2016年4月25日夕方 今回のニュージーランド旅行のハイライト、世界遺産ミルフォードサウンドのオーバーナイトクルーズへの出発です。
オーバーナイトクルーズは昼間のクルーズとは違い、世界遺産の素晴らしい景色と大自然の中の静寂を満喫できる素晴らしいツアーでした。
予約
予約はReal Journeys社のHPから行いました(サイトの右上のボタンで日本語を選択できます)。一人1泊330ドル、夫婦二人で660ドルでした。真夏のピークだと480ドルまで値段が上がります。HPからはクイーンズタウン往復のバスツアーつきのプランや、帰りは飛行機でクイーンズタウンまで行くプランなどのオプションが選べます。
一人300ドル超えのツアーは一見高いですが、実際に一晩過ごしてみると、その価値は十分にあると思いました。
持ち物
Webで予約すると必要な持ち物の詳細が書いた予約票をもらえるのですが、以下のものがあれば大丈夫です。
・雨具 ・着替え ・洗面用具 ・カメラ ・虫除け(特に夏)
これ以外の大きな荷物は車のトランクに入れたままにしておきました。タオルなども部屋に備え付けのものがあるので基本不要です。
なお、スマホは圏外でまったく役に立ちません。一晩くらいはスマホなしで大自然を満喫して過ごすほうがずっといいと思います。
チェックイン
オーバーナイトクルーズの出発は夕方4:30。今回は1時間くらい前にMilford Soundの船乗り場に到着しました。
入口から入って左に「Real Journeys」のカウンターがあるのでチェックイン。名前を言うだけでOKでした。すでにチェックイン済みの人たちがベンチに座って出発を待っています。
ターミナルの外はすぐ船着き場になっていて、各社のクルーズ船が停泊していました。
こちらが一晩を過ごすMilford Mariner(ミルフォードマリナー)号。
乗船チケット。部屋の番号が記載されています。それにしてもこの日はいい天気で、素晴らしいサンセットクルーズが期待されます。
出港
午後4:30に乗船開始。乗船したらそのままダイニングラウンジに全員集合。まず船長からのあいさつとスタッフの紹介、さらにオプショナルツアーの紹介があります。
安全講習と注意点の説明もあります。日本語の説明がテーブルに置いてあるので英語が苦手な方も大丈夫。
と、話に聞き入っている最中に船は出港。出向の時の写真を撮りたいときは早く乗船して窓側確保です。
キャビン
安全講習が終わったら、チェックインの時にもらったカードと部屋のカギを引き替えます。
荷物を持って部屋へ。31番、メインキャビンの一番先頭の部屋でした。
ちょっと狭いですが、トイレ、シャワールームも各部屋に完備。ヘアードライヤーもあり、全く不自由はありません。
船内の見取り図がありました。イメージがつかみやすいと思います。
オプショナルツアー
船は出港後、ハリソンコーブという入り江にすぐ停泊。ここで翌朝まで停泊します。4月末ということで日暮れも6時過ぎと早いので、早々にオプショナルツアーの開始となりました。
オプショナルツアーは小型ボートツアーとカヌー体験の2つ。小型ボートツアーが断然お勧めです。希望者が多く3班に分かれてのツアーとなりました。
小型船は2船あり2船目に乗船。実はこれが大当たりで、1船目はメンバーの入れ替えがあったのですが、こちらは入れ替えなしで約1時間、たっぷりとツアーを満喫できました。
水面すれすれから望むミルフォードサウンドの景色は、本船から見るよりもさらに迫力が増します。
本船を絡めた写真を取ることも可能(下手でもこんな写真が撮ってみたかったんです)。
海面からそそり立つ岩肌。表面には雨が降ると流れる無数の滝の跡が。この無数の滝を見るのもまたミルフォードサウンドの醍醐味なんだそうです。この日は晴天で滝はなし。
日も落ち、夕闇の中に浮かぶ、昼間とは全く違う幻想的な景色に感動。
夕食
夕食はダイニングで指定されたテーブルでいただきます。ニュージーランドの修学旅行生がいてとても賑やかでした。
私たち夫婦はドイツから来た女性、南米とロシア人のカップルの3名と同席。オードブルプレートをテーブルの5人でシェア。いろいろな話に花が咲きます。
スープが終わるとビュッフェスタイルで食事を取りに行くようにスタッフに促されます。食事を選んでいる最中にスタッフが空いたお皿を下げてくれます。
シェフがローストビーフ、ローストラムを切り分けてくれます。当然といった顔をしてOne of each(両方ひとつずつ)でいただきます。
てんこ盛りであまり美しくはないですが…おかわりしようとしたらほとんど残っていませんでした(笑)。
私はデザートよりもチーズ&ワイン。このチーズがとてもおいしかったです。さすが酪農王国ニュージーランド!
最後はコーヒー。ダイニングの隅にセルフサービスでいただけるようになっています。日本語で「コーヒー」「お湯」って書いてありました。
ネーチャープレゼンテーション
Webで旅行記を見ると、食事の後はゲーム大会で盛り上がるのが定番なのだそうですが、この日は修学旅行生が7割でその雰囲気もなし…ということで食後に開催されたスタッフによるミルフォードサウンドの自然を紹介するプレゼンテーションに参加しました。
約1時間ほどの説明でしたが、ミルフォードサウンドに住む生き物や、普段見ることができない自然の写真を楽しむことができました。数々の美しい写真に参加者は感動の声。コーヒーをもって気軽に参加できたのが良かったです。
美しい星空に感動
プレゼンが終わった頃、周囲はすっかり真っ暗に。船のエンジンも止まり、静かな世界を体験します。そして見上げると星空が。年間の3分の2が雨という、このミルフォードサウンドでの星空は、周囲が本当に真っ暗なだけあってひときわ美しく、感動!のひとことです。
このあと、部屋に戻ってシャワーを浴びて就寝。話は翌朝のクルーズへと続きます。
コメント
ぱぴるすさん
こんにちは~。
ニュージーランドの素晴らしさがヒシヒシ伝わってくる旅行記に感嘆しております。
そして、今回の記事、ミルフォードサウンドは、
なんとなく、ノルウェーのベルゲンから船に乗って向かう、同じく世界遺産のソグネフィヨルドに雰囲気が似ているように感じます。
もっとも、1回しか行った事ありませんが(苦笑)。
ニュージーランドもいつか行ってみたいです。
gingerさん、こんにちは。
ソグネフィヨルド、行かれたことあるんですか。
うらやましいです。
ノルウェーをはじめとした北欧3国はとても興味があります。
加えてアイスランド。
ところがこのオーストラリアからだとさすがに遠くて。
日本に一時帰国した時か、ここを離れてからになってしまうのですが、景色が逃げるわけでもないので、のんびり順番に回ろうと思っています。
ニュージーランドいいですよ。さすが観光立国です。
カジノは今一つかもしれませんが…(笑)
そんなニュージーランドの一端をこのブログで感じていただければと思います。
まだあと3日分もあるんで…もうしばらくニュージーランド編、続きます。
ぱぴるすさん、連続コメントで失礼します。
うわぁ~ミルフォードサウンド一度は
訪れてみたいところなんですよね♪
船内で宿泊っていうのはなかなか体験できないかもですね。
その光景を見てみたいものです。
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん
ぜひぜひミルフォードサウンドに行ってみてください。そして可能ならオーバーナイトクルーズを!
アクティビティがとても楽しいですし、夜の静けさ、雰囲気はまた格別です。ピークシーズンをちょっと外すくらいが値段もこなれてていいと思います。
私の時は運よく晴天でした。雨上がりのミルフォードサウンドは、フィヨルドに流れ込む自然の滝の勢いを楽しむことができて、またいいそうです。
次は雨に日に行ってみたいですね。
それとダウトフルサウンドのオーバーナイトクルーズかなぁ。
連続してのコメントすみません。ニュージーランドの馴染み深い場所についつい嬉しくなりまして・・・
私もこのReal Journeyのオーバーナイトクルーズに大学時代参加しました。日本から遊びに来ていた従姉妹が高校時代にフィヨルドの事を学校で習ったらしくこのミルフォードサウンドの壮大な風景にかなり感動をしていたのを今でも覚えています。ニュージーランドは本当に自然が素晴らしいですよね。
ちなみに私は大学の卒業式でニュージーランドを訪れていた両親とダウトフルサウンドのデイクルーズにも行ったのですが、おっしゃる通り日中のクルーズよりもオーバーナイトのほうがよかったなと思いました・・・
はろねこさん
連投ありがとうございます。バシバシコメント、投げ込んでください(笑)。
ミルフォードサウンドの壮大な風景に圧倒されたのを今でもよく覚えています。ダウトフルサウンドのオーバーナイトクルーズの方がもっとすごいよ、という話が多く、次回はぜひ!と思っています。
ニュージーランドの自然、とりわけ南島の自然は、四季を通じてその美しさに惚れ惚れしちゃいます。
オーストラリア在住時に行っておいてよかった、と思うとともに、また行きたい病がちょっとずつ出始めています。
今度は夏にゆっくりとドライブしてみたいですね。