北海道エアシステム(HAC)旧塗装機 すべて鶴丸塗装へ

10月23日、北海道エアシステムより、かねてより緑色のHAC旧塗装機であったHAC1号機(シップナンバーJA01HC)が鶴丸塗装に変更することになり、11月1日がラストフライトになるというアナウンスがありました。
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(2016.4.15 釧路空港にて)

この1号機の塗装は、2010年のJAL経営破たん後、JALグループから離脱、北海道が筆頭株主となっていた2011年11月に、HACオリジナル塗装として登場したもの。

今回の塗装変更は2014年10月に、再びJALの子会社化となり、さらに2016年1月にJALが塗装変更をアナウンスをしての措置。この1号機が最後の塗装変更となります。

11月1日は札幌丘珠空港で記念撮影会が開催、さらに機内抽選会やモデルプレーン抽選会などが催されるとのことです。

詳しくはHACのHPのプレスリリースをご覧ください。

HACはJALグループから離脱、北海道が筆頭株主だった2011年は年間2億円もの赤字を計上、存続すら危ぶまれたのですが、経営改善を推進、さらにJR北海道の安全性への問題から旅客回帰があったことも後押しとなり、2015年には年間1億円の経常黒字を達成しています。

石勝線の火災事故や、昨年の台風災害が発生した時は、このHACが増便され、札幌とのアクセス向上に大きく寄与したことは記憶に新しいところです。

私は、これらの事故や災害で、改めてHACの安全性や利便性が見直されたものと思っています。

札幌市内から函館、釧路へは、先得割引などを使えばJRよりも若干値段が高い程度でかつ短い時間でアクセスできるので非常に便利。

一方で、導入しているSAAB340Bが機齢20年を迎えることから、ひょっとすると近々機材の更新というニュースも聞こえてくるかもしれません。

私も昨年4月16日にHACに搭乗、このとき期せずして旧塗装の1号機に搭乗することができました。

北海道エアシステム搭乗記(HAC567 札幌丘珠→釧路)

実は年末にもHACの搭乗を予定しており、旧塗装機への搭乗を楽しみにしていたのですが、今回すべて鶴丸塗装に変更となることにより、残念ながら叶わぬ夢となりました。

一方で、本年7月にはこれまで20年近く使用されてきたシートが新シートになり、足元も6cm広がって快適な旅ができるようになったとのこと。年末はこのあたりをチェックしてみようと思います。

JALグループに再復帰、HACには今後もさらに道民の翼として活躍してほしいものです。また、私も、北海道出身者として、機会あるごとに利用していきたいなと考えています。
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(2016.4.15 釧路空港にて)

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