2024年も残り2日となった12月30日、札幌の実家への帰省でJL525便ファーストクラスに搭乗。久しぶりのファーストクラスでのフライトとなりましたが、他便機材変更の影響による大幅遅延が発生。遅延したこと自体は致し方ないのですが、JALのサービスに一抹の不安を覚えたフライトとなりました。
チェックイン~DPラウンジ
15:40 羽田空港第1ターミナル北ウイングに到着。30日にもなると普段よりは人が多いかなという程度で、保安検査場入口に長蛇の列…ではありません。すでにお土産も購入済み、まっすぐにファーストクラスチェックインカウンターへ向かいます。
預け荷物もないのでカウンターはスルー。保安検査を受けてそのままラウンジ受付へ。本日はファーストクラスなので、ダイヤモンド・プレミア(DP)ラウンジへ進みます。カウンターにはすでに「謹賀新年」の4文字。毎年クリスマスが終わると掲示されるんだそうです。
2024年のステータスはJGC(OWサファイア)会員なので、羽田のDPラウンジはしばらくご縁がありませんでした。フライトまで少し時間があるので、軽くビールなんかをいただくことにしましょう。
サッポロエビスビールにJAL特製カレーパン、クロワッサンをチョイス。パンは他にシナモンアップルパン、スイートポテトパンがありました。種類増えましたね。定番のおにぎりは醤油ニンニクとツナの二択。醤油ニンニクに心が動きますが今回はパス。
それよりも飲兵衛さんの私には、おつまみの1つ「ペッパーベーコン」が気になりまして…以前はなかった一品、迷わずいただきます。
ペッパーベーコンは期待通り、飲兵衛さん向けのおつまみ。ウイスキーともよく合いそうです。
搭乗開始時刻が近づき、ラウンジで搭乗案内のモニターをチェックすると、前便の595便、523便の遅れと、搭乗予定の525便に「搭乗手続きを中断しております」の文字。ラウンジ内では基本的にアナウンスによる案内がないので、ラウンジのカウンターか搭乗口で確認するかないのですが、嫌な予感しかしません。果たしてどうなることやら…
遅延確定も詳細の案内がない…
優先搭乗を利用すべく、出発の20分前に搭乗口18に到着しますが…搭乗が始まる気配がありません。搭乗開始予定時刻の掲示板も「確認中」の3文字。アナウンスもアプリからも何の連絡もなし。
係員の方も、関係各所と連絡を取り合っていて、忙しそう。待つしかないですね。
やがて出発時刻を過ぎますが、何の音沙汰もなし。搭乗口付近のお客さん、顔色が少しずつ険しくなります。JALアプリやFlightradarで確認すると、前便2便も出発の気配なし。タダ事ではないようです。
17:55 ようやく「機材繰りの関係で、出発時刻は18:15に変更、お客様の機内へのご案内は18:10になります」とのアナウンス。搭乗口に集まっていた人も「えー」の声とともに再び待合椅子に散らばります。でも、搭乗開始して5分じゃ出発できないからおそらく18:30頃の出発でしょう。同時にJALアプリからようやく出発遅延の案内。理由は機材繰りとのことですが、使用機材は18番ゲートにさっきから駐機しているんですけどね…
ラウンジのモニターに表示されていた「搭乗手続き中断中」の表示は謎のまま。もっと遅れそうな気がしますが、18:05になって急遽搭乗開始のアナウンス。ようやく優先搭乗で搭乗します。
座席は2D。コートを預かっていただき、さらにCAさんの自己紹介、食事の時の飲み物伺い、出発前のおしぼりをいただいて出発を待ちますが…出発の気配はありません。
18:50機長よりアナウンス。前の便で機材変更により遅延が発生、非常に多くの方が予定を急遽変更したため、預けてあった荷物を一旦引っ張り出して1つ1つ確認して積み直しているとのこと。搭乗手続きを一時中断したのは、変更に対してさばき切れないと判断したためで、手続きを再開後も、乗り継ぎ客を含めたお客様の案内に時間を要しているため、出発が19:20になるとのこと。丁寧なお詫びの言葉がありました。
なるほど、搭乗手続き中断の謎も含め、この案内ですべてがわかりました。でも、搭乗口でこのくらいの案内があっても良かったとは思うのですが、、、どうなんでしょう?
今回はファーストクラスなので、座席をリクライニングしてゆったりと待つことができましたが、普通席だとかなり窮屈だったのではないでしょうか。また、ファーストクラスでは、ミネラルウォーターorスパークリングウォーターのサービスがありました。
落ち着かないフライト
19:05にドアクローズとなるも、19:20の出発まで座席をリクライニングしてプッシュバックを待ちます。
機長のアナウンス通り、19:20ようやくプッシュバック。離陸のために機内がいきなり消灯。19:39、C滑走路34Rより離陸。消灯前に一言あっても良いかと。
19:45シートベルト着用サインが消えてサービス開始。飛行時間が1時間ちょっとのことで、CAさんもだいぶ慌てていたようですが、その雰囲気がそのままCAさんの振る舞いに伝わっていてとても残念。
◇アペタイザー
・ラタトゥイユとハモンセラーノ
・鶏のサラダ
◇メイン
・パプリカとオレンジ香る真鯛のハンガリー風
・プチパン、バター
◇デザート
・グレープフルーツのプリン
◇ドリンク
・カーサ ソーヴィニヨンブラン
魚料理がメイン+サラダと言うことで、白ワインをチョイス。ソーヴィニヨンブランはあまり飲まないのですが、さっぱりとした飲み口で料理によく合います。真鯛のハンガリー風は、横に添えてあるオレンジソースをかけていただきます。ソースが濃いめも味は申し分なし。鯛の大きさに比べソースが多かったかな。
座席は2Dで食事のサーブは一番最後。なので、どうしても周りの人より遅くなってしまうのですが、ゆっくり食べていたら、CAさんから「早く終わらないかなオーラ」が伝わってくる感じがして…
デザートを残して概ね食べ終わったところでCAさんが食器を下げにきます。まだ時間あるし、デザートが…
仕方ないので、デザートだけ別にしてコーヒーと一緒にいただきます。このグレープフルーツのプリンは、グレープフルーツ好きにとっては◎の一品でした。
デザートを食べ終わってから、音楽を聴きながら15分ほどくつろいでいると、CAさんからコートの返却…いやいや、そのコート、私のじゃないですよ。大丈夫ですか?
最後の最後にコートをいただいたところで、着陸態勢に。20:54、1時間半以上遅れて無事着陸。
遅延は致し方ないのですが、イレギュラーな時が起きた時のせわしなさを感じてしまう接客に残念な思いがした2024年最後のフライトでした。
来年はどんなフライトが待っているでしょうか。
■Flight Data
・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL525
・Aircraft: A350-900 (JA15XJ), Age/ 2 years
・Departure: Haneda (HND)
・Destination: New Chitose (CTS)
・Cabin: First Class
・Mileage: 510TPM mile (989mile accumulated)
・FOP: 1,476FOP
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