6月27日金曜日、平日だというのにJAL便に乗って旭川に何をしに行ったかというと…
「第1回旭川と美瑛・富良野を巡るラベンダー街道ウルトラウォーキング」に参加するためでした。

実は、昨年10月からウォーキングを始めました。もともとはフルマラソンをやっていたのですが、近年はマラソン後に体のあちこちが痛くなることも多く、大会に出ることも減っていました(歳のせいにしています…汗)。そんな折、妻から「ウォーキングにしたら?」と言われ始めたのがウォーキング。
当初は、2~5kmくらいを少し速足で歩く程度だったのですが、走るよりもゆっくり流れる景色を楽しみながらリラックスして歩けること、また、行ったことがないところに行くことができたことが楽しくて…1回に歩く距離が段々と長くなっていきました。
そんな折、世の中には「ウルトラウォーキング」という競技、大会があることを知ります。ウルトラウォーキングとは、フルマラソン以上の距離、50kmや100kmを歩き通す競技のこと。決められたコースを制限時間内に歩き切るという、チャレンジャブルな競技です。100kmだと制限時間は25~28時間くらい。
昼夜を問わず歩くなんて、頭がおかしいんじゃないの?と思うのが普通。私も最初は「無理でしょ」と思ったのですが、3月に羽田から多摩川河川敷を30km歩く「第1回羽田スカイウォーク」というウォーキングイベントがあることを知り、まあ30kmくらいならいけるでしょ、とトレーニングを始めました。
大会に向けて準備を始めてみると、当日の気象にあわせたウエア、シューズ、持ち物をそろえるところからペース配分など、準備のために考えなければならないことが多々あることに気づきます。いかに綿密な計画を立てて実行するか、それが完歩のカギ。実はそういうのが大好きでして…自分の性格にドンピシャあっててハマりました。
初めてのウォーキング大会、羽田スカイウォークは30kmを5時間余りで無事完歩。じゃあ次はもう少し距離を伸ばしてみようかな…と探していて見つけたのがこの「ラベンダー街道ウルトラウォーキング」です。
30km5時間くらいなら、まあ勢いで完歩できる範囲ですが、「ラベンダー街道ウルトラウォーキング」は65kmで制限時間13時間半。更にゴールの富良野から最終の列車で旭川に帰るとなると制限時間は短くなって12時間半。途中、美瑛の丘のアップダウンもあり体力も必要。となると、ペース配分、持ち物など羽田スカイウォーク以上に綿密な計画が必要です。
ウルトラウォーキングは雨でも決行。なので、いかに雨対策をしっかりとることができるかも、完歩できるかどうかを左右します。
結果として、当日は気温28℃の好天に恵まれ、雨の心配はなし。逆に暑さとの戦いでしたが、事前に作ったペース配分表通りに歩くことができ、無事完歩!富良野駅前で拍手で迎えられてゴールテープを切った感動的な瞬間は、ウルトラウォーカーの仲間入りができた瞬間でもありました。


このウルトラウォーキング、順位は一応発表されますが、表彰はなし。とにかく制限時間内に完歩することが第一です。なので、他の参加者と長時間一緒に歩くので、自然と仲間意識が芽生え、気さくに話しながら、そして景色を楽しみながら歩くことができます。途中のエイドで提供されるご当地の食べ物をいろいろと堪能できるのも楽しみの一つ。


長距離を歩くことで自分と向き合い、自分の限界に挑戦することで、完歩した時に大きな達成感を得ることができます。グレートレースというハードなトレイルランの大会がありますが、そのウォーキング版と言ってもよいかもしれません。さすがにグレートレースは無理だけど、ウォーキングならできるかな、そんな感じでしょうか。
ウルトラウォーキングの大会、アクトレップのサイトで紹介されているもののほかに、スポーツエントリーのサイトで検索すると全国各地で開催されているのがわかります。関西や九州の大会はJAL便で出かけて参加、大会に参加することにかこつけて、旅を楽しむっていうのも大会に参加する以外の楽しみの一つ。次は11月に100kmの大会に参加を予定しています。さて、結果はどうなるか…。結果は11月にこのブログにて。

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