2016年7月21日 島根での仕事が思いのほか早く終わったので、同行しているオーストラリア人の同僚2名と出雲大社に参拝しました。
外国人にとって、出雲大社がどれだけ素晴らしいものなのか、を理解するのはなかなか難しいかと思いますが、せっかく来た日本、いつもオーストラリア文化、生活を紹介されてばかりなので、今回は少しでも日本古来の文化に触れてもらえれば、と思い、一緒に参拝することにしました。
レンタカーを駐車場に止めて、勢溜(せいだまり)にある木製の鳥居をくぐります。ここから大鳥居を見ると…ここが高くなっていることが分かります。
そして、境内側へも下っているのが分かります。つまりこの勢溜が一番高いということ…というのをブラタモリで紹介されていて、それを実感することができました(笑)
その先にある樹齢数百年の松並木。左右および中央3本の道に分かれていて、中央は神様、皇族の方が通る道とされていましたが、今は一般の人も通行可能とのこと。
しかし、松の根を守るため、中央は通行できないようになっていました。
縁結びの碑(いしぶみ)。二柱の神がお示しになられた仲睦まじい夫婦の道として幾世を超えて今の世に祈り継がれているそうです。
八足門にて本殿に向かって参拝しました。二礼四拍手一礼。意味も含めて英語で説明するのに一苦労…(笑)
十九社。オーストラリア人には、「神様が集まったときにお泊りになる「ホテル」で、ここで神様が宴会をするんですよ」、、、と説明しましたが、宴会をするかどうかは?神様がお使いになるときは扉が開くそうで…見てみたいですね。
あとは、恒例のお守りを買って出雲大社を後にしました。お守りの説明がまた大変。家内安全(Family safe)、健康祈願(keeping good health)などなど。やはり木製のお札がいいと。家の目立つところや皆が通るところにおいて置くと、神様が皆を見守ってくれますよ、と説明して納得してくれました。
この日は平日、しかも夕方で、参拝客も少なく、落ち着いた雰囲気の中で案内できてよかったです。
このあと、連れのオーストラリア人が、羽田空港で食べたそばが気に入ったらしく、もう一度食べたいと言うので、「羽根屋」という老舗の蕎麦屋さんで出雲そばをいただきました。献上そば、だそうです。
各器には天かす、山菜、とろろ、などなど1つずつ具が入っていて、そばつゆを上からかけていただきます。
彼らいわく、「羽田のそばとは雲泥の差、すごくおいしい!」。確かに日本人の私が食べてもはっきり味の違いが分かるくらいですから、彼らにも分かったのでしょう。
ちなみにお値段は写真の5段割子そばで1人前1,500円でした。意外と安いかと。
外国人ということで、店が空いていたにもかかわらず、わざわざ別棟の掘りごたつのある、和を感じることができる雰囲気のいい部屋に通していただきました。羽根屋の方の心遣いに感謝です。
今回の出雲大社へのアテンドを通じて…外国人の訪問が多くなっている昨今、いかに興味を持ってもらうように説明するかが大切だと感じました。もちろん英語でです。
日本人の持つホスピタリティ、相手を尊重する気持ちを忘れることなく丁寧に接すれば、出雲大社のような厳かな場所の雰囲気、気持ちも十分に伝わると感じたアテンドでした。
コメント
ぱぴるすさん、こんばんは!!
おぉ!!お天気のいい出雲大社でしたねぇ~
タヌキ猫の時は降ったり止んだりで・・・
「清めの雨」でいいんですよとは言われましたが
やっぱり晴れがいいですよね(汗)
外国の方に説明するのも一苦労かと思いますが、
出雲大社を案内できるだなんてそうそうないですからね。
タヌキ猫も語学が堪能だったら、こういう
話を楽しむこともできるんでしょうが・・・。
おそばはどうされたかなぁ~と思ったら
しっかり抑えていましたね♪
やっぱり、外国の方に自分の国の文化を
知ってもらえるというのはウレシイことですよね。
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん、コメントありがとうございます。
この日はちょっと蒸し暑かったですが、
夕方ということもあり、風もあってまずまずでした。
やはり清めの雨よりは晴れがいいですね。
神社仏閣などを英語で説明するのは毎回苦労します。
長い歴史があるものを英語で簡単に説明して、
分かってもらというのはかなりハードです。
英語のパンフレットなどがあれば、かなりの助けになりますが、
それでも、細かいところまではカバーされておらず、
そういう時に限って難しい質問される…
はとバスの英語ツアーに2回ほど参加したことがありますが、
ガイドさんの英語での巧みな説明にはただただ感心するばかり。
やはり経験、勉強なのでしょう。
私もオーストラリアに住んでいて、
現地の人からオーストラリアの歴史や文化を
説明してもらうことがよくあります。
普段説明してもらっている分、
自分の母国を訪れた時は恩返しの意味も込めて、
自国の歴史、文化を知ってもらえれば、と思っています。
それが文化交流というのではないかと…
私も数多く外国人のアテンドをしていますが、
思ったこと、感じたことなどを改めて記事にしたいと思っています。
出雲そば、しっかり押さえて◎でした。外国人にも◎。
アテンドをしてよかった、と思える瞬間でした。