沖縄県糸満市にある、ひめゆり平和祈念資料館は1989年の設立。2004年に全面改装を行っています。ひめゆり学徒隊については、以下のリンクを読んでいただければ。
私が、終戦間近の沖縄線で尊い命を落とすことになってしまったひめゆり学徒隊の話を初めて聞いたのは、小学校高学年のころ。おそらく歴史を学んだ時だと思います。
以来、鹿児島県にある特攻平和会館と併せて一度訪れてみたかった場所。今回、訪れるのにちょうどいい時間ができたので、行ってみることにしました。
那覇空港駅からゆいレールで旭橋駅へ。事前に予約したタイムズカーシェアサービスの車で向かいます。カーシェアサービスは短時間の観光に威力を発揮しますね。
車で約25分ほどで到着。周辺に無料駐車場がたくさんあるので、駐車に関しては気にする必要はありません。コロナ禍、訪れる人は修学旅行生ばかりのようです。
施設案内。
命を落とした学徒たちの慰霊碑であるひめゆりの塔。学徒の最期の地のひとつである伊原第三外科壕跡地に建立されました。ぽっかりと開いた壕の暗さから、当時以下に辛く厳しい状況であったを想像します。
平和祈念資料館入口。ここから先は撮影禁止です。ひめゆり平和祈念資料館のHPをご覧いただければ展示物の概要を知ることができます。
個人的には、展示物や学徒が書いた作文からも、戦争の悲惨さを十分に感じ、考えることができるのですが、団体向けの講話の方が、壮絶だった現実をより知ることができるのではと思いました。
こうした戦争遺跡、祈念資料館は、二度と決して過ちを犯さないことを誓うために、末代まで残してほしいのですが、展示の方法は、最新の技術をできるだけ駆使して、時代に合わせたものにしていく必要があると考えます。
広島平和記念資料館は、2019年に大改装を実施、単なる展示ではなく、より原爆の悲惨さを後世に伝えるために見せる工夫をしています。ひめゆり平和祈念資料館も沖縄線の悲惨さを通して、戦争がいかに無意味であるかを現代の人に現代の方法で伝えることが求められているように感じました。
ひめゆり平和祈念資料館の周辺には、沖縄土産を扱う何軒かの店舗があるのですが、コロナ禍閉店中。というか、こうした祈念館の周囲にお土産物屋さんって必要なんでしょうかね。観光地ではない気がするのですが。
1時間ほどの見学を終えて、瀬長島の周りをくるっと下見して空港に戻ります。下見って…はい、次回以降の飛行機の撮影に備えてです。
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