2022年12月24日、JL903便で那覇に降り立った後、ファーストクラスのクリスマス特別メニューを楽しむためにわずか1時間半で目的のJL906便に搭乗します。果たして、実際のクリスマスメニューは期待通りの内容だったでしょうか。
■那覇空港にて…人気のポーたまは大行列
JL903便で那覇空港に到着したのが定刻より若干遅れて10:40過ぎ。そこから約1時間半で羽田に向けて飛び立ちます。
到着ロビーに出た後は、ラウンジでいただくための「ポーク玉子おにぎり」を買いに、ポーたまのショップへ直行。しかし長蛇の列であえなく玉砕。
後で調べて分かったことですが、このポーたま、東京ミッドタウン八重洲の地下にもショップがあることが判明。沖縄の味が東京でも食べられるのはよいことですが、逆に沖縄に行ったときに食べなくなっちゃうかもです。改めて東京って何でもあるところなんだなぁと感心。
ポーたまのおにぎりをあきらめて2階に上がります。エスカレーターを上がったところに、菓匠寿久庵や泡盛のお店があって心が揺らいだのですが、今回はパス。特に寿久庵のくんぺんをはじめとする沖縄のお菓子はおススメです。
■ダイヤモンド・プレミアラウンジの混雑は慢性化?
エスカレーターを上がったら、そのままファーストクラスチェックインカウンターへ。手前の保安検査場も少し列ができていました。
保安検査場を抜けてからダイヤモンド・プレミア(DP)ラウンジへ。中が混雑しているとのことで、係の方が空席を見つけて案内してくれます。
搭乗予定の906便は12:05発。羽田行きはその35分前の11:30に904便が出発。さらに伊丹行き、関西行きがあり、DPラウンジは大混雑。まさに「満席」で、フードの補充も追いつかないほど。
那覇空港のDPラウンジは数年前に一部拡張されたものの、新千歳、伊丹、福岡と比べると出発便が重なったときでも余裕を持って座れるほどの広さはなく、機材の大型化も手伝って混雑が常態化しているようです。
私もかつて、DPラウンジが満席でサクララウンジでミールボックスをいただいたことがあります。
混雑の中、隣でWiFiにつながらないと係の方を呼びつけて、ああでもないこうでもないとやり取りする初老の男性の態度に少し辟易して、明太子のおにぎりとビールをいただいて、早々に退散。
■搭乗
少し早いですが、搭乗口23へ到着。
搭乗機はA350の1号機、JA01XJじゃないですか!初便の搭乗以来すでに6回搭乗、その機材で今日はクリスマスメニューをいただくと考えると、何かと縁のある機材だと思ってしまいます。
ちょうどその横では、往路903便で搭乗したJA15XJが904便として羽田に向けてプッシュバックを行ったところ。ジンベイジェットと併せて1枚。
優先搭乗で搭乗。座席は1A。予約時、2列目窓側も空いていたのですが、クリスマスの記念に~なんて考えて1Aにしてみました。
A350ファーストクラスの1列目と言えば、シートポケットの問題が気になるところ。A350就航当時は隣の席と共用となっていて、使いずらい、ファーストクラスっぽくない、と気に入らなかったのですが、先日新千歳→羽田で搭乗したJA08XJでは、セパレートになっていたのを確認。
でも、初号機のJA01XJは以前のままなんじゃないの?と思っていたのですが、ちゃんとセパレートタイプに改修されていました。やっぱりこうでなくっちゃ。
センターアームレストには、本日の食事・ドリンクのメニュー。クリスマスメニューを提供と言うことで、メニューの右上には雪の結晶のデザインが追加されていてクリスマス感を演出。離陸前にドリンクのオーダーがあります。クリスマスメニューにあわせて、シャンパンをいただくことにしましょう。
■フライト…クリスマス特別メニューを満喫
12:17ドアクローズ&プッシュバック。機窓に離陸するRAC機と先行するスカイマーク機が見えます。RAC機はどこの島に向かっているんでしょうか。離島も行きたいなー。
那覇空港混雑の影響で離陸順番待ち。滑走路が2本になって以前よりは混雑が解消されたのでしょうけど。12:36離陸、眼下に広がるサンゴ礁は那覇空港ならでは。
離陸して間もなくシートベルト着用サインが消灯して、機内サービスの開始。改めてメニューを見ながら食事の到着を待ちます。
ほどなくしてクリスマス特別メニューの昼食が到着。シャンパンは予めグラスに入ってサーブされます。
◇ 昼食(クリスマス特別メニュー)
- アペタイザー
ローストダック ラズベリーソース、グリルプロン 柚子ドレッシング、パンプキンフラン - メイン
牛頬肉の煮込み マデラソース - パン
プチパン - デザート
クリスマスケーキ - シャンパン
Charles Collin Pierre de Bry
さっそくアペタイザーからいただきましょう。ローストダックは自分が好きなベリー系のソースでいただきます。しっとりと柔らかい肉がベリーソースと一緒に口の中に広がります。隣のキヌアと豆のサラダの上にはグリルプロン。プリッとした弾力のある海老が美味でした。いずれもシャンパンによく合います。
続いてパンプキンフラン。ナッツ系が好きな私にはくるみが乗っかっていて◎。ただアペタイザーとしてはちょっと甘いかな。CAさんが、空いたグラスを見てシャンパンのおかわりを勧めてくれたので、遠慮なくもう一杯。
機窓の景色を見ながらいただく食事はやっぱり格別。早いところメインをいただきたいところですが、一休み。
メインいただく前に赤ワインをオーダー。メニューはテンプラニーリョですが、今日はPaulita Reserva、メルローをサーブとのこと。
メインをいただきます。牛頬肉の煮込みの柔らかいこと! ポルトガルの酒精強化ワインであるマデラワインから作ったほんのり甘いマデラソースと一緒に楽しみます。最後はプチパンをソースにディップして完食。牛頬肉と赤ワインの組み合わせをクリスマスイブの機上で楽しめるのは、自分にとってプチ贅沢。
ここでトレイを下げていただき、コーヒーをオーダーしてデザートのクリスマスケーキをいただきます。チョコレート味のロールケーキをホイップクリームとベリーソースでいただきます。ベリー大好きな私は、ここでもベリーソース一択。見た目よりも甘すぎないケーキ、食後のデザートはこのくらいがちょうどいいです。
■到着
クリスマス特別メニューを堪能したあとは、自分で持ち込んだ音楽を聴きつつ、機窓に広がる景色を眺めてのんびり過ごします。羽田=新千歳線だとほどなくしてシートベルト着用サインが点灯、えーもうフライト終了…となるのですが、今日はフライト時間が長い那覇線、食後も着陸まで1時間弱の時間があり、師走のドタバタをしばし忘れ、ゆったりとくつろげます。
機窓に伊豆半島と富士山がきれいに見えたところで、着陸準備のアナウンス。
三浦半島、その奥に湘南の海岸+富士山のコラボ。今日のこの天気だと、夕方だったらもっと綺麗な景色を楽しめたかも。でも、クリスマス特別メニューをいただくのが今日の目的なので、贅沢は言わない言わない(笑)。
ベイブリッジ、鶴見つばさ橋。今日は、東京湾をまっすぐ進んで左に旋回して着陸するルートのようです。
羽田空港、その向こうに大都会東京のビル群が見えます。数あるフライトでも、ここまできれいに見えたのは初めてかも。
定刻より若干遅れて14:23着陸。スポットまでのタキシングの間がJAL機を撮影するシャッターチャンス。
クリスマス特別メニューを堪能したフライトでした。時間が長い那覇線を選択して正解でしたが、値段も高かった~。海外になかなか行けないので、せめてクリスマスくらいはフライト&食事を楽しめてよかったです。
このフライトで稼いだFOPは6,304FOP。ダブルマイルキャンペーンのパワー炸裂ですが、ダブルマイルキャンペーンがあるときはFOP単価も下がるので、ファーストクラスでStatus Runというのもありかも、と今更ながら感じました。
■Flight Data
・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL906
・Aircraft: A350-900 (JA01XJ), Age/ 3 years
・Depature: Naha (OKA)
・Destination: Haneda (HND)
・Cabin: First Class
・Mileage: 984TPM mile (3,395mile accumulated)
・FOP: 6,304FOP
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