ブリティッシュエアウェイズBA8便 羽田→ロンドン プレミアムエコノミークラス搭乗記(2019.11.25)

初の羽田・キャセイパシフィック航空のラウンジとJALファーストクラスラウンジでくつろいだ後は、ブリティッシュエアウェイズで行く、ロンドンまでの約12時間のフライトです。初のブリティッシュエアウェイズ長距離フライト+プレミアムエコノミークラス。どんなサービスが待っているでしょうか。
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■搭乗 & BAプレミアムエコノミークラス

搭乗開始15分前の午前9時、搭乗口にやってきました。

優先搭乗で余裕をもって搭乗できることが分かっていても、なぜか搭乗開始時刻よりかなり早く搭乗口に来て、搭乗開始を心待ちにしてしまいます。

ファーストクラスのお客さんが登場した後、Group 2で搭乗。ちなみに搭乗順のグループ分けは国内ではANAが導入していますが、普段飛行機にあまり乗らないお客さんにもわかりやすくてよいシステムだと思います。JALも導入したらいいのに…と思うのですが。
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2つある扉の後ろ側の扉から搭乗。まず目の前に現れるのはビジネスクラス。JALのSKY SUITEと似たような作りですが、窓側および中央席は後ろ向きに座るのが大きな違い。後ろ向きに座って離陸する時って、いったいどんな感じがするのか、とても興味があります。
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プレミアムエコノミークラス。BAではプレミアムエコノミークラスのことを「World Traveller Plus」と言います。アブレストは2-4-2。結構ゆったりとしたシートだなぁというのが第一印象。JALのプレエコのほうが、見た目に少しシート幅が狭く感じられます。
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窓側席最前列。実はバルクヘッドの席は、通常の席にある足乗せがない分、シートにオットマンがついています。一方でバルクヘッドなのでTVモニターはひじ掛けから取り出すタイプで、離発着時と地上タキシング中は使えません。どちらがいいかは人それぞれですね。私は通常席の方がいいかな。
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座席にはブランケット、ノイズキャンセリングヘッドフォンに加え、アメニティも置いてあります。
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ノイズキャンセリングヘッドフォンとアメニティ。
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アメニティの中身は、歯磨きセット、保湿クリーム、靴下にボールペン。アメニティにボールペンが入っている航空会社は初めてです。ブログ用の撮影にゴソゴソしていたら、ミネラルウォーターが配られました。離陸前にもらえると何かと助かります。
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モニターのコントローラーとオーディオジャックは右手ひじ掛けの下にあります。ちなみに自分のヘッドフォンを使うときは、2つあるジャックの下側に差し込みます。
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シートバックポケットも容量が大きくて使いやすいです。プレミアムエコノミークラスやエコノミークラスに搭乗するときは、写真にあるようにS字フックがあるといろいろなものを引っ掛けておけるので便利ですよ。
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ウェルカムドリンクは水か白ワイン。白ワインをいただきます。更に、CAさんが新聞はいかが?と勧められました。事前の調査ではプレエコでは新聞のサービスはないはず。ビジネスクラスで余ったものを持ってきてくれたようです。ちょっとうれしいサービスですね。
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モニターはこんな感じ。JALのほうがサイズが大きいです。USBジャックが2つあるのにはびっくりしました。
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■離陸 & 機内サービス(1回目の食事)

定刻9:45にドアクローズ。約12時間の旅の始まりです。
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10:05離陸。座席が通路側だったため、離陸の画はありません。モニターの世界時計でご勘弁を。
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シートベルト着用サインが消えて機内サービス開始。初のBA長距離便、どんなサービスか気になるところ。スタートはおしぼりサービス。トングで持ち上げて配るのはどこの航空会社も同じですね。
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◇ドリンクサービス

・赤ワイン

1本もらって「これはすぐ2本目に手が出るな」と判断して最初から2本いただきます。いっしょにいただいたスナック菓子がおいしかったですね。
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◇昼食

・ほうれん草と人参のサラダ
・蟹と魚のダンプリング
・豚肉の野菜巻き
・牛ヒレ肉のグリル、マスタードのジュ
・新じゃがロースト、旬野菜
・オレンジ柚子ムース、シャンティリークリーム

スターターからメイン、デザートまでワントレイでサーブされます。ちなみにメインは和食(鮭の柚庵焼き)、パスタの合計3種類からの選択でした。
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スターター2種、「ほうれん草と人参のサラダ」「蟹と魚のダンプリング」。ダンプリングは餃子のことですが、そんな感じではなかったです。
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牛ヒレ肉のグリル=ステーキ。赤肉主体なのは大歓迎なのですが、ヒレ肉という割にはちょっと筋張っていたのが残念なところ。これがプレエコ、といえばそれまでですが、それでも日本発の食事はおいしいです。ソースの味はGoodで、赤ワインとよく合いました。
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パンはおかわり自由ですね。
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最後に日本茶をいただいてフィニッシュ。食事はエコノミークラスとは全く別で、陶器に入れられてサーブされます。これは、カンタス航空のプレミアムエコノミークラスと同じですね。日系の航空会社は、基本エコノミークラスと同じ食事で、飲み物や間食のサービスが付く程度ですが、こうやってエコノミークラスとも差別化される方が満足度は高いと思います。
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■フライト中にカップ麺をいただきました

トイレに立った時に機窓の景色を撮影。やはりこれがないとブログに臨場感が出ないので。
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プレエコは満席でした。
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昼間便なので、あまり眠くありません。そのまま映画を見て過ごします。邦画も5,6本あったので、邦画のほうがいいという方でも、好き嫌いをしなければ楽しめると思います。
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途中で、CAさんが、白ワインはどう?赤ワインはどう?としきりに勧めてきます。赤ワインを追加でいただいて、そのままちょっと居眠り。目が覚めてオレンジジュースをもらいます。
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出発から7時間を過ぎた日本時間夕方5時過ぎ、日本人のCAさんが「ご挨拶が大変遅くなって申し訳ありません」といらっしゃってご挨拶。私がOWエメラルドステータスを持っているのでとのことでした。更に、ラーメンなどもありますよ、という言葉に、ちょうど小腹も空いていたのでオーダーします。

他に何か…と尋ねられたので、最初のドリンクサービスの時にいただいたスナック菓子をオーダーしたのですが、すでになくなったとのこと。すると、ビジネスクラスのスナックで申し訳ありませんが…とポップコーンとキットカットをいただきました。もちろん、赤ワイン付きです。
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JALの「~ですかい」シリーズとは異なり、カップヌードルの普通サイズは結構なボリューム。でも乾燥した機内で食べると汁物はおいしいんですよねー。食べ応えがありました。
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やがて飛行機はスカンジナビア半島にかかり、目的地ロンドンまで約3時間ほどに。もうちょっとで2回目の食事が出ますね。
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■2回目の食事

到着まで2時間を切ったところで2回目の軽食サービス開始。

◇軽食

・鶏のスパイシー照り焼き、和野菜、胡麻ご飯

ペンネパスタとの選択が可能でしたが、やはりここはチキンとご飯でしょう。鶏の照り焼きとご飯の組み合わせがとてもよかったです。日本人向きですね。これに味噌汁が付いたら完璧でしたが…。メニューにはない、パンとケーキが何故かおまけで付いていました。
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■着陸

2回目の食事を終えたら、間もなく到着。
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と、ここでフライトモニターに、リアルタイムアップデートができなくなるというトラブル発生。なので、通路側席での着陸シーンはお届けできません。
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■高評価のBAプレミアムエコノミークラス

今回、BAのプレミアムエコノミークラス「World Traveller Plus」を初めて利用しましたが、期待以上のものでした。

まずはシートの良さ。背面が倒れるリクライニング構造ですが、座面と背面に体がうまくフィットするような構造で、座り心地も良かったです。JALのプレエコは座席が前にスライドしてリクライニングしますが、私の場合、どうしても前へのスライドにお尻が引っ張られて痛くなります。それに比べるとBAのプレエコはお尻が痛くならず、シートにも余裕があって非常によい座り心地でした。

機内食はメインは3種類から選択可能。さらに陶器に盛ってあるなど、エコノミークラスとは明らかに差別化されています。フライトの途中でもカップラーメンやスナックのサービスもあり、シートの件と併せて非常に満足度の高いフライトになりました。 CAさんの気遣いも◎だと思います。

JAL便と比較して、時期によってはかなり安い値段設定もあるので、試してみる価値はあると思います。プレミアムエコノミークラス単体で見れば、JALよりもサービスはよいのでは?さて、復路はどんなフライトが待っているのか、ちょっと楽しみです。

■Flight Data

・Airline: British Airways
・Flight: BA008
・Aircraft: B777-300ER (G-STBF), Age/ 8years
・Depature: Haneda (HND)
・Destination: London (LHR)
・Cabin: Premium Economy Class
・Mileage: TPM 6,214mile (12,428mile accumulated)
・FOP: 6,214FOP


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コメント

  1. なまけもの より:

    ぱぴるすさま

    旅行記や搭乗記、いつも楽しく拝見しています。
    BAのプレエコ、機内サービスでエコとかなり差別化されてるのですね。どちらかというとラウンジとか搭乗前での差別化を図ろうとしているように見えるJALとの違いが興味深いです。

    ちなみに、JALの搭乗順序をグループ別にするのは国際線で始まったようです。当初案内してから導入が延び延びになっていたのがようやく、といったところでしょうか。でも国内線は従来通りなのでたまに国際線に乗ると戸惑います(笑)
    https://www.jal.co.jp/inter/boarding/priority/

  2. オッタン より:

    ぱぴるす さん 今晩は。

    BAのプレエコの食事良いですね。
    アメニティーも充実していてこれなら搭乗したくなります。

    Cですとヨーロッパまでは、かなりの金額になりますから自腹では、躊躇してしまいます。

    JALもYと食事で差別化して欲しいものです。
    そうなったら、搭乗しちゃいますね。

    それから、ヤドカリのレース優勝おめでとうございます。面白かったです。旅行記楽しませて頂きました。

    オッタンでした。

  3. ぱぴるす より:

    なまけものさん

    返信が遅くなり申し訳ありません。
    また、いつも当サイトの記事を楽しんでいただきありがとうございます。

    BAのプレエコ、エコとの差別化はカンタスと同じだなぁというのが率直な感想です。OWエメラルドステータスを持ってプレエコに乗れば、搭乗前、搭乗中ともかなりのサービスが受けられると思います。

    国際線でのGroup別搭乗、JALでも始まったのですね。昨年10月からとのこと、ちょうど引っ越しやら何やらでドタバタしていた時で、サイトのチェックもできないでいた頃だったので、いい情報をいただきました。

    新型コロナウイルス感染がこれ以上広がると、入国制限などで訪れることができる国の数が減らなければいいのに…と思いつつ、そろそろ国際線に搭乗したくなっています。

  4. ぱぴるす より:

    オッタンさん

    BAのプレエコの食事、なかなかいいな、というのが感想です。これだけのサービスならプレエコで、って考えますよね。JALがここまでできればなおいいのですが。

    ちょっと調べてみると、夏の観光シーズンはいい値段がしますが、冬だと往復で15万程度のチケットも見つけることができました。欧米線はFOPの倍率も1.0なので、Status RunをするならBAプレエコも選択肢の一つだなぁと思います。

    ヤドカリレース、お楽しみいただいたようでよかったです。まさか優勝できるとは…ホント、びっくりでした。アイツタキにはまた行ってみたいですね。