霧多布岬から1時間半。出発の1時間半ほど前に、レンタカーを返却してたんちょう釧路空港に戻ってきました。観光シーズンはこの銘板の前で写真を撮る人も多いですね。
となりにはシマフクロウやホルスタインのモニュメント。動物たちが、こんなににぎやかに出迎えてくれるところだったっけ?と昔の記憶をさかのぼるもはっきりせず…(笑)。
出発カウンターへ。今回は残念ながらAIR DO便。手荷物を預けるなどの手続きが必要な場合はANA系のカウンターになりますが、もちろんスルー。奥にいつも見慣れたJALのカウンター。
今年は、釧路空港開港60周年だそうです。1961年の開港時には1200m×30mの滑走路1本で供用開始。その後滑走路は徐々に伸び、1989年には2,300mの滑走路+平行誘導路が供用となっています。
1995年、ILSカテゴリーⅢaの運用開始で、釧路名物「霧」による欠航が大きく減少、運航率アップにつながりました。
現在の滑走路は2000年に完成した2,500m×45m。大型機の離着陸も可能です。詳しくは釧路開発建設部のHPをご覧いただければ。
ANAのカウンターをスルーして、2階出発ロビーへ向かうときに目に入ったのがこれ。やっぱりこっちが気になっちゃうんですよねぇ。
3階のレストランに向かいます。店に入る前にホールを上からひとまわり。以前と変わったのは出発便表示がLED化されたことでしょうか。昔は例の「パタパタ…」ってやつでした。
反対側から。
さて、ちょっと早い夕食をいただくことにします。「北海道第4のラーメン」も気になるところ。ちなみに第1~3は、札幌ラーメン、旭川ラーメン、函館ラーメン。釧路の魚介系醤油ラーメンもおいしいですけどね(特に飲んだ後)。
隣にあるレストランたんちょうへ。
釧路に来て食べたいのは、釧路市民のソウルフードの1つ、「スパカツ」。アツアツの鉄板の上のスパゲティにとんかつをのせ、ミートソースをかけていただく一品。
元祖は釧路市内末広街にある「泉屋」。今回は残念ながら食べるチャンスがなかったので、ここ空港でいただきます。ボリューム満点に見えますが、一人前は案外あっさり食べられますよ。
ほかに釧路のB級グルメを紹介しておきましょう。
鶏のから揚げのことを北海道では「ザンギ」といいますが、そのザンギ発祥の店が末広町にある「鳥松」。
夜のみの営業で店はすぐいっぱいになってしまうので、テイクアウトでいただくのが◎。
和商市場の「勝手丼」は有名なので詳細省略。
ほかには抹茶が練り込んである竹老園の茶そば。かしわそばの、かしわがない「かしわぬき」もスープでいただくとおいしいです。
そばと言えば鳥取大通にある玉川庵の「牡蠣蕎麦」もいいですね。ミシュランガイド2012で1つ星の店なので、B級グルメというのは失礼ですが、気軽に行ける店です。
釧路と言えば炉端。数ある炉端の店の中で、私が住んでいた頃ひいきにしていたのが「挽歌」という店。
囲炉裏を囲んだカウンターだけの店で、おでんがとても美味しかった。倉本聰の初監督映画「時計」のワンシーンでこの店が使われています(映画館で見たシーンが印象に残ってて覚えていて…それがこの店の常連となったきっかけでした)。
残念ながら経営者のご夫婦が高齢で店を閉めてしまい、今は営業していません。当時の写真があったので、アップしておきます。
久しぶりのスパカツを美味しくいただいてレストランを出たころ、ちょうど搭乗機の到着時刻となり、展望デッキから撮影。明るいレンズを持っていたのでうまく撮影できました。
再びターミナルビルに戻って2階出発ロビーへ。ANA FESTAはお土産の品が少なく、イマイチ。
反対側にあるJAL BLUE SKYでお土産でも、と思ったのですが、こちらでもこれといったものがなく断念。ただ、ANA FESTAよりは品ぞろえが豊富なので、お土産買うならこちらをおススメします。
保安検査場入口近くにあったB747-400の主脚のタイヤ。空港展示品のお決まりグッズでもあります。
では、保安検査場を通過して制限区域に入り、搭乗口前で搭乗開始を待つことにします。この日はJAL羽田行最終便が減便対象で欠航となったため、搭乗予定のADO074便がこの日の最終便です。
都合8年住んだ釧路市。この釧路空港からも飛び立ち、そしてまた戻り、時には見送って…思い出が詰まった空港の1つです。
写真を整理していたら、ANAのモヒカンジェットが釧路空港に飛来した時の珍しい写真が出てきたのでアップしておきます。写真を始めたばかりの頃なので、下手くそなのはご愛敬ということで。
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