■搭乗
ANAラウンジを後にして、羽田空港第2ターミナル搭乗口55にやってきました。搭乗口55はラウンジから一番遠く、ゆっくり歩いて10分弱かかります。
今回はANAのマイルを利用しての搭乗なので、本来であればNH4771便搭乗記~となるところ、コードシェア便の便名を書いてもよくわからないので、HD071便搭乗記と書かせてもらいます。
機材はB737-700、機体レジ番号JA12AN。搭乗前に搭乗機を撮影したかったのですが、第2ターミナルは建物の構造上撮影しにくい構造となっていて、写真は撮れず。
定刻の15分前から搭乗開始。コロナ禍、密を避けるために、AIR DOではANA同様ステータス等に関係なく後方席窓側から順に搭乗します。座席は機体後方20A窓側なので、Group 1で搭乗。
ウイングレットにはAIR DOのマスコットキャラクターであるベア・ドゥが機材ごとに異なる姿で描かれています。この機材の場合はチョコレート食べてます。
定刻でドアクローズ、離陸に向けてタキシング開始。それと同時に前席のおっちゃんがビデオカメラ片手にブツブツ言っています。ひょっとしてYouTuber?
このおっちゃん、搭乗と同時に缶ビールを開封、さらにCAさんにビールはないかとリクエストする始末。コロナ禍、アルコール置いてないことぐらいは事前に理解していてほしいところ。
空港売店ではアルコールを販売しているので、持ち込んで飲んでしまえば、感染予防のためいくら機内でアルコールを販売しなくてもあまり意味がありません。売店にも置かないくらいの徹底ぶりは必要ではないでしょうか。
離陸はRWY34Rからのようです。機窓にJALのA350。もうすっかり国内線主力機です。
■離陸
7:50離陸。搭乗した55番スポットが見えます(ソラシドエアの手前の搭乗橋です)。
レインボーブリッジを眼下にみながら、機体はぐんぐん上昇。雨上がりで空気が澄んでいるせいか、都内の景色も遠くまでよく見えます。
雨を降らせた上空の雲を突き抜けたところで、遠くに富士山が見えました。
関東平野北部のほうは、雲も途切れ途切れで東京よりも天気がよさそう。
■親しみが持てる機内誌
シートベルト着用サインも消灯したので、AIR DOの機内誌を見てみます。機内誌は背面ポケットには入っておらず、CAさんが機内誌持って歩いた際にお願いするといただけます。
8-9月号は北海道にたくさんある庭園(ガーデン)の特集。
六花の森、十勝千年の森は有名どころで、このブログでも紹介しました。
機内誌では北海道に数あるガーデンが紹介されていて、改めてたくさんあることを知らされます。数々の花や草木に囲まれて過ごすひと時は、本州では味わえないゆったりとした時間を過ごすことができるのが特徴でしょうか。
■ドリンクサービス&機内販売
そうこうしているうちに無料のドリンクサービスとなります。メニューはコーヒー、オニオンスープ、冷たいお茶、水など各種ソフトドリンク。
コーヒーは札幌珈琲館のオリジナルブレンドコーヒー。迷わずこれを選びます。
酸味がほとんどない、ほろ苦い味のコーヒーをブラックいただくと、おおーっ、札幌の味!と感動してしまいます。
札幌珈琲館、宮越屋珈琲はいずれも札幌発祥のコーヒー店で、スタバとは異なる独特の味と店の雰囲気があるな、と思います。宮越屋珈琲は東京にも銀座、新橋、霞が関など数店舗あるのですが、行ったことはなく…(汗)
機内販売品も機内誌に紹介されています。オリジナルブランケット、オニオンスープのセット、マスク入れなど。値段は高くても2,000円と比較的手を出しやすい値段設定になっているのは好感が持てます。
せっかくなので、オリジナルブランケットを購入することに。お値段税込2,000円。購入した人にはAIR DOオリジナルシールをプレゼントということで、写真のデザインのものをいただきました。
ベア・ドゥが描かれたブランケットは男性が使うにはちょっと可愛すぎるかもしれませんが、コロナ禍どの航空会社もブランケットサービスを停止しているので、膝を冷やさないようにしている私にとっては、これからの寒い季節には重宝します。JALの機内で広げていいものかどうか…ちょっと気になりますが。
■着陸
搭乗率は40%行くか行かないかくらい。なので、私の隣もお客さんはおらず、比較的リラックスしてまったりとした時間を過ごすことができました。
やがて飛行機はたんちょう釧路空港に向けて降下。やがて太平洋の海岸線が見えてきます。
20Aという、進行方向左側の席を事前予約したのには訳があります。
- 朝早いフライトのため、太陽の光が入る反対側で順光となるため、写真が撮りやすい。
- 釧路空港着陸時、夏は南風が多いため、RWY17に向かって旋回するときに雌阿寒岳を見ることができる。
雌阿寒岳の景色を期待したのですが、釧路の夏の名物「霧」による雲が多く出ていて見ることができず…。
9:12、無事たんちょう釧路空港に着陸。釧路は都合8年住んだ街、懐かしいです。
降機は機内前方のお客さんから2つのグループに分けて順に降機。のんびり準備していたら、最後の降機になってしまいました。
そういえば、ブランケットを購入した際に対応してくれたCAさんと、今回も写真、カメラのことでプチ盛り上がり。その方は最近ミラーレスを購入されたとのことですが、CAさんでカメラやる方、結構多いのかもしれません。
降機後、せめてこのくらいはと、搭乗機の尾翼を撮影。B737-800よりも短胴の-700には初搭乗でした。
1階にバゲッジクレームに通じる階段にあるこの広告を見ると、釧路に来たなー(帰ってきたなー)って思います。
荷物はないのでバゲッジクレームはスルー。到着口では丹頂鶴がお出迎え。
■親しみが持てるAIR DO
今回、久しぶりにAIR DOに搭乗。機内誌、ドリンク、機内販売などは、JAL、ANAのような高級感はないものの、どれも庶民受けする親しみが持てるものでした。それだけ北海道に根差した航空会社となのでしょう。
以前(といっても20年も前ですが)、AIR DOに搭乗した際、息子が機内キャンペーンに応募したらお米が当たったという経験があります。
こうしたこともあって、私の中では、AIR DOは以前からいい印象があるのですが、今回久しぶりに搭乗して感じたのは、JAL、ANAの大手にはない別の親しみやすさ=20年以上も前からあるのと同じ親しみやすさでした。
AIR DOはサービスの内容からしてもLCCではありません。FSC(Full Service Carrier)とLCCの中間よりもFSCに寄った感じの航空会社といったところでしょうか。いつものJALで経験する落ち着きとはまた別の落ち着きと親しみやすさを感じたフライトでした。
■Flight Data
・Airline: AIR DO
・Flight: HD071(NH4771)
・Aircraft: B737-700 (JA12AN), Age/ 14years
・Depature: Haneda (HND)
・Destination: Kushiro (KUH)
・Cabin: Economy Class
・Mileage: 555TPM mile
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