日本航空JL43便 羽田→ロンドン ビジネスクラス(SKY SUITE・SS7)搭乗記(2018.5.30)

2018年5月30日 出張のため羽田からロンドン・ヒースロー空港に飛びます。ここのところB787でのフライトが殆んどでしたが、今回は、久しぶりのJALフラッグシップであるB777-300ERでのフライトです。


■搭乗

搭乗開始は10:55。その10分ほど前に113番搭乗口にやってきました。ラウンジから出てすぐの動線は◎。そして、本日の搭乗機の写真を1枚。羽田の国際線ターミナルは窓枠が邪魔で、飛行機の写真を撮るには向いていません。ちなみに機体レジ番号はJA731J。

搭乗口の雑踏に身を置くとテンションが上がりますが、今日は久しぶりのB777-300ERへの搭乗ということもあり、いつも以上にテンションが高いです。優先搭乗のためファーストクラスの列に並びますが、さすがロンドン線、ダイヤモンド・プレミアステータスホルダーも多く長い列ができます。

キャンセル待ちをしていたFクラスは、結局落ちてきませんでした。そりゃそうですよね、そう甘くはありません。

ということで、優先搭乗で搭乗します。んー、このワクワク感がたまらない!今日の座席は、ビジネスクラスの最後尾の窓側の12K。数日前に空席が出たのをすかさず指定しました。長距離昼間便なら、やはり窓側です(ブログも書きやすいし…(笑))。

後方のトイレでリラクシングウェアに着替えた後、上着、ズボンをCAさんに預けてから着席。席は翼の真上ですが、前方の景色は楽しめそう。

足元にトートバッグを置いて準備完了。と、気づいたのが、座席の部分1段高くなっています。他では体験がなく…おそらくこの席だけだと思います。ま、利用するにあたってはどうってことはないのですが。

日本発の便なのでETROのアメニティ。中身は割愛。

ウェルカムドリンクをいただき、出発を待ちます。

ひさしぶりに見たMAGIC Ⅴのマップ機能。私は、787のMAGIC Ⅵよりもこちらのほうが使いやすいと思うのですが…

昨年10月、今年3月はヘルシンキまで飛びましたが、今度はロンドン。やっぱり遠いですね。その分長距離フライトを楽しめそう。

9600km、11時間半の空の旅のスタートです。

■離陸

定刻より若干遅れてドアクローズ。プッシュバック後、離陸に向けてタキシング。羽田空港から飛ぶとなると、どうしても国内線に乗っている気分になってしまいます。

この頃見るのが安全ビデオなのですが、なんとお隣りのおばあちゃん、CAさんの目を盗んで席を立って後方のトイレに。何も知らないって怖いです。すぐ出てきたからいいものの、離陸まで出てこなかったらひと騒動。

なお、CAさん、あとでおばあちゃんに言っていました。「安全ビデオをご覧にならなかったので、こちらのしおりをすべてお読みください」。さすがに目がちょっと怒っていましたね。

ひとまず事なきを得て、RWY34Rから無事離陸。大きく旋回して東京湾を望みます。

■1回目の食事サービス

水平飛行に入ってから、シートベルト着用サイン消灯。ちょうど雲の上に出たところで1回目の食事サービス開始。

おしぼり、そしてメニューが配られます。

シェフとワインアドバイザーの方々。いつも美味しい料理とワイン、ありがとうございます。

昼食の時間帯ですので、ここは白ワインで。だったら、ヨーロッパ線でしか飲めない「北海道ケルナー」をオーダー。

今日は(ワインに合わせて)魚料理をチョイス。いえいえ、魚料理にワインをあわせた感も(笑)。ちなみに、魚料理は事前Web予約できません。

◇アミューズ・ブーシュ

・魚そうめん
・フレッシュチーズとトマトのムース
・白ワイン「北海道ケルナー 2016」

今年3月のシドニー線771便でいただいたメニューと同じです。半年に1回のリニューアルなのでしょうか。

山葵をつけていただく魚そうめんが結構いけます。

◇オードブル

・春キャベツと花のサラダ、
国産牛のローストビーフと山葵のソース
・白ワイン「北海道ケルナー 2016」

先に牛肉が出てきてしまいましたが…先般シンガポール線の37便でいただいたものと同じです。思ったよりあっさりしています。赤ワインが欲しくなります。

◇メゾンカイザー特製ブレッド

・プチアサス
・オートミールとコーングリッツのパン

ビジネスクラスに乗っていつも思うのはこの「メゾンカイザー」のパンのおいしさ。これ食べると海外の航空会社の硬いパンはいただけなくなります。これがエミレーツのように少し温めてあったら完璧だと思うのですが、なかなか難しいでしょうか。

飛行機はロシア領空に入ったようです。そのころメインディッシュのサーブが始まります。

◇メインディッシュ

・真鯛のソースマリニエール
・白ワイン「クライン ヴィオニエ ノースコースト2016」

メインディッシュでしっかりした味かと思い、ワインもしっかりしたお馴染み「ヴィオニエ」を選んでみました。魚料理、結構ボリュームがあり、昼食としてはちょっと量が多くてお腹いっぱい。

ビジネスクラス最後尾の席なので、ほとんど放置プレーで、ゆっくりと、空の景色を楽しみながらいただくことができました。唯一、ワインの補充の都度CAさんを呼ばなければならなかったのは申し訳なかったかと。

◇デザート

・プロフィットロールミント
・コーヒー

こちらも先般シンガポール線37便でいただいたものと同じデザート。うーん、このミント系、私は今一つ好きになれません。

コーヒーを追加で頼んだら、チョコレートも添えていただけるお気遣い。ありがとうございます。機体が揺れてちょっとこぼれちゃいましたが、OKです。ちなみにこのCAさんは、ロンドンベースの日本人の方で、スウェーデン在住、ロンドンに通っているとのことでした。すごい通勤距離!

ところで、安全ビデオをブッチしたおばあちゃんの通路を挟んで反対側には旦那様と思われるおじいちゃんが座っておりまして…1回目のお食事の最初から「カレーが食べたい」と駄々をこねる始末。その隣に息子さんらしき方が座っていたのですが、もうちょっとしっかりして、ご両親のわがままを抑えてほしかったところ。CAさんは、笑顔で対応していましたが、内心困っていただろうなぁ。

■777-300ER自慢のギャラリー

この後は映画、ビデオプログラムを見ながらゆったりと過ごしますが、やはり小腹がすきます。そんなときは前方のギャラリーへ。

見ると飲みたくなる赤ワインをいただきます。

おつまみ各種。

■ANYTIME YOU WISH

おつまみをいただいていても、もうちょいだけ食べたくなる…そんなときはANYTIME YOU WISHのアラカルトメニューをオーダー。さすが長距離ロンドン線とあって、メニューも豊富です。赤ワインもいただきたかったので、サンドイッチをオーダー。

・生ハムとチーズのサンド
・三元豚のカツサンド

サンドイッチをつまみながら、赤ワインを飲みつつ、映画を鑑賞。ゆったりとしたひとときを過ごします。

カツサンド、久しぶりに食べました。

サンドイッチを食べ終わったところで、飛行機はフライトの中間地点あたりを飛行中。

到着までまだあと5時間余り。まだまだ、って感じます。

と、そのとき、画面がフリーズ。コントローラーにはこんなメッセージ。いやいや、これじゃあ楽しめませんよ。

CAさんにリセットをお願いします。

■到着のまえに

到着3時間前に最後の食事をオーダー。

・JAL特製「Japanese Soba Noodles蔦」醤油ラーメン
・野菜サラダ

エコノミークラスで食べたことがある蔦のラーメンはたれを入れていただくタイプ。ビジネスクラスでは普通のラーメンがいただけるとのことでオーダーしましたが、ごくごく普通の味でちょっとがっかり。まあ機内という限られた空間ではこれが限界か?

一緒に「ベジヤムウンセンサラダ」をオーダーしたのですが、すでにレタスしかないということで、レタスにドレッシングをかけていただきました。

なんか、さっきから食べてばかりのようですが、1つ1つは小腹を満たす程度の量でいつも満腹、ってことではありません。

ちなみに、ラストオーダーは到着1時間半前。最後のオーダーの際は、各アラカルトの残数をメニューに書いてCAさんがオーダー取って回っていました。これ、結構ナイスアイデアかと。

■着陸

徐々に高度を下げて、着陸の準備。長かった空の旅も、思い返せばあっという間。

雲の中を下降して、陸地が見えてきました。

第5ターミナルを右手見ながら…

現地時刻15:28着陸。さすがBAの本拠地たる景色です。

第3ターミナル、301番スポットにスポットイン。

到着してから搭乗橋が設置されるまでやや時間がかかりました。その間、後方のエコノミークラスをブロックしていたCAさんとしばしおしゃべり。「オーストラリアのメルボルンからですー」と言うと、どのCAさんも驚かれます。まあ、なかなかそういう人もいないでしょうから。出発から到着まで12時間余の旅を楽しく締めくくることができました。

■入国審査

ロンドンヒースロー名物の「入国審査」。ファストトラックが使えるのはファーストクラスの乗客だけ。ビジネスクラスの乗客でも通常の列に並ばなければなりません。

結局待つこと約1時間40分。お隣りにいた日本人のビジネスマンの方とお話しさせていただきましたが、この日は特にひどいとのこと。

約1時間40分待って、、、質問2つ、「ビジネス?旅行?」「いつまでいるの?」、所要時間30秒で入国。一体何なんだか…。

■フラッグシップでの旅は一味違う

B777-300ERの旅は、787の旅と一味違います。乗っているお客さんが多く、かつ機体も大きく、アラカルトメニューも豊富で、旅行に行くぞ感、旅行をしている感が強いと言ったらいいでしょうか、空の旅がより楽しくなります。

これがかつてのジャンボ機B747だったら、もっと雰囲気が違ったのだろうと思います。もちろん、そんな経験はしたことないですが。

12時間超えの旅、今度はぜひファーストクラスで行きたいな、と乗ってみて強く思いました。いつになるかは分かりませんが…。

■Flight Data

・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL43
・Aircraft: B777-300ER (JA731J), Age/ 15years
・Depature: Haneda (HND)
・Destination: London Heathrow (LHR)
・Cabin: Business Class (SKY SUITE SS7)
・Mileage: TPM 6,214mile (17,866mile accumulated)
・FOP: 8,168FOP

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