JALアイランドホッピングツアー(3) JC3741便 鹿児島→屋久島(2020.10.2)

JL641便で羽田空港から鹿児島に到着した後は、30分の乗り継ぎで屋久島に向かいます。

改めてフライトスケジュールをおさらい。

  1. JAL641 羽田(6:25)→鹿児島(8:15)
  2. JAC3741 鹿児島(8:45)→屋久島(9:25) ⇐ここ。まだまだ先は長い!
  3. JAC3672 屋久島(12:45)→福岡(14:10)
  4. JTA61  福岡(15:50)→那覇(17:35)
  5. RAC883 那覇(18:10)→久米島(18:45)
  6. RAC884 久米島(19:10)→那覇(19:50)<1日目終わり>
  7. RAC801 那覇(8:05)→宮古(8:55)
  8. RAC891 宮古(9:25)→多良間(9:50)
  9. RAC892 多良間(10:20)→宮古(10:45)
  10. RAC833 宮古(11:30)→石垣(12:05)
  11. JTA610 石垣(12:25)→那覇(13:30)
  12. JAC3715 那覇(14:15)→沖永良部(15:15)
  13. JAC3710 沖永良部(15:45)→徳之島(16:15)
  14. JAC3844 徳之島(16:50)→奄美大島(17:20)
  15. JAC3736 奄美大島(17:40)→鹿児島(18:45)
  16. JAL654 鹿児島(20:35)→羽田(22:20)<2日目終わり>


■乗り継ぎ

JL641便は10番ゲートに到着。ターミナルビルに入ってすぐ目の前にある12番ゲートがJC3741便の搭乗口です。


羽田から屋久島へ乗り継ぐお客さんは、搭乗口周辺のベンチで一休み。さすが世界自然遺産に登録された島だけあり、アウトドアスタイルの方が多かったです。


改めて搭乗案内でフライトを確認。かなりの数のフライトがあるのにびっくり。本土と離島を結ぶ空の交通の要でもあるから当然と言えば当然か。


動く歩道の横にある壁に、鹿児島の島々の紹介があります。


沖永良部島、徳之島、いずれも明日訪れる島ですが、今から楽しみ楽しみ。


それにしてもいい天気。次のフライトも期待できそうです。窓の外に見えるのは羽田から搭乗してきたB737-800、JA308J。


■搭乗…非常口座席のチョイスが失敗

8:25搭乗開始。搭乗機までバスでの案内です。搭乗機は窓の外に見えるくらい近いのですが…空港内の道路をまたがなければならず、安全上の理由からバスでの案内となっているのでしょう。


ほどなくしてバスは出発したのですが、機内の最終確認中とのことで飛行機のそばで待機。


10分ほど待たされて、ようやく搭乗。搭乗機はATR72-600。70人乗りのJAC=日本エアコミューターの最新鋭機です。前方はカーゴルームなので、後方から乗り降りします。ATR機は初搭乗なのでワクワク!

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こんな感じでCAさんがお出迎え。このあと搭乗するATR42-600は定員が48名で乗務するCAさんは1名でしたが、ATR72-600では定員が70名のため2名が乗務します。


太陽の光が順光の方が写真が撮りやすいので、朝であれば進行方向右側の窓側がいいな、ということで、最前列非常口座席の1Dを事前指定。

天気もいいので気合を入れて一眼レフを持ち、出発を今か今かと待ちわびていたら、CAさんから「離着陸時はカメラも荷物棚に上げてください」とのお願い。非常口座席では離着陸時、荷物をすべて荷物棚に上げなければならないのは承知していたのですが、一眼レフの大きさのカメラは上げなければならないとのこと。

JALの非常口座席では一眼レフを持っててもNG出されたことないのですが、プロペラ機となるとルールが違うのでしょうか。ちなみに、コンデジを首からぶら下げるのはOKです。

実は、サブカメラとしてコンデジを持っていたのですが、それを取り出すのを忘れ、結局ここからはiPhoneでの撮影に。一眼レフで写真を撮るならATRの非常口座席は選択してはいけない、ということを学びました。


■離陸~着陸…ATR機はとても静か

定刻より10分遅れ、8:55すぎにドアクローズ。プロペラ機なので、プッシュバックはありません。そのままクルリと反転して滑走路に向けてタキシング開始。


9:03離陸。ジェット機のように機首がぐっと持ち上がって鋭く上昇するのではなく、ふわーっと浮かび上がる感じで離陸します。プロペラ機ならでは。

この瞬間、ATR機の高い静粛性にびっくり。ジェット機と変わらないくらい静かです。プロペラ機は騒音がネック、と思っていたのですが、この静かさであれば何の問題もないですね。というか、乗ったことがあるサーブ機が古いゆえにうるさかった、ということなのでしょうけど。


鹿児島市内。飛行時間も短いので高度が低く、その分街が大きく見えます。iPhoneでも結構いけますね。

⇊ 以下12枚クリックで拡大

喜入にある石油タンク群。これが見えるということは、このまま飛べば、開聞岳が見えるはず…。

3分後、開聞岳がきれいに見えました。進行方向右側の窓側をチョイスして正解。非常口座席でなければ◎でした。というか、開聞岳を見るのは初めて。本州最南端のJRの駅、西大山駅とのコラボ写真は有名ですが、空の上から見ても、惚れ惚れするくらいきれいな山ですねぇ。

竹島、その向こうに見えるのが硫黄島。両島とも同じ名前でもっと有名な島がありますね。だんだんアイランドホッピングっぽくなってきました。

到着までわずかな時間ですが、機内パンフを見てみます。

小さいパンフレットですが、なかなか密度が濃くて面白いですよ。

機内の空気が数分で入れ替わることを説明する漫画。単に説明だけの漫画とはちょっと違い、読みやすいです。

パンフレットを読み終えたら、間もなく着陸のためのシートベルト着用サインが点灯。それと同時に屋久島が見えてきました。

屋久島の中心地、宮之浦地区。

9:35着陸。10分遅れです。

誘導路がないので、滑走路の端でUターン。離島の空港はどこも小規模なので、ほぼこのパターン。こんな画が撮れるのも面白いのですが、毎回だとだんだん飽きてきます(笑)。

屋久島空港は計器着陸装置がないため、滑走路が視認できないと欠航になってしまいます。雨が多い屋久島で計器着陸装置がないのは厳しいですね。就航率も95.5%と奄美諸島の中では低い方だとのこと。今日は天気も良く、無事着陸することができました。


最前列なので、最初ではなく最後に降機。これも通常とは逆方向なので、不思議な感じがします。まあそれも最初だけで、すぐ慣れるのですが。


最後に降機。ターミナルまでは徒歩で移動。最後に降りたのでこんな写真も自由に撮れますが、誘導している係の方を待たせないように。

⇊ クリックで拡大


ちょっと傷みが目立つターミナルビル。世界自然遺産の屋久島の玄関口としてはちょっと寂しいですね。制限区域からの出口では検温が行われていました。医療設備が十分ではない離島では、新型コロナウイルス感染症にかなり神経をとがらせているのが分かります。


日本エアコミューターの利用、ATR72-600の搭乗とも、いずれも初めてでした。ATR機の静粛性の高さに驚かされながら、晴天の中、素晴らしい景色を楽しめたフライトでした。


■Flight Data

 ・Airline: Japan Air Commuter
 ・Flight: JC3741
 ・Aircraft: ATR72-600 (JA08JC), Age/ 1 year
 ・Depature: Kagoshima (KOJ)
 ・Destination: Yakushima (KUM)
 ・Cabin: Economy Class
 ・Mileage: TPM 102mile (156mile accumulated)
 ・FOP: 102FOP


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コメント

  1. 六さん より:

    ATR72は私も最前列を指定のあと、後方扉に気が付いて最後列に指定しなおした思い出があります。Finnairは-500でしたがCAは2名でした。この辺は乗客数で変わるんでしょうね。

    • ぱぴるす より:

      六さん

      最前列を指定したあと、最後列に変更ですか。
      良い判断だったかと。

      今回、ATR72はこの1回限りでしたが、
      ATR62は何回も乗ったので、都度席を変えました。
      席による景色の見え方も紹介しようと考えているので、お楽しみください。

      CAさんの人数は、何人乗りかで決まるようです。
      おおむね50人に一人が目安のようです。