2018年4月4日 アイスランド・ゴールデンサークルを巡る旅の最後に、世界遺産でもある「シンクヴェトリル国立公園」を訪れました。
この付近は、普通は海の中にある大西洋海嶺が地上に露出したとても珍しい場所。両側に岩がそびえる谷のような場所は「ギャオ」と言われる地球の割れ目で、東にユーラシアプレート、西に北米プレートが広がっており、現在でも年に数センチほど広がっています。
ゲイシールから60km、車で約1時間で到着。
駐車場は2つに分かれています。まずはゲイシールから来て近い方の駐車場に車を停めます。駐車料金終日利用で500ISK(約600円)。
クレジットカード使用可。なお、ここで買った駐車券は、このシンクヴェトリル国立公園内の他の駐車場でも有効です。
それぞれの行先表示板。まずはオクスアルアゥルフォス(Öxarárfoss)の方へ行ってみます。
冬はトレイルが閉鎖されているようです。雪はまだありますが、アクセスはOK。ただ滑りやすかったので注意しながら進みます。
途中のT字路で、まずは滝とは反対の方向へ。大地の割れ目=ギャオを歩きますが、両側の岩の高さがそれほどでもなく、雰囲気はいまひとつ。ただ、木道になっているので歩きやすいです。
行き止まりから引き返し、今度は滝の方へ。やがて水しぶきが見えたと思ったら、大きな滝=オクスアルアゥルフォスが目の前に姿を現します。
縦に撮ると高さが伝わるでしょうか。ただこれまで非常に大きな滝を見てきているので、規模としては小さいのですが、ギャオに流れ落ちる滝、ということでは珍しいかと。
今度は高台にある駐車場1の方へ歩きます。こちらのほうが岩も高く、ギャオの雰囲気があります。
途中の端から、先ほど訪れたオクスアルアゥルフォスから流れ出た川=ギャオを流れる川を撮影。
高台には上がらず、いったん駐車場から車に乗り、高台の上にある駐車場1へ。ここはかなりきちんと整備されています。ちなみにトイレは200ISKで有料、クレジットカード利用可(トイレを使うのにクレジットカード使うのは初めて(笑))。
シンクヴェトリル国立公園を見渡す展望台からの絶景。遠くにラングヨークトル氷河も見えます。この土地は、930年、ノルウェーからの移住者によって開かれた近代議会が、この場所で開かれたことにより、世界最古の近代議会が開かれた場所とも言われています。
そして、脇にはギャオを降りていく歩道。これは雰囲気満点。右がユーラシア大陸、左が北米大陸…といわれてもちょっとよく分かりませんが。
ギャオは1つではなく、周囲にいくつも複雑に形成されています。展望台から見たこの写真でも、その雰囲気が分かります。
地球の割れ目…と言われてもピンとこないため、私にとっては、風景以外は若干のがっかりスポットだったのですが、後からこうしてブログを編集してみて、もう少し予習をしていけば、もっと見え方も違ったなぁと反省しています。
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