ケアンズ旅行記・12 モスマン渓谷

旅も残すところあと2日。最終日は移動日なので、ケアンズで過ごすのも残すところあと1日となってしまいました。

パームコーブを拠点とした旅、最後に選んだのは「モスマン渓谷(Mossman Gorge)」。こちらは世界遺産にも登録されている、世界最古の熱帯雨林と言われています。

最終日はこのモスマン渓谷をのんびりとウォーキングして自然を満喫してきました。


パームコーブ~ポートダグラス

モスマン渓谷へは、パームコーブからケアンズとは反対の北へ車を走らせます。

途中の高台から写した写真。晴れていればもっときれいだったかと…

とよく見ると、タンデムのハンググライダーの出発地でした。この風景を見ながらタンデムでハンググライダーに乗ることができるそうです。案内板だけで値段は?

ちょうど引き潮時で、マングローブ?の根っこがみえる面白い光景を目にしました。熱帯ならではの景色です。

モスマン渓谷ビジターセンター

ポートダグラスからさらに北に進むとモスマン渓谷の入口に到着します。ビジターセンターがあり、渓谷に行く人は全員ここに車を止めなければなりません。

渓谷の案内。ビジターセンターの壁にありました。

ビジターセンターからは専用バスか徒歩でのみしか渓谷へアクセスできません。距離で5kmいじょうあるでしょうか。歩いていく強者もチラホラ。もちろんお金を払ってバスに乗ります。運賃は往復で大人9.10ドル、家族4人のファミリーで22.80ドル。ビジターセンターのカウンターでチケットを買います。

バス停はビジターセンターのそばにあります。バスがやってきました。

バスの車内でいただいたパンフに目を通します。

モスマン渓谷で熱帯雨林を満喫

わずか数分の乗車で渓谷入口に到着。ここから徒歩でトレッキング開始です。

コースは時間のない人のために途中で引き返してくるコースや、のんびりと1時間~1時間半かけて歩くコースまで様々です。詳細はパンフの地図に載っています。

最初の登りに入る前の渓谷。実は遊泳も可能で、この日も結構な人が水に入って遊んでいました。ビジターセンターでは遊泳はお勧めしないとのメッセージが出ていましたが、あくまでも自己責任です。

ここから山に入ってきます。

私は恥ずかしながら大学で樹木の関係の勉強を少ししたのですが、熱帯雨林を見るのは初めて。とにかく大きな木の周りに、寄生虫のように小さい植物が絡み合い、また地面には無数の木の芽が出ていて、温帯にはない「ワイルドさ」と「勢い」を感じ取ることができました。

ここからは少々コメントを入れながら、写真メインでご紹介します。

ムカデのように張り付く草。こういう風景をたくさん見かけます。

こんな感じの遊歩道を進んでいきます。

なぜこうなるかは全く不明。

特徴的な木の根。広角レンズで撮ってみました。

フィグツリーもいくつか見かけました。ここでは中に入ることもできます。

イチジクの根が何本か垂れ下がっています。あと何百年かしたら、立派なフィグツリーになるのでしょうか。

生命力を感じます。こんな木の芽が地面には本当にたくさんあるのです。

なぜこうなったかは全く不明。自然の柵。

フィグツリーです。

規則性があるかのごとくきれいに並んでいます。

見たこともない木の根。どうしてこうなるのか?

ちょっと笑えました。

あまりの迫力と、物珍しさも手伝い、夢中にカメラのシャッターを切っていたら、遊歩道を1周するのに2時間近くもかかってしまいました。

私自身、世界遺産に登録されている景勝地に行くのは初めてです。世界最古の熱帯の森は、いろいろな表情を見せてくれました。この自然を、未来永劫守っていきたいものです。

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