私の実家は札幌なので、空の玄関口は「新千歳空港」がメインです。
その新千歳空港ですが、ここ数年雪による遅延が目立つようになってきました。
2016年12月23日には、雪による滑走路閉鎖の影響で欠航便が多発、過去最多の6000人が空港で一夜を明かしたというニュースはまだ記憶に新しいところです。
国際線への乗り継ぎを予定している場合、国内線区間の遅延は、ともすれば国際線に乗れないことも。乗れない場合は翌日以降に振り替えてもらうことになりますが、それはさすがに面倒。
というわけで、JALで雪による遅延が発生すると見込まれる場合、また発生した場合の対処方法について、経験から自分なりの方法をまとめてみました。
（2018.1.2 新千歳空港にて）
■天気予報とHPをマメにチェック
スマートフォンが普及した現在、外出先でも天気予報や航空会社のHPを確認しやすくなりました。搭乗前々日、前日、当日と天気予報をマメにチェックします。
また、航空会社のHPにある「運航の見通し」もこまめにチェック。下記は2016年12月9日夕方のものですが、すでに翌10日の見通しも発表されており、「悪天候による遅延、欠航、条件付き運航の可能性のある空港」に「新千歳空港」がリストアップされています。
このような場合は、HPのトップから発着情報検索を行い、自分のフライトに「*」の印がついていたら、手数料なしでフライトの変更が可能になります。
■国際線に乗り継ぐのならできるだけ早く本州へ
あとは自分の都合と天気予報を照らし合わせてどう変更するかを考えます。私の場合は、国際線に乗り遅れないことが前提なので、前日に振り替えるようにしています。
国際線の国内線区間を急遽前日に振り替える場合は、電話での変更は難しく、直接空港で変更をかけてもらった方がいいようです。
＜参考記事＞新千歳空港大雪予報で帰国便国内線区間、急遽変更
通常は、とにかく何時になってもいいので「東京」へ行けばいいわけですが、もし不幸にも東京行きの便が取れない場合、可能なら仙台、名古屋、大阪へ飛べないか、聞いてみるといいと思います。本州の雪のないところへ脱出さえしていれば、あとは新幹線で移動すればいいわけです。
ただ、新幹線の移動となるとそれなりに時間もかかるので、やはり雪によるダイヤの乱れが予想される場合は早めの行動が不可欠です。
なお、通常の国内線航空券の変更はHPでもできますが、振替先がすでに予約で満席の場合は空港で空席待ちをかけるしかありません。
■出発当日の悪天候時の対応
これは、今年の1月2日に経験したのですが、天気予報、HPのマメなチェックは当然として、ヤバいと思ったらとにかく早く空港に行って振替をお願いするのがベストです。
＜参考記事＞日本航空JL506便 新千歳→羽田 クラスJ搭乗記（2018.1.2）
■「欠航」決定のタイミング
これは、あくまでも私個人が感じていることですが、ANAは割と早く、あっさりと欠航が決まりますが、JALはギリギリまで欠航が決まらないという傾向がありそうです。
新千歳空港から飛び立つ飛行機は、朝一番の便を除いて、新千歳空港に降り立った飛行機が折り返すことで運用されています。JALの場合は、この折り返しとなる飛行機が新千歳空港に着陸する可能性がある限りは欠航にはならず、遅延で対処するのではないかと考えています。
その遅延の表示も結構遅かったりするので、国際線に乗り継ぐ場合は、とにかく「遅延」が分かり、かつ振り替え可能となった時点で早い便へ振り替えておくことが大事です。手続きの列が長い場合は、係の人を捕まえて国際線への乗り継ぎがあるので先にやってほしい旨お願いしてみるのがいいでしょう。
（2018.1.2 新千歳空港）
■早め早めの行動が吉
札幌から新千歳空港へは、JRもしくはバスを利用することになりますが、雪による悪天候時はアクセスのためのJR、バスの遅延、または運休も発生します。つまり、新千歳空港にすら行けなくなるという…（逆に新千歳から出ることもできなくなるのですが、、、）
なので、予定がどうにもずらせない場合を除き、悪天候による遅延が予想されるときは、とにかく早め早めの行動が吉と出ると思います。
そうは言っても忙しい日本人、なかなか「早めの行動」は難しいですし、先日の東京での大雪の時のように、早めの行動が逆に悪い結果になることも…。それでも、早めの方が、何かと助かることは多いのではないでしょうか。
今日書いた記事は、国際線乗り継ぎの国内線区間のチケットを持っていることをメインに想定して書きましたが、通常の国内線チケットでも、対処の方法は概ね同じだと思います。
（2018.1.2 新千歳空港）
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