成田発シドニー行きJAL771便のファーストクラス搭乗では、機内食を洋食で予約していました(JALファーストクラス機内食予約)。
しかし、シドニー発のJAL772便ですっかり洋食を堪能(JAL772便ファーストクラス搭乗記)、和食が食べたくなったので、予約を和食に変更しました。
和食に合うお酒と言えば日本酒。
そこで、ファーストクラスの日本酒を調べてみると、次の2つがラインナップされていました。
- 伯楽星 純米大吟醸 桜
- 磯自慢 純米大吟醸 中取り 47 アメジスト
このうち、2008年の洞爺湖サミットでも振る舞われたという「磯自慢」に注目。醸造元は静岡県焼津市にあり、自宅からもアクセス可能。
だったら、せっかくなので、実際の醸造元を訪ね、それを思い浮かべながら機内でいただくというのもいいな、と、実際に「磯自慢酒造」を訪問してみました。
日本人の人情に触れた醸造元訪問
醸造元は、焼津駅から車で5~10分ほどの、焼津新港の近くにありました。
傍の川沿いに咲く河津桜がきれいでした。
こちらがお酒の販売をしているお店の入り口。
「秘酒 磯自慢」の「秘酒」に引かれます。
扉を開けて中に入ると、こじんまりとしたカウンターがあり、奥様らしき方が地元の方と親しく談笑されていました。実は「どーん」と広い店内を想像していたのですが…
カウンターの右側には、「磯自慢」の掛け軸と、数々の賞を受賞した額縁がかざってありました(許可をいただいて撮影させていただきました)。
鶴丸のミニチュアモデルがファーストクラスで採用されている実際のお酒と一緒に展示されていました。
期間限定の提供だそうで、名前の「中取り」は、大吟醸でも取る時期、位置で味が異なり、その中のごくわずかな部分を取り出したものらしいです。
せっかくなので四合瓶があればオーストラリアに持って帰ろうと伺ったところ、今年の純米大吟醸は4月からの販売で、今は一升瓶の銘柄しか販売していないとのこと。
ただ、オーストラリアに、しかもファーストクラスで行かれるのであれば、去年の純米大吟醸なら数本残っているので、よかったどうぞ、という、涙が出るほど温かい言葉に甘えて、純米大吟醸の四合瓶を1本、3800円で譲っていただきました。
しかも、この日発売になった純米大吟醸の酒粕もつけていただくというサービス。
この酒粕、非常に人気で、即日完売だそうです。とてもいい日に伺うことができました。
甘酒が大好きな妻へのいいお土産になりました。
こちらの醸造元は、世界的にも有名な醸造元で、当主はサッカーの中田英寿さんとともに、ワインセラーならぬ、日本酒セラーの開発に携わっている方だそうです。
いろいろな話を伺って…ファーストクラスで飲む磯自慢がとても楽しみになりました。
久しぶりに日本人の「人情」に触れた、とても印象に残る醸造元訪問でした。
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