羽田~福岡~新千歳~羽田のJAL-ANA乗り継ぎ旅。いよいよメインイベント?であるANA国際線仕様機のプレミアムクラスに搭乗、福岡~新千歳のフライトです。お隣りさんの所作を除いては、JALとは一味違ったフライトを楽しむことができました。
■おさらい
今回ANA便に乗ることになった最大の理由は、この先毎月数百マイルが有効期限が来て消滅するところだったから。どうせ乗るんだったら昨年から繰り越しになっているアップグレードポイント4ポイントを使ってプレミアムクラスに乗りたいな、と。
そこで探したのが福岡=新千歳線。おそらく期間限定でしょうけど、ビジネスクラス=プレミアムクラスが42席もあるANA中距離国際線仕様機があてがわれていて、アップグレードポイントでアップグレードが容易にできるだろうと考えました。まさにその通りとなったわけです。
■搭乗
ラウンジを出て搭乗口に着いた時にはすでに搭乗が始まっていました。
ANAの場合、新型コロナウイルス感染症予防策として、優先搭乗サービスはなく、機内後方席から順に保安検査証に書かれたグループ順に搭乗します。プレミアムクラスの場合は一番最後のグループ4。なのであまり焦らなくてもOK。グループごとではありますが、一応ステータスホルダー向けに専用レーンは設けられます。
機材は中距離国際線仕様のB787-8、240人乗り。ビジネスクラスが42席あるのですが、これがすべてプレミアムクラスになるという、国内線では最大数のプレミアムクラスの設定でしょう。
ビジネスクラス=プレミアムクラスのシートはANAビジネスクレードル。今から8年ほど前、ANA便でシンガポールに行ったときに、このビジネスクレードルを利用したことがあります。「クレイドル」はゆりかごという意味ですが、ビジネスクラスのフルフラットシートが当たり前になった今ではひと昔前のシートですが、国内線プレミアムクラスとして考えれば十分すぎるシートです。
当時としては最新の12.1インチタッチパネルモニター。現在のJAL SKY PREMIUMのモニターと同サイズであることを考えると、今のビジネスクラスにはちょっと物足りない画面の大きさ。なお、お隣りの席の映像が見えにくくなる画面が採用されています。ポケットには安全のしおりとスリッパ。でもなぜか機内誌「翼の王国」が入っていません。
リクライニングは、背もたれとオットマンが同時動くタイプ。ひじ掛け下の小さな収納がスマホなど小物入れとして使いやすく秀逸です。USB接続口があるのでスマホの充電を試みましたがなぜかNGでした。ちょっと理解しにくいところですが、国内線だから?
機窓の景色。JAL機とANA機がそれぞれ出番を待っているところ。お隣りが空いていたので、このまま空席でフライトかと思いきや、ドアクローズ直前に年配の男性が駆け込んできました。駆け込んでくるなり、ラウンジから搭乗口がなんでこんなに遠いんだとか、走って汗かいたら水よこせとか、とにかく騒がしい隣人。フライト中も出されたお茶でうがいをするとか、非常に気分を害する所作をする人だったのですが、そんな客にも嫌な顔一つせず対応するCAさんは立派ですね(注意くらいはしてほしいが…)。
ANAの安全ビデオは歌舞伎役者が登場。カンタス航空やニュージーランド航空の安全ビデオと同じような志向ですが、紹介した2つの航空会社の方がデキが良すぎて、比較するとANAのはイマイチかな。
■出発~離陸
10:58福岡空港を離陸。福岡市内を望みながら、飛行機は右へ大きく旋回。
一旦南下した後、国東半島上空を通過。遠くに北九州空港が見えます。今回のトライアングルフライトで、JGCプレミアに到達した後は、他社航空機にも乗ってみたいと思っていますが、北九州空港はスターフライヤーで行ってみたい空港の1つです。
■ランチサービス
離陸から7分でシートベルト着用サインが消灯、機内サービスが始まります。テーブルの準備をお願いします~と声をかけられて準備します。ANAのコーポレートカラーである青のテーブル久しぶり。ラウンジでメニューを確認していますが、どんな食事が出てくるのでしょうか。
◇昼食
厚焼き玉子、焼き茄子と海老お浸し、鶏肉の生姜焼き、白身魚の竜田揚げ
鰊昆布巻、笹蒲鉾、枝豆、もずくの寒天寄せ、
鶏唐揚げの黒酢餡と野菜のフライ(ズッキーニ、赤パプリカ、黄パプリカ、ヤングコーン)
コーンご飯
JALなら事前にドリンクオーダー伺いがあるのですが、ANAのこの便ではいきなり食事がサーブされ、そのあとドリンクサービスがあります。「お飲み物いかがですか~」と聞かれたのですが、手元にドリンクメニューもなく、ただただ困惑するばかり。JALの場合はメニューに記載されているのでけどね。メニューを見せていただいて、せかされるように日本酒「越の誉」をオーダーします。が、在庫なしとのこと、岐阜県の「木曽路」をいただきます。
食事がプラスチック製の容器になっているのは以前と変わらず。JALは陶器でのサービス、このあたりは見た目にも大きく違うところ。
食事はおいしくいただきました。若干味が濃い目という気がしましたが、上空では濃いめの味付けの方がおいしく感じるので、致し方ないかと。
久しぶりの和食+日本酒の組み合わせを楽しみながら、木曽路を2本いただきます。
あたたかい煎茶でフィニッシュ。デザートやあられなどのサービスがなかったのがちょっと残念。
機窓はすっかり雲ばかり。このあと着陸直前まで景色を楽しむことはできませんでした。機内WiFiを試してみましたが、接続が簡単、しかもJALより確実に早かったです。この点は明らかにANAの方が使いやすいですね。
■くつろぎのひととき
せっかくの国際線ビジネスクラスシート、やはりリクライニングを最大にしてくつろぎたいところ。食後に音楽を聴きながらくつろぎます。こちらをどうぞ、とミネラルウォーターをいただきました。喉が渇く機内では助かります。
リクライニングを最大にすると、飛行機の窓も下から見上げる感じに見えます。こうしていると、しばらく忘れていた国際線ビジネスクラスのフライトを思い出します。今回は国内線とはいえ、2時間ものフライトとなると、余裕もあってフライトを楽しむことができます。
■到着
それでも2時間という時間はあっという間。北海道に近づくにつれ徐々に高度を下げて着陸態勢に入ります。雲の向こうに羊蹄山の山頂だけが見えます。
道東自動車道。天気がイマイチですねー。12:44着陸。
JAL便で新千歳空港に到着すれば、この辺りのスポットに入ることになるのですが、今日はスルー。
スポットイン直前。隣はAir Do機、ANA機と見慣れない景色。
定刻より5分ほど早く到着となりました。プレミアムクラスのお客さんから降機となりますが、新型コロナウイルス感染症予防策として、CAさんのコールがあった座席から荷物を取ります。まあ普通ならお構いなしに席を立つ人が多いのですが、CAさん、このあたりは確実に守っていただくように声掛け、注意をしていました。
最後に搭乗機。JA874J。福岡からの2時間余りのフライト、ANA国際線仕様機でのフライトはやはり快適でした。一方で、あまりにも久しぶりのANA便搭乗ということもあり、戸惑う場面も少なからずありました。やはりJAL便に慣れているせいでしょうね。
■Flight Data
・Airline: All Nippon Airways
・Flight: NH289
・Aircraft: B (JA), Age/ years
・Depature: Fukuoka (FUK)
・Destination: New Chitose (CTS)
・Cabin: Premium Class
・Mileage: Award
・Premium Point: Nil
コメント
パピルスさん今日は、
私は、1度だけ羽田ー伊丹でプレミアムクラスに搭乗した事有ります。
ま 駅弁ですね。
シャンペン有りますか?と聞いたら
スパークリングワインで良いですか?と言われて
プラコップと小瓶を置かれましたね。
味気ないなあ~
ところでワクチン接種は、どうなってますか?
私は、基礎疾患と言いますか視力障がい者なので
1回目のワクチン接種を済ませました。
2回目は、8月2日に接種予定です。
ファイザー製ワクチンです。
こたつ猫さん
返信が遅くなり申し訳ありません。
シャンパンとスパークリングワインは異なる飲み物なので、
ANAはスパークリングワインしか積んでいなかったってことでしょう。
プラコップは以前から。ワインもプラコップなのでちょっと残念だったりします。
JALはグラスでいただけますが、今は感染症予防策でプラコップですね。
ワクチン接種、もう少し後になりそうです。
パピルスさん今晩は、
>ワクチン接種、もう少し後になりそうです。
東京都は、5日連続して感染者数が1.000人越えてますね。
パピルスさんも速くワクチン接種が出来る事を祈ってます。
ワクチン接種をしないで感染した人は、
病院を退院しても
後遺症に苦しんでいますからね。
ワクチン接種をしない。と言ってる人も居ますが
私には、理解出来ないですね。
こたつ猫さん
ワクチン接種、いろいろと物議を醸してはいますが、
できれば早く打っておきたいところ。
焦っても仕方ないので、順番を待ちます。
パピルスさん今日は、
>できれば早く打っておきたいところ。
パピルスさんがワクチン接種しない派じゃなくて安心しました。