オーストラリアのお金事情・3 銀行

オーストラリアの銀行は、金利が高いことで有名です。
現在でも貯蓄預金で2~2.5%の金利がつきます。日本では考えられない数字。

オーストラリアには、いわゆる四大銀行があります。
日本人に名が知れているのはANZ、オーストラリア・ニュージーランド銀行。
そのほか、こちらではコモンウェルス、ナショナルオーストラリア、
ウエストパックの大手銀行が有名です。

私はウエストパック銀行を利用しています。
日本人で使っている人はあまりいないかもしれませんが、
なかなか使いやすい銀行です。
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口座開設

オーストラリアに入国して6週間以内であれば、
パスポートを持って行って住所を伝えれば口座が作れます。
銀行に行って口座を作りたい旨を伝えれば、係の人が来て説明してくれます。
もし、友人等から担当を紹介してもらえればなお簡単。
割とあっさりできちゃいます。

当座預金(Westpac Chioce)

デビットカードで決済する口座です。
銀行で口座を作ると、マスターやVISAがついた、
いわゆるデビッドクレジットカードが送られてきます。
このカード1枚でATMからお金を引き出したり、
あるいはお店で決裁に使ったりできます。
デビットカードなので、口座の残高の範囲でしか使えません。

が、お金をきちんと管理するという面では、
残高がはっきりわかるので使いやすいカードだと思います。
この口座は、後に言う普通預金とのどちらかに
月に2000ドル以上の入金がないと5ドル/月の口座維持手数料がかかります。
決済口座なので、利子はゼロです。私は給与の振込口座に使っています。

普通預金(Westpac e-Saver)

普通預金と言っても金利が今のレートで1.95%。日本では考えられない数字です。
定期預金と勘違いしてしまうような金利。。。魅力的です。

出し入れは自由。当座預金とのどちらかに
月2000ドル以上の入金があれば口座維持手数料は無料です。
高額商品を買ったり、旅行に行くときのために
この口座にある程度のお金を置いておくのに便利な口座です。

貯蓄預金(Westpac Reward Saver)

日本の貯蓄預金とはちょっと仕組みが変わっています。
利子は0.01%なのですが、毎月50ドル以上の入金があり、
かつ引き出しがなければ、2.09%分のボーナス利子が付きます。
お金を月内に一度でも引き出した場合は0.01%の利子しか付きません。

つまり貯蓄のための口座というわけです。
ですので、当然普通預金より利率はいいのですが、その差は0.5%。
というか、普通預金の利子が良すぎます。

帰国の時には…

いずれ私も日本に帰国すると思うのですが、
そのとき迷うであろうことが、この口座をどうするか。
利率が日本よりはるかにいいので、そのままにしておきたいところ。

ところが、3年間出し入れがないと、オーストラリアではその口座は凍結され、
政府の管理下に入ってしまうそうです。
もちろん、自分のものですから、取り戻すことはできるのですが、
手続きが非常に厄介で時間がかかるとのこと。
私の担当の方に聞いても、絶対にやりたくない仕事の1つだそうです。

オーストラリアにお金を置いておく場合は、定期預金を別途組むのがベスト。
お金をおろしたいときは31日前Noticeで解約可能だそうです。

でも、一番いいのは全額日本に送っておくこと。
今の時代何があるかわかりませんから。。。

ちなみに、私は三菱東京UFJ銀行に
オーストラリアドル用の外貨預金口座を持っています。
帰国時はこちらに送金する予定。

UFJだと、被仕向け先手数料がタダ、
オーストラリアドル→日本円の換金手数料が0.5円/ドルと格安なのが魅力です。
他にも両替に有利な銀行があるようですが、
私はUFJ銀行が使いやすいのでは?と思っています。

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