JALファーストクラス(JAL SUITE)搭乗記(JL771 成田→シドニー 2016.3.4)

2016年3月4日 JAL771便(JL771 成田→シドニー)のファーストクラスに特典航空券で搭乗しました。2月28日にJAL772便、シドニー→成田のファーストクラスに往路として搭乗しましたが、今回はその復路ということになります。

往路は昼間便でしたが、復路は夜行便。同じファーストクラスでも、今回の夜行便では昼間便とはちょっと違う満足感でした。素晴らしいサービスとともに、くつろげる時間を過ごすことができ、とても満足できたことは言うまでもありません。
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それではチェックインからラウンジの様子、そしてシドニーまでの空の旅をご覧ください(往路同様、長文になります事、ご容赦ください)。


チェックイン

今回は昼過ぎまで羽田空港に用事があったことから、成田までリムジンバスで移動しました。移動はスムーズ。結局14時半過ぎには空港に着いてしまいました。出発の5時間前の到着。いくらなんでも早すぎるとは思ったのですが、、、

バスが到着してからファーストクラスのあるLカウンターに向かいます。バスの到着場所からターミナルに入るとすぐ目の前にLカウンターがあるという動線は見事です。

Lカウンターは乗客は誰もおらず、係員の方6~8名が入口に向かって左右に分かれて整然と立ってお客様を待っておられました(下の写真をよく見ると分かります)。
そこに私が入っていったところ、全員一斉に「いらっしゃいませ」とお辞儀して迎えていただけました。私一人のためにそこまで…とちょっと照れますが、悪い気分はしません。
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「この時間はいつも空いているんです」とチェックインを担当した方がおっしゃっていました。
15時半ころから夕方のラッシュになるそうです。
シドニー→メルボルンは有償で購入したので、シドニーで発券してもらおうと思っていたのですが、同時に発券していただけました。シドニーで荷物のタグもそのままで預けられるので助かります。
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往路同様ファーストクラスのタグを荷物に着けていただきます。
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チェックインを済ませたので、そのまま優先レーンからセキュリティチェックを受けて出国します。バスを降りて、Lカウンターでチェックインして、優先レーンでセキュリティチェックという一連の動きが、長い移動もなくスムーズにできるのはとても助かります。
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シューポリッシュサービス

今回はラウンジでシューポリッシュ(靴磨き)サービスを受けたかったので、本館のファーストラウンジを利用することにしました。
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知らなかったのですが、サクララウンジのダイニングは3月末まで工事中だとのこと。
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いつもどおり、シャワー、マッサージを予約。シャワーはすぐ使えるとのことで、利用させていただきました。マッサージまでの時間まで、ややしばらく時間があったので、シューポリッシュをお願いしました。
20年物のジョッパーブーツ(乗馬用の靴)を英国靴メーカー「ジョン ロブ」の方に磨いていただきました。男性の方が担当してくださったのですが、普段は羽田空港のファーストラウンジにいて、週に1回成田で仕事をされているそうです。
「ジョン ロブ」はもともとはジョッパーブーツがスタートだったとのこと等々、話に花が咲きました。と、同時にみるみるブーツがきれいになっていきます。
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茶色の靴は長く履けば履くほど味が出てくるとのこと。それにはソール(靴底)を3回位変えるくらい履く必要があるそうです。私の靴も2,3回取り替えたかな。
靴の磨き方も教わりました。靴クリーム、靴墨の量って、本当にわずかでいいそうです。
15分程できれいに仕上がりました。いい話が聞けたのでこれからも大事に履きます。
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やっぱり食べてしまう「お寿司」と「JALカレー」

靴磨きが終わったころに係の方がいらっしゃって、「ぱぴるす様、お飲み物は何がよろしいでしょうか」とおしぼりを持ってオーダーを取りに来られました。
ファーストラウンジは何度も利用しましたが、これは初めての経験。ファーストクラスに搭乗する人のみのサービスなのでしょう。

お昼が軽かったので、お寿司をいただきます。やっぱりおいしい。
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窓からの眺め。手前の777-300ERはロサンゼルス行き、その奥の787はニューヨーク行きだったかと。シドニー行きの機体も一番奥に見えました。ロスからの到着便がシドニー行きになるそうです。
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マッサージを受けた後で、やっぱり…カレーをいただいちゃいました。そのあとは時間までPCを広げて少し仕事を片付けます。
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搭乗

19時からの搭乗ということで、優先搭乗を使うべくラウンジを離れます。
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搭乗開始の2分前に搭乗口に到着。
「ファーストクラス」のサインを持った係員の前に私を含めて7名のお客さん。この日搭乗予定だった人がすでに「全員集合!」でした。隣のエコノミーの列の視線が…気になります。
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往路と違い、今回はファーストクラス専用レーンから搭乗。
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搭乗してすぐにリラックスウェアに着替えたい旨申し出て着替えます。夕食でお酒が入ったら着替えるのも面倒なので(笑)
着替え終わったらウェルカムドリンクのデュラモットをいただきました。サロンまで我慢できず…(笑)。同時にチーフパーサー、担当の方からご挨拶をいただきました。
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ロエベと資生堂メンズのアメニティも出発前にいただけました。中身は往路と同じ。
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ファーストクラスの世界

今回は2Aをアサイン。出発まで少し時間があったので、いろいろな角度からファーストクラスを写真に撮ってみました。

こちらはファーストクラス全体の様子。プライバシーが高い作りです。
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座席の手すりから。コントローラーの配置が分かるかと。
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座席右後ろの高い位置から煽って撮ってみました。木目調の落ち着いた雰囲気。
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前方モニター。ビジネスクラスと同じ23インチ。ビジネスクラスとの差別化で、もう少し大きくてもいいかと。「世界一周」行ってみたい…
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夜の宴・その1…サロンとともに

ほぼ定刻に成田を出発。離陸後、シートベルトサイン消灯とともに、機内サービス=夜の宴のスタートです。まず、チーフパーサーの方が、予約していた和食でよいか、メニューの確認にいらっしゃいました。

サロンをアミューズとともにいただきます。これは和食を選んでも楽しむことができます。本当においしい…
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諸兄のブログで、サロンをワイングラスでいただくと、香りも楽しめる、とあったことを思い出し、ワイングラスにチェンジ。定番のおつまみとともにいただきます。ワイングラスにすると、フルートグラスとは異なり、非常に豊かな香りが楽しめました。
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と、そこへチーフパーサーの方から「よろしかったら、キャビアもどうぞ」と声をかけていただき、和食の小皿五彩の前にキャビアを出していただくことになりました。予定外のメニューを堪能。ご配慮に感謝感謝です。キャビアはサロンによく合います。
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夜の宴・その2…磯自慢とともに

続いて和食の前菜、小皿五彩。手前が牛肉味噌煮込み風、茶碗蒸し豆乳餡かけ
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奥の三皿、筍と菜の花のおひたし、鯛にぎり木の芽のせ、鶏そぼろ百合根茶巾。
お酒はもちろん磯自慢です。中取り47アメジスト。和食にぴったり。そしてワインを思わせるようなスムーズで癖のないさわやかな味。
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続いてお椀。青さ海苔真丈の吸い物。ちょっとお味がうすいかな?
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向付と預け鉢。ズワイ三つ葉結びとズワイ湯葉巻き、平目昆布〆、土佐酢ゼリー添え
鮪霜降り 割醤油餡かけ
鮪と磯自慢のマッチングが最高。お酒がどんどん進みます。
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最後に台の物とごはん。
台の物は赤睦煮付け。結構味がしっかりしていて私好みでした。
機内ではこのくらい味が濃い方がいいかなぁ。
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ご飯は高菜ご飯明太子添え、留め椀に栗麩とえのきの味噌汁。高菜ご飯が赤睦の煮付けとよく合いました。
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洋食の場合は、このあとチーズの盛り合わせをいただいてくつろぐのですが、今回は日本酒を楽しみたかったので、アラカルトを注文。
無添加帆立貝のスモークと和風アラカルト(焼き鳥、厚揚げ味噌田楽串打ち、炙りサーモンのおろし乗せ)を磯自慢でいただきます。
実は、食事をしている途中から、グラスも大きいものに変えていただきました。
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事前に訪れた磯自慢の醸造元を思い浮かべながら、、、完全に自分の部屋でテレビを見ながらくつろいでいる気分です。そのくらいリラックスできました。
醸造元の話をチーフパーサーの方に話したところ、昔はCAさんもお酒の試飲ができたのだが、今は一切できないため、こうした情報が非常に役に立つと感謝されました。
人に勧めるものを口にできないというは、なかなか大変だろうと…本当にご苦労されているのだと感じました。

と、ここで磯自慢にストップがかかります。1本しか積んでいないので帰りの便の分をキープしておくためだそうです。残念ですが、、、宴はここで終了。

ギャラリー探訪

ベッドの準備をお願いしている間に、往路同様、ビジネスクラスのギャラリーを訪問。
写真が入れ替わっているかな、と思ったのですが、往路と同じでまだ入れ替わっていませんでした。春の景色を期待したのですが、、、残念。
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一方でファーストクラス前方のギャラリーは、春の雰囲気。例によって、カメラ小僧のためにチーフパーサーの方がデコレーションしてくれました。
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ベッドの準備ができました。到着1時間半前の食事には起こしてもらうようにお願いして、4時間ほどぐっすり休みました。寝返りも打てるくらいの広いベッド。ここは同じフルフラットのビジネスクラスとは大きな違いです。
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朝食

さすがにちょっと飲みすぎたせいか、それとも快適なベッドのせいか、到着1時間半前にCAさんに起こしていただきました。
すでにほかの方は朝食が終わっていたようで…
ベッドをかたずけていただき、和朝食をお願いしました。鰆の塩麹焼き、蟹巻卵、香の物、春菊のお浸し、ご飯、味噌汁、ちりめん山椒。
うーん、寝起きはやっぱりビジネスクラスの雑炊かおかゆが食べたかった(飲みすぎ(笑))。鰆はおいしく頂けたのですが。
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食べ終わったら再度30分ほど横になって二度寝。起きたらコーヒーを頼んで眠気を覚まします。フレンチプレスのコーヒー、何度飲んでもおいしいです。モーニングコーヒーには最高の一杯。
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最後に、チーフパーサー、CAの方皆さんからご挨拶をいただき、チョコレートと入国審査おエクスプレスカードをいただきました。あれ?日本行きの往路ではいただけなかったかと…日本発のみのサービスなのでしょうか。こうして、とても名残惜しい中、9時間半のフライトが締めくくられたのでした。
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往路とは違った満足感の夜行便ファーストクラス

今回、シドニー⇔成田間で、往路に昼間便、復路に夜行便のファーストクラスをそれぞれ利用したのですが、私個人としては往路の昼間便の方がより楽しめました。もし、往復のどちらかのみファーストクラスを、と言われたら、迷わず昼間便を推薦。復路の夜行便は、もし寝ることに趣きを置くなら、フルフラットになるSKY SUITEビジネスクラスでもいいかな、という気持ちが残りました。

しかし、まるで自分の部屋にいるかのようなくつろげる雰囲気、それを添える素晴らしい食事、お酒、飲み物とCAさんのサービスは、ファーストクラスならでは。それは昼間便でも夜行便でも同じ。昼間便は、昼下がりのくつろぎを、夜行便は1日の疲れを癒すくつろぎをそれぞれ与えてくれます。CAさんのおもてなしにも満足で、頭が下がります。

やはり、トータルで見ればファーストクラスは最高です。もてなしていただいている、という実感がわきます。次回ビジネスクラスに搭乗した際に、改めてファーストクラスのおもてなしを含めたトータルの良さを実感するのかもしれません。

往復18時間、とても満足のいく旅でした。Img_7312_1024x683

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