新千歳空港大雪予報で帰国便国内線区間、急遽変更

2016年12月10日　新千歳→成田→シドニー→メルボルンの搭乗予定があったのですが、　前日の9日、10日が新千歳空港が大雪でダイヤが乱れるとの予報が出ました。

10日の新千歳→成田はJALコードシェアによるジェットスター便。LCCはいったん遅れると代替手段がなくなり、成田からの国際線に搭乗できない可能性があることから、急遽前日9日夕方に出発、東京で一泊することにしました。

すでに9日時点で雪による遅延が発生していたところでの国内線区間のチケット変更の様子をレポートします。

運航に影響が見込まれる便の航空券の取り扱い

昨年2016年12月、札幌地方は例年にない大雪に見舞われたのは記憶に新しいところ。新千歳空港も12月中旬から雪による欠航が相次ぎ、12月23日から24日かけては、6000人が空港で夜を明かしたということがありました。

もともと新千歳空港がある千歳市付近は太平洋に近く、札幌に比べて雪が少ないところ。ところが2016年12月はどういうわけか、次々と雪雲が入り、大雪で欠航便が相次ぎました。

航空各社も、翌日に大雪で欠航等が見込まれる場合は、手数料なしで前日もしくは翌々日以降の便に振り替える措置を実施しています。

(JALホームページより）

大雪で欠航便が多く出ると、その翌日の便は前日の乗れなかった人が殺到するため、時間が経てば経つほど、予約の振り替えが難しくなります。

特に私のように、国際線乗り継ぎを予定している場合は、当該便が欠航すると国際線も変更が必要となり、よりチケットの確保が難しくなる事態に。

なので、前日便に振り替えるのが確実な手段。ただしその場合は、前日の早い時間からHPなどで翌日搭乗予定便の状況をこまめにチェックしておく必要があります。

12月9日…夕方急遽新千歳空港へ

12月9日朝の時点では、特に何のアナウンスもなかったのですが、夕方4時頃、札幌の自宅にてHPをチェックすると、翌10日は新千歳で遅延発生の可能性があるとのこと。

（写真は19:00に撮ったもので、16:00時点と同一です）

このような場合は10日の航空券の、前日、もしくは翌日への振り替えが可能になります。

さっそくJGCプレミア会員デスクに電話してみたのですが、10日の成田行きの早い便への振り替えは可能だが、今日の振り替えは直接空港でお願いしたいとのこと。

そこで急遽荷物をまとめて新千歳空港に向かいました。

なんとかチケット確保

新千歳空港で、フライト状況を確認。この日すでに雪の影響で遅れが出ているも、欠航はない様子。

10日のシドニー行きの成田出発は19:30と余裕があるので、とにかく9日中に東京もしくは仙台、名古屋などにたどり着いていれば何とかなると思い、とりあえず羽田行きの便への振り替えをお願いすべく、ファーストクラスカウンターへ。大幅遅延便があるにも関わらず、欠航便がないせいか、カウンターは比較的平穏ですぐの対応でした。

私：「明日の新千歳→成田のコードシェアによるジェットスター便を予約しているのですが、雪による遅延の可能性があるとの予報が出ているので、今日の便なら何時でもいいので羽田行きに振り替えてほしいのですが…」

係：「今日、羽田に行って一泊されて、翌日成田にご自分で移動していただいてシドニー行きに搭乗するということでよろしいですか？」

私：「はい、結構です」

係：「少々お待ちください」

係の方、最初は手元のモニターで空席を探していたようなのですが、そのまま奥に下がり待つこと5分。

係：「〇〇様、お待たせしました。それでは、18:00出発予定の522便が遅延で19:20出発予定となっており、その便であれば、ご用意できます。なお、すでに満席便ですのでお席の指定はできませんがよろしいですか？」

私：「ありがとうございます。それで変更をお願いします」

ということで、なんとか変更してもらえました。しかも遅延便で発生した空席便に、（おそらくJGCプレミア会員なので優先的に）押し込んでもらうという、感謝感謝です。

ちなみに、このような悪天候の場合は、コードシェアによるジェットスター便でも、変更は可能、さらに成田から羽田への変更も可能とのことです。

変更前の予定便はどうなったか？

さて、翌日、元々予定していた便（JL6114便＝GK106便）はどうなったかというと、やはり欠航でした。10日は朝早い便だけが飛んで、そのあとは除雪で滑走路が閉鎖、影響でかなりの便が欠航になったとのこと、前日に羽田に向かって正解でした。

冬の北海道、新千歳便を使うときは、前日からHPをこまめにチェックし、予定便に欠航・遅延等の可能性がある場合は、前日便に変更することをお勧めします。

特に国際線乗り継ぎの場合は国際線に搭乗できなくなる可能性もあるため、早めの行動が重要かと。さらに、今回の私のようにコードシェアによるジェットスター便の場合は、遅延も多く、かつJAL便よりも当日の振り替えが難しくなるので、要注意

急な予定変更ができるように、冬の北海道は、できるだけ余裕を持ったスケジュールを立てることが大事だと思います。