変えていただきました。日本の夕食にあたるので、ちょっとしっかり目に食べておきます。
Img_7975_1024x683

鮭の幽庵焼き。
Img_7976_1024x683

「獺祭」純米大吟醸50も一緒にいただきました。やっぱり和食には日本酒が一番。
Img_7981_1024x683

到着…またしても沖止め

そうこうしていると間もなく着陸態勢に入るとのアナウンス。着ていたリラックスウェアからシャツに着替えてジャケットを受け取ります(ファーストクラス並みの扱いをしていただいてありがたいです)。
到着時に機上から見る日本は、季節ごとにその景色を楽しませてくれます。成田空港の周辺は桜が満開でした(いい写真が撮れず、アップをあきらめました…すみません)。
Img_7987_1024x683

到着後のアナウンス…「お客様をターミナルビルまでバスでお送りします」。またしても沖止めです。ファーストクラスのバスを見送ってから降機します。Img_7988_1024x683

ボーイング777-300ERの大きなエンジンをカメラに収めることができるのは沖止めの特権ですが…それにしても772便は沖止め率が高いです。私の場合、300ERになってからはずっと沖止めです。
Img_7992_1024x683

旅を終えて

772便は昼行便ですが、2月末にファーストクラス、今回ビジネスクラスを利用しました。個人的な感想は、昼行便の772便でファーストクラスを楽しみたいと思いました。夜行便の771便(シドニー行)は、結局寝てしまうので、ビジネスクラスでもいいように感じました。

ビジネスクラスで出発前のウェルカムドリンクが復活したのはよかったです。その他、食事の内容から細かい気配りまで、日本の航空会社らしいおもてなしを受けることができました。外国人の方が非常に多く乗るようになったのも、そういった日本のおもてなしがいいと認めていただいている証拠なのかもしれません。
Img_7985_1024x683

コメント

  1. タヌキ猫 より:

    ぱぴるすさん、おはようございます。

    やはり、シドニー線で気になるのは
    バタフライアイランドですね!!

    タヌキ猫未だに見たことが無いので、
    このJAL便で見つけられたらなと思います。

    前回同様、沖止めでしたか・・・(汗)
    またのオーストラリアまで、B777-300ERで
    運航しているかですよね・・・。

    タヌキ猫でした。

  2. ぱぴるす より:

    タヌキ猫さん こんにちは。

    バタフライアイランドは、以前にもコメントしました通り、日本とオーストラリアを結び便で772便でしか見ることができません。それもお天気次第…
    ご覧になれるといいですね。

    それにしても沖止めだらけの772便。フラッグシップの777-300ERなんだから搭乗橋につけてほしいですね。

    とりあえず、来年3月までは777-300ERではないでしょうか。以前のように200ERなら新ビジネスクラスだったらOKなのですが。。。また沖止めだったりして(笑)