青森・十和田の旅・5 十和田市官庁街通り(2022.5.2)

宿泊した十和田市中心部は、北海道の都市のように碁盤の目状に区画、整備されているのが特徴。その中心部に、長さ1100m、幅36m、161本の松と155本の桜の木が街路樹として植えられた「官庁街通り」があります。

日本の道・100選にも選ばれているきれいな並木道を、下北半島から戻った翌朝、カメラ片手に散歩してみます。

官庁街通りの東端にある、日本の道・100選に選ばれたこと示す顕彰プレート。地域の人々にどれだけ親しまれた道路になっているかが、選定の最大の基準だそうで、実は104の道が選ばれているそうです。


通りの案内図。地図の左から右に向かって進みます。


柔らかい朝日に照らされたお手製のこいのぼりが、道の両側に下げてあります。こどもの日、近いですからね。


十和田市は、アートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」を推進していて、その拠点となるのが現代美術館。一見の価値がありますよ、との触れ込みが多いのですが、今回はちょっと時間がなかったので、次回に持ち越し。

敷地には馬産地十和田にちなんだフラワーホースが飾られています。これが大きくて迫力があるんです。


さらに通りに面したところに出現するのが巨大化した真っ赤な「ハキリアリ」。コスタリカの熱帯雨林に生息する農耕アリが巨大化することで、肥大化した現代社会への警鐘を鳴らしているのだとか。


通りを挟んだ反対側にはアート広場があり、前衛芸術家、草間彌生さんの「愛はとおしえ十和田でうたう」が飾られています。


お隣には「ゴースト」。私にはムーミンのニョロニョロに見えるんだよなぁ。屋外にも広がるアートの世界は、作品が持つメッセージまで読み解くのは大変ですが、すごいねぇ、面白いねぇと見るだけでも十分。人寄せには一役買っているでしょう。


通りには馬産地ならではの、いわゆる「馬グッズ」もたくさん。馬好きにはやめられないでしょう。車道と歩道の境にあるポールの上に馬!


鞍の彫刻。


馬のオブジェ。


歩道にも蹄跡ができるように蹄鉄が埋め込まれています。蹄鉄は安全のお守りとも言われているので、この上を歩くだけでもご利益ありそう。


更にはこんなところにまで馬。1つの通りでここまで馬だらけの道は、馬産地北海道にも思い当たる道はないかと。


このポストのすぐそばには市役所。官庁街通りというくらいですから、市役所はあって当然ですが、さすがアートによるまちづくりを推進しているせいか、美術館?と思うくらい、きれいな建物でびっくり。


なんだかんだで小一時間、とても楽しい散歩でした。


ただ、この通りを一歩外れたところにある商店街は、ご多分に漏れず「シャッター街」。昼間歩いていてもシャッターばかりが目立ちます。ここをどうしていくかが十和田市の今後の課題でしょう。


この後は、三沢にある航空科学館を訪れます。


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